えんぱいな日々(本編) 第五百六十六話 Lion 前半 その10
千穂:
本当にいいんですか?すみれ泣いてましたよ?
穏海:
お兄様の言う通りです!あれで良いんです!
凛空:
でも捨てらた仔猫みたいに泣いてたよ…?
絵里奈:
正直クラブへ戻って来るなくらいじゃアタシは甘いと思うわ。すみれは詩織とか瑠莉さんと同じで仕事してないと死じゃうようなまぐろと一緒だからね。
雪音:
まぐろ…あってるかも…
愛理:
命令で休めでも、まったく効きませんものね。
澄:
こないだの休みは秘書課とかで仕事すると怒られるの解ってるからホテル部のシーツを業者にまぎれて運んでましたからね、摘み出しましたけど
希美:
すみれと真理愛が休みの日は秘書課のドアは鍵かけてますから電子だど開けられるので物理鍵を10個ですから!
鈴佳:
エスコート部もすみれと真理愛の休日の日は厳戒態勢を引いてる! プレイルームの掃除とか備品のチェックとか、もうみんなピリピリしすぎて効率が悪い
千穂:
まさに里緒菜が来る前の詩織ね…
鈴佳:
そう! よってここでどうにかしないと、第二の詩織さんみたいになる。まあオーナーでも良くない。フランソアみたい、ごほん! うちのご主人様みたいにテキトーに抜けるタイプの方がオーナーには適性がある!
穏海:
だいたい千穂さんと凛空がすみれさんに甘すぎたから今うちのクラブがこの状態なんですから反省してください。
絵里奈:
詩織の時だって千穂が「詩織がそう言うんだから」って全部許して最終的には詩織はメイド長執務室のソファーで寝るまでになっただからね!
千穂:
わたしのせい? …でも否定できない。
凛空:
たしかに…すみれがそうなったら困る…凛空、今、凛空の執務室のソファーで寝るすみれの姿、想像できちゃった。 絶対ダメそんなの…。
絵里奈:
お兄ちゃん! 絵里奈のご主人様が海外へ高飛びしちゃって絵里奈行くところがないの!
千穂:
追っかけなさいよ、アナタのF15Xならケープタウンまで6時間でつくわよ。
凛空:
絵里奈さん、まさかそれ凛空の真似?
絵里奈:
基本的なメイドのお仕事なら何でもできます! 夜伽はちょっと出来ないけど、その分サロンでの接客やダンスや歌や楽器演奏とか一通り経験づみです!
千穂:
そういうのうち、足りてるから。
穏海・凛空:
くすすぅ♪
絵里奈:
資格は、車は地上走る全ての車両は戦車まで、お船は空母から戦略原子力潜水艦まで、飛行機は戦闘機から戦略爆撃機、超音速高高度偵察機まで免許もってます! なので…運転手もできます! お兄ちゃん雇ってぇ♪
凛空:
くすすっ! 採用だって絵里奈さん♪ お仕事がんばってね♪
穏海:
今日からグリーンウッドの仲間ですわね、よろしくお願いいたします。
絵里奈:
わ~い、お兄ちゃん、凛空メイド長、穏海副メイド長、絵里奈お仕事頑張ります♪
千穂:
ご主人様! 何勝手に採用してるんですか! 最近真面目に仕事してるわ、Forestとの間の近道は完全舗装路になってるわ、ヘリの駐機場はクラブの後ろに作られてるわ、いつのまにかミリタリアの分隊駐屯地の指定にうちがなってるわ、オカシイと思ってたんですよ!
絵里奈:
みんながんばろ~…
雪音:
絵里奈保安本部長さすがにそろそろ御遠慮を…エンパイアクラブミリタリアの無双の撃墜王がそれはちょっと…
絵里奈:
えっせっかく凛空のクラブに来たからキャラをそれに合わせて変えようかと…ダメ?
愛理:
警備隊員の士気にも影響するかと…
絵里奈:
やっぱりダメか…
千穂:
ちょっと絵里奈がコッチに来たら希美にGreenWood'sのメイド秘書押し付けてForestへ戻って隠居するっていうワタシの計画はどうなるのよ!
希美:
そんなの許しませんよ千穂さん。 うけけけっ♪
鈴佳:
今回は希美の戦略勝ち!
澄:
あははっ! 滅茶苦茶楽しい! 笑える!
その11へつづく