えんぱいな日々(本編) 第五百六十六話 Lion 前半 その18
美見:
御社を希望したのは美見のお姉ちゃんが務めている会社だからです!
みるく:
みるくのお姉さまが御社のメイド長になったのでこちらを希望しました。
にゃん太:
にゃん!
ドロシー:
社長、にゃん太はインターンですでに弊社の方でかなりの実績をつんでおりまして副リーダーにまでなっております。
くま太:
ピガー。
美里:
たしかにあってるけど…えぇ‥
うさ子:
ぴょん!
小梅:
人事担当のうさ子曰く、「志望理由としては「コネ」ですね」。 社長質問は?
くま太:
ピガー!
ドロシー:
社長曰く「二人とも胸は控えめだね」と
美見:
これくらいが好きというお客様も多くて、それなりの需要というのでしょうがありますので。
みるく:
カフェやレストランでトレイを運ぶときに邪魔にならないし、みるく目的で来て下さるお客様もForestでは多かったので、それなりに需要があります。
くま太:
ピガー!
ドロシー:
社長曰く、美見、みるく、にゃん太は採用だそうです
うさ子:
ぴょん!
小梅:
人事担当のうさ子曰く、「にゃん太は現在の部署へ残り二人は追って配属を連絡する」だそうです
美里:
美見、みるく、そしてにゃん太、良かったね…あはは…
ドロシー:
社長次で本日は最後になります。
くま太:
ピガー
ドロシー:
次の方どうぞ。
みるく:
いえーい!
SE:
パシン!手を合わせる
美見:
これで今夜からの住む所と食事は確保できたよかった、やっぱりコネとインターンは強いね!
みるく:
お姉さまがメイド長、美見もお姉ちゃんが部隊にいるし、にゃん太はドローン小隊の副隊長だしね! デルポール家としてもロンゴミリアドとしてもね~!
にゃん太:
にゃん!
さくら:
ちょっと待ってよ! これさくら絶対に不利だよね! というよりなんで、くま太とうさ子が面接官なの!
すみれ:
別に受けなくてもいいんだよ? さくら君。
さくら:
受けますけど…なんていうか平等じゃないというか!
すみれ:
平等…さくら君はコード・ギ〇スという作品を知っているかね?
さくら:
何それ? 知らないけど!
SE:
バンっ! パーテーションに壁ドン?するすみれ
さくら:
ひぃっ!
すみれ:
キミには…教育が必要なようだね…ドロシー!
ドロシー:
はっ! 特別機動部隊ロンゴミニアドすみれ隊長よりお言葉!
美里・小梅:
なに?
真理愛:
ドロシーまで汚染されたか‥美形好きそうだよね…ドロシーも。 まあすみれみたいに若本様が好きってわけじゃないだろうけど…
すみれ:
人は平等ではない。
生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な身体を持つ者、生まれも育ちも才能も、人間は皆違っておるのだ。
そう、人は差別されるためにある。だからこそ人は争い、
競い合い、そこに進化が生まれる。
不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ!!
権力を平等にした欧州合衆国と米国はどうだ?
人気取りの衆愚政治と坐しておる
富を平等にした中華連邦は怠け者ばかりだ!
だが我がエンパイアクラブはそうではない。
争い、競い、常に進化を続けておる。エンパイアクラブだけが前へ、未来へと進んでおるのだ!
我がクマ、くま太の死もエンパイアクラブが進化を続けているという証!
戦うのだ!!
競い、奪い、獲得し、支配しろ、その果てに未来がある!!
オール・ハイル・エンパイア!
さあ!
さくら:
オール・ハイル・エンパイア…
すみれ:
声が小さい!
さくら:
オール・ハイル・エンパイア!
くま太:
ぴがぁああああああああああああああ!
すみれ:
ふげらっ!
さくら:
ひぃぃいぃ! でた! くま太キックっ! 勝手にコロスナと…これぞ闘争!
マスターだろうが力でねじ伏せるのがエンパイアクラブの姿!
美見:
ねえお姉ちゃん、さくら先輩とすみれ先輩って仲いいよね。…パートナーの真理愛先輩を除くと他の先輩へは遠慮というか大人の対応が多いのに、さくら先輩には遠慮がないどころか、すごく子供ぽい…
みるく:
そうだよね、でもアリエルお姉さまへもすみれ先輩とっても子供ぽいよ。まあすみれ先輩にとってはお姉ちゃんと同じだしね。
美里:
気が合うじゃないかな? さくら先輩が来てまた騒がしくなるね…これ以上騒がしくなるのか…はぁ~…。
元ネタ
ブリタニア皇帝のお言葉 車輪の国VERで!
その18へつづく