えんぱいな日々(本編) 第五百六十七話 Lion 後半 その4
梨音:
お兄ちゃん ご注文のコーヒーです♪
まろん:
お姉ちゃん…ご注文のカフェラテです…
エミリー:
はぁはぁ♪鼻血が…
美紗季:
気持ちは解るけど、エミリーメイド服白いから、鼻血は気を付けてね、
エミリー:
今、自分のチップに命令を…興奮を抑えなくちゃ…だめだ集中できない、とりあえず、まろんにボトル入れますのでシーバスリーガル25年ものを…(スコッチ・大体4万円くらい)
まろん:
ぼとる? ぼとるってなに? エミリーどうしたの? なんでまろんの事、見てくれないの?
エミリー:
うっ!
美紗季:
エミリーはまろんが好き好きぃすぎで~顔見れないんだって♪
向日葵:
私は貯金叩くのでロマネコンティー(値段180万円くらい)をお嬢様にボトルで‥
美紗季:
ほうほう、店長とまろんは「お兄ちゃん、お姉ちゃん」呼びで決定だね!
テレーサ:
腰でバランスを取る! 貴女それでもメイドなの?!
夢結:
はい!スイマセン教官!
小梅:
まだ傾けても大丈夫です! スゴイですうさ子!
うさ子:
ぴょん!
みるく:
この子達はオートジャイロでバランスとってるだから出来て当然でしょ、何遊んでるのよ?
にゃん太:
にゃん!
クリス:
まろんさんが、あんなに自然に笑って…こんな数日で…
マリエット:
どう安心しました?クリス先輩
クリス:
はい、やはり同じ歳のトモダチが一番よね…安心しました。 マリエットにというより皆さんにまろんさんの事はお任せします。
マリエット:
わかりました。
水菜:
うさ子はそのアーマーメイド「メリノエ Melinoë/Μηλινόη(注)」の学習型制御人工知能で、水菜は生体制御ユニットとしてのアドバンスド・ハイパーメイド。 そして生体ナビゲーションハイパーメイドがスリエルと。
水菜とスリエルを合わせた能力をもつアルティメイドがウリエルというメイド…でこれがアヴァロンの総メイド長…。 そして三人とも作られた人工生命体、バイオメイドの親戚みたいなもの。
スリエル:
そうだ。
注:メリノエ
Melinoë(古代ギリシャ語:Μηλινόη)は、 Orphic Hymns(オルペウス讃歌)の1つで書かれている、悪夢と狂気の運び手として表される、冥界の女神です。
賛美歌の日付は不明ですが、おそらく西暦2世紀または3世紀に作曲されました。賛美歌の中で、メリノエはヘカテーやエリーニュスに似た特徴を持っています。
メリノエへの賛美歌
「ペルセポネ(プロセルピナ)の怒りから二体の幽霊が飛び出した。この幽霊は、彼女が奇妙な形と奇妙な形で現れ、今は目に見え、今は影になり、今は暗闇の中で輝いているので、死すべき者を狂気に駆り立てます。これはすべて、夜の暗闇の中での神経質な攻撃です。女神よ、下にいる者たちの女王よ、私はあなたに、魂の狂乱を地球の果てまで追放し、開始者に親切で聖なる顔を見せるようにお願いします。」
スリエル:
先生と詩織さんから私から伝えるように言われてたから、話したけど余り驚かないんだね。
水菜:
驚かないというか、水菜の生まれや、超兵器? そういうのって…今の水菜にとってどうでも良いというか。もちろん、その超兵器が里緒菜お姉さまをお守りするのに使う必要があるなら関係しますけど。水菜は里緒菜お姉さまのお傍にいられて少しでも役に立てれば他はどうでもいいんです。
スリエル:
どうでもいいって…
水菜:
本当にどうでもいいんです。 あとうさ子はそのユニット?で自分の意思があるなら、あくまでうさ子が決めることで、あとスリエルもスリエルの意思で決めるのことなので、水菜のモノではありません。 それは理解したし、うさ子もうさ子の意思?で考えて生きてるといっていいので、訂正します。
スリエル:
それはいいんだけど、水菜の意思は?
水菜:
水菜は里緒菜お姉さまのお役にたつ為に生きています。 それ以外は何もありません! 水菜は里緒菜のお姉さまの為だけのメイドです。
スリエル:
うっ…解った。この話はまた今度にしよう。時間を取らせて悪かった、もう暗くなる
水菜:
そうですね行きましょう。
スリエル:
(これは強敵だぞ。 先生と詩織さんのたっての頼みだからやるけど…私一人じゃ無理だ‥単独突破は分が悪い。 悠里さんに相談して許可をもらって里緒菜メイド長など巻き込むしかないか…プランBだな)
その5へつづく