えんぱいな日々(本編) 第五百六十七話 Lion 後半 その5

 
凛空:
すみれゴメン(号泣)

すみれ:
苦しい…真理愛助けて

真理愛:
これが因果応報ってヤツだね。

凛空:
うわぁぁ~んん! すみれぇぇえ!

すみれ:
凛空様…みぞおちに入ってます! 苦しい! ちんじゃう…

穏海:
昼間、クラブへ帰ってくるなと言い渡したのですが…実は凛空の方も、すみれ不足がかなり極限状態だったみたいで…。その後、こちらの方で色々手な手はつくしたのですが…改善できませんでした。

千穂:
それで、この状態ですとメイド長の業務などをできる状態ではなく…このようなメイド長をクラブ内の他のメイドに見せるわけにもいかず…

真理愛:
デスヨネ…メイド長ですものね。

ルゥナ:
はぁ‥‥

アリエル:
詩織さんで見慣れておりましたので…今は詩織さんも血のにじむのような努力を重ねて里緒菜さん離れを一年間とはいえできるまでに成長されたので…。 繰り返せば凛空さんも好転する可能性はまだあるかと…まあクリスメイド秘書とかはもう手遅れなので無理ですが…

真理愛:
さらにいうと悠美さんも美亜さんにアレもかなり重症だよね…改善の見込み無しって感じだし。

ルゥナ:
うちの周りってそういうお姉さま多いよね…。

真理愛:
同性愛プラス母性愛だから、あるいみ最強だし? 暴走すると制御不能なるのは頭では理解できる。あるいみ女の業の結晶みたいなものが暴走するわけだし…。

穏海:
ルゥナオーナー、アリエルメイド長、拘束用と攻め用の道具は用意してまいりましたので。プレイルームをどこでも良いので用意していただけますか? 明日の朝、凛空の方は引き取り参りますので。

真理愛:
やっぱり…

すみれ:
穏海お姉さん! こんな状態の凛空様に道具揃えて差し出られたらすみれ死んじゃいますよ!

ルゥナ:
メイド長、使えるプレイルームはまだあります?

アリエル:
はい、ソープルームがもう使えるのでそこで。拘束用のフックも複数あるお部屋なので

千穂:
すいませんこのメイド長状態が続くと弊クラブとしても存立危機事態なので…

穏海:
ご厚意に感謝いたします。

すみれ:
真理愛…助けて…パートナーでしょ…?

真理愛:
ほらマリは穏海お姉さまのメイドでシスターだし。 優先順位間違えちゃいけないよね。
パートナーになる時にお互い確認したじゃない?(

すみれ:
!! それはそれ! これはこれでしょ!

凛空:
すみれぇええ!(号泣)

真理愛:
ドロシーも今夜は泊まるし、朝まですみれが生きていれば、治療してもらえば多分大丈夫。あとスリエルはマリが代理で挨拶受けて、IDカードと特殊免許渡しとくから心配しないで。

すみれ:
そういう問題じゃないから!

注:真理愛とすみれのパートナーとしての優先順位については以下を参照

真理愛:
でわ、ルゥナ、アリエルメイド長。

ルゥナ:
すみれ‥生きて…ルゥナ祈ってるから。 まあ祈るしかできないけど。
アリエルさん、凛空さんの案内お願いします。

アリエル:
わかりましたわ。 はい。でわ凛空さんすみれさんを「持って」ついてきてくださいませ。 案内いたしますわ。

凛空:
うん…。すみれ行こう…

すみれ:
真理愛、ルゥナ、アリエルお姉ちゃん! 覚えてなさいよ! 

SE:
ガチャン!(ドアがしまる音)

真理愛:
待たして悪かったわね。

穏海・千穂
割り込んで申し訳ありませんでした。

花恋:
フッ! まさに因果応報。

エリシア:
後はルゥナとアリエルお姉ちゃん。
仕込みはバッチリだよね?

くま太:
ピガ!

ぴよ吉:
ピヨ!

花恋:
さすが我が花恋小隊の諜報工作班だ。
復讐するは我にあり!

水菜:
さっき詩織さんもって…里緒菜お姉さまに対してそうだったんだ…

スリエル:
いや里緒菜メイド長の方も詩織さんには…それは帰りのクルマの中で話す…

(真理愛達へ)
あっいえいえ! 大丈夫です! お気になさらないで下さいませ。


その6へつづく