えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その10

 
小梅:
ドロシー姐、お兄ちゃんとすみれ様とニケをお願いします!

ドロシー:
任して!

ドロシー:
コユニが簡易スキャンしてくれたデータは貰って診断したけど
私が行けば、2時間くらいで完全回復するから。
悪いけど真理愛、冷蔵庫の食材なんでも使っていいからしずると小梅に
ご飯をお願い。 夜ご飯の買い物も穏海さんが付き合ってくれるから
冷蔵庫内はつかいきちゃってもいいから!

真理愛:
わかった! 本当にうちのお兄ちゃんとすみれとニケがゴメン! お願い!

穏海:
お兄様達が回復しましたら、うなぎ御前でもおごらせて食べてまいりますのでお昼すぎにはもどりますわ

小梅:
でわドアを閉めます! お気をつけていってらしゃいませ!

真理愛:
しずる…せっかくの休みの二人の時間を削ってゴメンね。

しずる:
いや…剛史オーナーには感謝いたします。 これで午前中だけでも休める‥

真理愛:
えっ? 休める? どういうこと?

しずる:
それはあとで話す。 まず、しずる超お腹すいてるから…ご飯お願いできる? 

真理愛:
それはもちろん! キッチンというかお部屋お借りします

小梅:
お姉様手伝います、まあ主に運ぶだけですが!

小梅:
おーこれがしずる姐が言ってた!

しずる:
絶対に触らないでよ! まだパーツ切り出し中だからね! 今さわったら解らなくなるから!

真理愛:
炬燵あるのはいいな…うちの部屋にも置けないかな・・・

真理愛:
ねえ花恋にも注意したけどベッドヘッドボードに無造作に銃とかナイフとか置いとかないように! 何の為にガンラックを各部屋にそなえつけてあるのよ…

しずる:
申し訳ございません副隊長殿!

真理愛:
キッチン借りるわよ。

しずる:
基本出来合い総菜買ってあるのでなんか適当に・・・お願いします。

小梅:
頂きます!

真理愛:
めしあがれ。

小梅:
このうどんをかつ丼に載せて食べるのが小梅大好きなんです! 

しずる:
あの真理愛さん、いいでしょうか?

真理愛:
なに? 煮込みうどんとかつ丼と嫌い? しずるは小梅と同じような好みじゃなかった?

しずる:
大好きですけど・・・そうじゃなくてなんで、 白森のスーパーのあの総菜がなぜこれに? 

真理愛:
冷蔵庫にあったうどんが賞味期限が切れそうだったから。 あと小梅がかつ丼と煮込みうどんが好きだから。 あと冬だし?

しずる:
えっ? 賞味期限?

真理愛:
だから、冷蔵庫の中見たらソフトうどんが残ってて賞味期限的に切れる寸前で、あとカツとテンプラは総菜。 あぶら揚げももう二日で賞味期限だったし。 あのご飯をレンジでちんするよりは、丼ものにしたほうが食べれるでしょ? 卵も旅行のあとまでは怖いし、めんつゆは市販のがあったし? 万能ねぎもあったし、玉ねぎの代わりなるし 超手抜き料理だけど。 味はそこそこだと思うよ?

小梅:
いえ! そこそこじゃなくてめっちゃ美味しいですよお姉さま! 

真理愛:
まあスーパーのてんぷらとカツから味は出るしね。意外と美味しいね。あとエビは白森の特産物だし味は保証されてるし。

しずる:
なにその超有能なメイドのような言葉…

真理愛:
マリもアンタもメイドだけど?

小梅:
しずる姐、真理愛お姉さまは昨年度の日本のメイド学校の首席ですよ、すみれ様が次席、あとうちのクラブGreenWood's では副メイド長補佐メイドです。しずる姐の言う通り超有能なメイドです!

しずる:
うそ…知らなかった…なぜ軍のメイドやってるの? そんなに有能なら普通のメイドやりなさいよ…。 しずるとか超おざなりの研修しかしてないから一般メイド技能はゼロだし、それとは違うんだしさ

真理愛:
それは色々理由があるのよ……すみれみたいな事聞かないでよ。

真理愛:
ドロシー? うん剛史お兄ちゃんも、すみれもニケも処置が終わって一時間もあれば目覚めるから、目覚めてから診断するけど、ほぼ大丈夫と。 剛史お兄ちゃんが倒れるってどんだけ? まあいいや。 うん終わったらご飯食べてもどるのね? それで冷蔵庫で使った食材はリスト送ったけど見た? うんそれで帰り補充がいる買い足して。 はい。 うんみんなで今食べてるよ!

小梅:
良かったです。

しずる:
とりあえず安心だね。


その11へつづく