えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その12
凛空:
西園寺家、今年最後の緊急家族会議を始める! 罪人よ面を上げ!
凛空:
お兄ちゃん、すみれ、ニケの三名は。凛空より「節度ある範囲内」で夜伽を行う事を許可しているが、昨晩その条件を逸脱した行為におよび肉体を著しく消耗、急患として本来はしずるちゃんと休日を楽しみたいドロシーちゃんを呼び出し救急処置でお世話になるという失態を犯した事、相違無いか?
すみれ:
はい。お兄ちゃんの言う通り相違ありません。
ニケ:
はいその通りでございます。
凛空:
穏海、以上の事態が判明をした当時、その状態を凛空並びに雪音姐、澄ちゃん、有虹子ちゃんが知らない事を利用し、ドロシーちゃんの処置により回復した三人をともない高級うなぎ店で三人とドロシーちゃんを買収。今回の失態の凛空達への隠ぺいを条件に、ご主人様のすみれに対し小梅との夜伽を要求したと。 すみれが認めれば真理愛は自分のメイド、最終的な拒否はできない。 行為に十分におよぶことが可能だ。 穏海、相違ないか?
穏海:
相違ございません。
小梅:
ひぃぐっ! 穏海お姉さん!
他のものこの件に対し意見を。
澄:
もう! こんな忙しい時になんて事してくれるんですか! お兄ちゃん、すみれ、ニケ! 反省してください! うちはドロシーにもう頭上がらないですからね! 穏海お姉ちゃんは澄的には極刑でオーケーだと思います!
有虹子:
まあ、お兄ちゃんとすみれとニケは仲良いのはいいだけど、やりすぎは迷惑になるから‥‥それで…穏海お姉ちゃん…サイテー。
雪音:
というか、お兄たままで倒れるってドンダケのことしたの。 それで穏海さんの件は…何で発覚したの?
真理愛:
マリがドロシーに「こんなこと言われてない?」って連絡いてれて証言得ました!
雪音:
うわー自分のシスターの為にお姉さまを売ったのか…
真理愛:
シスターは手段選ばず必ず守れと穏海お姉さまに教育されました!
澄:
自分の教育ならそれは仕方が無いね。うちってNTRは裏山? それとも太平洋の魚の餌? でもこれ未遂だけど。
凛空:
弁護は無いようだね。穏海、申し開きはあるか?
穏海:
ありませんわ。
凛空:
なら判決を…
小梅:
ちょっとまった!
凛空お姉さん合意があれば! NTRではないですよね?! 小梅! 穏海お姉さんのシスターになって! 穏海お姉さまと夜伽します! (以下は小梅が必死になっているので超早口)
穏海お姉さんの事好きだし、昨晩も隊舎に来てくれてとっても嬉しかったし、優しく胸に抱いて寝てくれて、朝起きたらとっても幸せで!
小梅の代わりに、そこのニケを凛空お姉ちゃんに差し上げます!
ニケはすみれ様と凛空お姉ちゃんと…できればお兄ちゃんと一緒に抱かれたいと言ってますし。 それぞれと 二人でもしたいっていってるし! そうだよね? ニケ! すみれ様をお姉さまにして、さらに凛空様もすみれ様と同じように呼んだりエッチしたいって言ったよね?
ニケ:
…はい。小梅の言うとおりです。
すみれ:
えっ?
すみれ:
ちょっと聞き捨てならないことが! 情報過多なので整理させて、ニケはすみれをお姉さまにしたい? その上で凛空様もほしい。 理由は、すみれ+凛空様で三人とか さらにお兄ちゃん入れてとか四人とか さらに各ペアにして1vs1、これが普通? でも同性同士はマイノリティー? まあいいや、エッチしたいと? そういうこと?
ニケ:
はいそうです。
すみれ:
アンタどんだけなの? えっニケは他は超マジメだが恋愛やエッチについてはすみれを超える猛者で淫乱のド変態だぞ? って???
ニケ:
はい、超淫乱ド変態の淫獣です。 すいません。
すみれ:
そんな二人を同時に抱いたからオレは倒れたって…ええ…すみれ達二人とするときは受けとして凛空でも入れることを要求する? でないとオレのカラダがモタナイ?‥‥
雪音:
…また超絶ヤバイのが入ってきたわね…お兄たまのアソコ壊死するんじゃない?
澄:
雪音姐さん、澄はお正月開けて神社の手伝い終わって穏海お姉ちゃんが旅行から戻ってきたらベッドで上で散々泣かして、それで全部許すことにします。 澄、準備が終わってないので…寸法直しが…人数が多いし、作業に戻っていいですか?
雪音:
みんなの巫女服の直しもしてるんだよね…はい了解しました。
有虹子:
お兄ちゃんと…凛空お姉ちゃんと…すみれと…ニケちゃん…の四人…で一緒に…どんな風にスルのかな…?
真理愛:
有虹子お姉ちゃん! 興味もったらダメです! あっちの世界に行ったらもう戻れなくなりますよ? お兄ちゃんと二人だけの優しいエッチのほうが幸せですよ~、アッチはまさにケダモノ、野獣、普通の人がやる行為ではない、変態の中でも超がつく変態の世界なので…
有虹子:
でも有虹子…興味あるな…
真理愛:
ダメです! 見てはダメです汚れますから!
すみれ:
あのね、今だって小梅と真理愛と三人なの、そこにニケがきたら4人でするわけ? それでニケはいいわけ?
ニケ:
できればそれがいいです。 小梅…可愛いし…
凛空:
こっちは後はまとめるから、お兄ちゃん厚木まで迎えに行ってあげて、小梅、うさ子を連れてお兄ちゃんについて行って、悪いけどクラブのお仕事なんだけどいいかな? 服はそのままでいいから。
小梅:
小侍従のお仕事っていうことでいいんでしょうか?
凛空:
そうお兄ちゃんの小侍従よろしく!
小梅:
はい! 凛空メイド長! 小梅了解‥‥かしこまりました!
はいお兄ちゃん行きましょう。
凛空:
クルマはちゃんとクラブのクルマつかってね。 解ってるってわかってない時があるから凛空は言うの!
その13へつづく