えんぱいな日々(本編) 第五百六十九話 BLAZE UP 中編 その12

 
VIORET:
Divine Bastard

千穂:
絵里奈パラライザー!

絵里奈:
トリガーがロックされてる!

ヴェル:
師匠避けて!

梨音:
優樹子ママは梨音の使い方荒すぎ! SQUID&ブラスターツードライブ!

優樹子:
梨音ちゃん頼むわ!

SE:
ドンっ!(衝撃波) 

梨音:
SQUIDブレイク!

SE:
バンっ!(すみれが放ったエネルギー弾を梨音の小刀が叩きる!)

梨音:
ホイワイトノイズ改め、白き短刀「カルンウェナン」
義によって助太刀致す!

Dr:
篠山梨音様、このフランソア・フィッツジェラルド一世、この御恩、一生忘れませんわ。

フランソア:
梨音?

凛空:
梨音ちゃん?なの?

梨音:
すみれ先輩! たしかに、コレは諸悪の根源の一つかもしれませんが今はそんな事やってる場合ですか? 剛史先生もそうだけどものすごく大変な事態になってませんか? 剛史先生と小梅がこうなって混乱してるのは解りますが落ち着て下さい。

すみれ:
うっ…うっ…(嗚咽)

すみれ:
うわぁ~~~ん!(超号泣)

Dr:
ヴェルどうですか?

ヴェル:
剛史お兄ちゃんのバイタルはどうにか安定させた、ただ脳内までは‥ここじゃ…わからないし

千穂:
フランソアオーナー! ご主人様でしょ? 指示を

フランソア:
はっ…はい! あの…とりあえず…

絵里奈:
フランソア、落ち着いて…混乱してるのわかるけど。 冷静に指示を頂戴。

里緒菜:
このドローン触ったらダメですよね? 可哀そうなんで…

瑠莉:
あの、フランソアオーナー様、もしよろしかったらご意見を…

優樹子:
あら五体そろってるのね、腕の一本と足くらいは欠損して届くと思ったんだけど。逮捕のみで執行は別と。悠里ちゃん本当に仕事に勤勉なのね。

鈴佳:
それが良いかどうか別としてね。

Mブラスター:(ガチャガチャ変形する)
任意執行対象です。セーフティを解除します。執行モード、デストロイ・デコンポーザー。対象を完全排除します。ご注意下さい。

絵里奈:
プロセルピナは意見など聞かず原子分解して良いって言ってるわよ。

千穂:
絵里奈待ちなさい。死刑囚に強制労役義務を課し苦しみ抜いたところを処刑しても遅くはないわ。

フランソア:
ご主人さま! あの…代わりに指示を出して…フランソア達はどうしたらいい?

絵里奈:
フランソアは、コレをまだ「ご主人様」と呼ぶのか…

Mブラスター:
トリガーをロックします。

梨音:
瑠莉先生可哀そう。実の親に売られるとか…

瑠莉:
まず、剛史くんと小梅、念の為にすみれも検査と処置を。 三人をメディカルセンターへ。絵里奈と千穂、穏海、真理愛とヴェルが付き添って、母さんとDrフィッツジェラルドでお願します。

千穂・絵里奈・真理愛・穏海
わかりました(わ)。

ドローンは今、悠里と英奈がくるから回収ポットへ研究開発部でチェックをしてネットに接続させる。

ヴェル:
わかった。

他のメンバーはフランソアオーナー、里緒菜、鈴佳が誘導し紅森庵へ移動してもらって待機を。

鈴佳・里緒菜
わかりました。

優樹子:
それでアナタは? 私達の助手くらいはできるわよね?

瑠莉:
私は囚人だし? 手錠二つもついてるし。

千穂:
働きなさいよ。

絵里奈:
働け

里緒菜:
じゃあ手錠の代わりに足枷で鉄球が着いてるに交換するとか?

瑠莉:
里緒菜さんまで…私に厳しくなってない?

鈴佳:
だったら元ご主人様用の折檻部屋にあるからもってくる

優樹子:
鈴佳それでお願いね。

瑠莉:
ちょっとキミ達! 母さんも!  足枷に鉄球とか処置室内で歩けないでしょ!

フランソア:
まだ何にも解決してないけど、もう絶対大丈夫だって思って冗談も言ってる…フランソアも…ご主人様がいれば‥‥こんなに安心してる。 でも本当はフランソアがご主人様でそうみんなに思わせないといけないのに‥

凛空:
凛空だって…お兄ちゃんがこうなって何も考えられなくなちゃって…同じだし、すぐにはご主人様になんてなれないよ。

梨音:
それでみんなへの説明は梨音が? 優樹子ママからファイルが届いて理解はしましたけど。あと対応策の指揮も?

Dr:
貴女が一番この手の実戦経験があるのではないですか? 悠里と梨花に補佐をたのみました。 あと前線指揮官には頼りになる方も呼んでおります。

梨音:
梨花は最初からDrに繋がっていたと。 今は目の前の問題の解決が最優先事項です文句は後からたっぷりいいます! 

フランソアお姉ちゃん、凛空お姉さんお待たせしました。 行きましょう。


その13へつづく