えんぱいな日々(本編) 第五百七十話 BLAZE UP 後編 その19
すみれ:
御覧の通り、スプロール自体は広大ではありますが、データ流れはアフリカ大陸にあるヴィクトリア湖のアップロードセンターに集中しておりそこを占拠するということは…
ニケ:
すみれさん! ちょっと待って下さい! コユニ‥
コユニ:
ふっ、ニケ殿、我に聞くだけ無駄だぞ!
ニケ:
テミス、小梅…
テミス:
何語これ?
小梅:
小梅バカなのでわかりません。 真理愛お姉さま、小梅達にも解るように説明お願いします。うさ子でもいいけど!
真理愛:
あははっ! マリが解るわけないでしょ!
うさ子:
我らはそういうのは苦手だ。 そういうのはちゅんぴ隊の担当だ。
くま太:
デーメーテール殿改め地上名、デメテル殿、なんか言ってやれ。
デメテル:
すみれ殿、たぶんそれは我らのような解ってる者へはその説明では通じるが、解って無い者にはまったく理解できないと思うぞ。
優樹子:
解説役レスフィーナに交代する?
にゃん太:
多分レスフィーナはもっと難解にしか説明デキンぞ
レスフィーナ:
すみれ先輩の聞いてて、とても解りやすいなって関心してました‥‥スイマセン。
すみれ:
うっ……。
すみれ:
凛空様~どうしましょう、無価値で無能なすみれでは説明は無理でなんですよー。 凛空様説明代わって下さい! お願いします
凛空:
でも凛空だと感覚的な説明になっちゃうよ~? 今回は最初から参加してるから解るけど…
穏海:
凛空の感覚的って…どーんとかばこーんとか擬音ばかりになりません?
凛空:
うっ…そんな事は…ないと思う?
凛空:
まず今の地球にいるみんなの生活を実際に支えている電脳空間、サイバースペースを作っているのは、地球の周りにたっくさん浮いている凛空にもみんなにもついているニューロ演算チップと同じ物が入った人工衛星、それが小さいのから大きいのまで、数億個が浮いていて、それ全体をスプロールって名前がついている。 宇宙空間にあるから隕石とかがあたらないぎり物理的には安心だし、隕石とかがあたりそうなときは、レーザー衛星で事前に破壊するらしいです。
凛空:
数億個もあるから、色々な種類があってその種類ごとに、グループがあって、その中のグループの一つがオリュポスというGRID、格子とかマトリックスとか専門的には言うだけど、そういうのはおいとく! まあ世界と思えばいい、RPGでいう所のワールド。 それで「星界」とニケちゃんとかは呼んでるよね? でもグループが違うと別の世界もある。 そこまでいいかな?
デメテル:
間違えてはいないな
優樹子:
すごい簡略化されてますけど…そうですね。
ニケ:
星界の他にも世界がある?
真理愛:
MMORPGのゲームワールドみたいなものか? ゲームが違うと違う世界だものね
小梅:
グループによって場所がちがう。
テミス:
なるほど…なんとなくイメージはわかります。
凛空:
このグループの中にも部門があって、その責任者が管理電脳神でその一人がデメテルさんとか、優樹子ママ。お仕事としてはデメテルさんはバイオメイドのチップの生産とかの責任者、オーナーでご主人様でそのクラブがクラブ乙女宮。 優樹子ママは地上におけるバイオメイドの維持管理責任者でオーナーでご主人様でクラブがクラブホーライ。 そういう御仕事を全般にしているクラブグループがオリュンポスというクラブグループと思えば良い。
デメテル:
うんものすごく簡単にいうとそうじゃな。
優樹子:
そうね…。
凛空:
そして、このクラブオリュンポスグループへのエントランスが、入口はアフリカ大陸の赤道に付近にあるヴィクトリア湖という湖の上にある巨大な施設で、そこからしか出入りができないから、凛空達の周りりのみんなでそこを占領した! するとオリュンポスから色々するのは凛空達を通さないといけない!
穏海:
オリュンポスはエンパイアクラブグループみたいな説明でいいんですか?
凛空:
穏海解りやすさは大事だよ!
穏海:
なんかヴェルさんが混じってません?
凛空:
うん、さっきからヴェルちゃんに電脳通信で手伝ってもらっている。
小梅:
オリュンポスというエンパイアクラブグループ?
テミス:
エンパイアクラブホーライのメイドの一人ということですかテミスは。
ニケ:
たしかに乙女宮の中心のお仕事はバイオメイドチップの生産管理なのでそれを仕事としているクラブ? その中に中に沢山の神官、この場合はメイドさんが仕事している? なるほど。
穏海:
いいんでしょうか? こういう説明で?
その20へつづく