えんぱいな日々(本編) 第五百六十九話 BLAZE UP 中編 その6
マリエット:
はぁ~…煙草でも吸ってないとやってられないわ。
他三人:
‥‥(唖然)
スリエル:
マリエットさん! ここは学園の敷地内です! 屋内、屋外とわず全面喫煙です。
それ以前に未成年というより「幼女=ょぅι゛ょ」の喫煙は!
マリエット:
ひぃっ! あ…貴女たち…こ…これは電子タバコで…
みるく:
電子タバコもダメだよね? マリエットさん煙草吸うんだ。 まあ幸喜お兄ちゃんも吸うししね。
スリエル、身長は残念だけどマリエットさんは未成年ではない。大人の女性です。 まあ警察屋さんにも見つかるとけっこう身分証明書とか提示しないとメンドクサイかもだけど。
梨花:
それ以前にうちのクラブのメイド秘書なんで…ここ多くのメイドやメイドの卵達やオーナーの卵達が通ってる学園なので…色々マズイかと
マリエット:
あの…このことはご内密どうか…なんかお欲しいモノとか…
みるく:
モノで釣るとかないわー。大人って汚い。
スリエル:
私は別のクラブだし。
梨花:
マリエットメイド秘書に貸し1ってことでどうですか?
みるく:
そうしよう。
梨花:
まあ学園では気をつけてくださいね。うちのクラブの評判にも関係するので。
マリエット:
はいご寛大なご処置ありがとうございます。 でわ厚木までお送りいたしますのでお乗り下さい。
スリエル:
煙草でも吸わないとやってれない気持ちはわかりますけど…お邪魔しまーす
みるく:
厚木?
スリエル:
一番上のアネキが来るんだ。長女だね。
みるく:
それは、アリエルお姉さまのお姉さんってこと? それを迎えに戦略自衛軍の厚木基地まで?
スリエル:
そう。
みるく:
ならみるくじゃなくてアリエルお姉さまやエリシアお姉ちゃんの方が…
梨花:
いや、そもそもアリエルさんもエリシアさんも、本日お姉さんが日本へ来ることは知らない。知っているのはスリエルと梨花、マリエットメイド秘書。 そして…
夢結:()はAURORA
(アタシ達。)
エミリー:
(マリエットメイド秘書、コチラが先導します。)
マリエット:
(わかったわ。先導お願いね)
みるく:
夢結とエミリー?
みるく:
(ちょっと貴女達が両方ともまろんから離れるって初めて見たんだけど?)
夢結:
(アタシだって姫のカラオケBOX体験に梨音と水菜とイリーシャと行きたかった(涙))
エミリー:
(本業の方が大事。そのまろんの為にも早く「候補」じゃなくて正規の執行官と監察官にアタシ達がなって何があってもまろんの事を保護できるようにする。その為には任務をちゃんとこなす事)
夢結:
(解ってる…解ってるけど…行きたかったんだもん…)
みるく:
(執行官? 監察官って‥えっ二人はForest調査部所属?)
マリエット:
そうよねみるくはForestで研修していたのよね。 だったらこれでわかる。
私はエンパイアクラブミリタリア欧州軍所属特務大佐で特別執務官。そして憲兵隊特別捜査官でもあるの。
みるく:
特務大佐…萌香メイド秘書より上官…そして特別執務官…執務官の上…みるくは何に巻き込まれたんですか?
スリエル:
これから会いにいく、姉さんが「アリエルのシスターからお話を聞きたいの♪」とおしゃってな。みるくとの会談によって、日本に滞在するかどうかを決めるらしい。
うちの姉様は異名が色々あるんだが…アリエルさんが堕天使なら、叛逆天使。アリエルさんが手下の幹部なら、その主。 アリエルさんが悪魔なら…
梨花:
「あなたは全きものの典型であった。知恵に満ち、美の極みであった。」「わたしはあなたを油そそがれた守護者ケルブとともに、神の聖なる山に置いた。あなたは火の石の間を歩いていた。」
— 旧約聖書「エゼキエル書」28章12:17
「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。」
—旧約聖書「イザヤ書」14:12
「あらゆる義の敵であり,また神に従おうと努める人々の敵」
教義と聖約 76:25
「彼らに言われた、「わたしはサタンが電光のように天から落ちるのを見た」
—新約聖書「ルカによる福音書」 10:18
みるく:
ゲヘナ(地獄)に落とされし悪魔の王、サタン…
その7へつづく