えんぱいな日々(本編) 第五百六十九話 BLAZE UP 中編 その9
SE:
キィィー♪
アリエル:
着きましたわよ!
優樹子:
はぁい!
SE:
バン!(エントランスのドアが開く)
里緒菜:
ひぃ!
鈴佳:
うちの部のマネージャーは人使いが本当に粗すぎ。 いきなりエントランスまで走れって…
くま太:
ピガっ!
SE:
キュ♪ 停車する音 カチャ(ドアが開く)
優樹子:
櫻糀…優樹子…はぁ…です! エンパイアクラブオーナー連合、並びに評議会、特別監査人…ならびにEmpire Club Forest のChairman, Audit Commission= (CAC 監査委員会責任者)の権限で…緊急事態の為に今、フランソアさんのサンルームで行われている、小梅ちゃんとすみれちゃんの認証式会場へ連れて行くことを‥命じます!
にゃん太:
にゃん!
優樹子:
にゃん太も一緒にお願します!
萌香:
エンパイアクラブオーナー連合と評議会の特別監査人? ポムグラネイトの優樹子ママさんが?
里緒菜:
うちのクラブの監査委員会の一番偉い人? というより…櫻糀優樹子? 律子先輩と同じ生体ユニットじゃなくて? ご主人様のお母様の本物?ってこと?
鈴佳:
髪飾りはオーナー連合の特別執行役員。スカーフ留めはForestのオーナーのヤツ、フランソアが着けているの新しいオーナーのと同じ。 よってそれは櫻糀のオーナーのやつ。 瑠莉元ご主人様がお母様の棺に入れたといったやつ。
くま太:
ピガー!
鈴佳:
くま太マネージャーも本当だよって、にゃん太から教えてもらったと。
萌香メイド秘書、里緒菜メイド長。 櫻糀優樹子監査委員会責任者に従った方が良い。
萌香:
はいっお連れいたします優樹子様…里緒菜メイド長案内をお願い。
優樹子:
鈴ちゃん…申し訳ないけどくま太を連れて着いてきて来れる?
鈴佳:
わかりました。本当に優樹子さんなんだね。でも恥ずかしいから今後は鈴佳でお願いします。
優樹子:
鈴佳解ったわ。アリエル、にゃん太にナビゲートさせるから駐車場にいれたらそこへ
アリエル:
わかりましたわ。
優樹子:
お待たせしました。里緒菜メイド長、お願いいたします。
里緒菜:
はい! こちらです! どうぞ。
まろん:
まろんと。
水菜:
水菜で「森のくまさん」日英 輪唱で行かしていただきます!
イリーシャ:
いけ~!
梨音・向日葵:
いえぇ~い♪
SE:
カシャカシャ!
向日葵:
えっつ??えっぇ…
銃も無いのに? 逃げなくていいの?
でも、逃げたら追っかけてくる? ちょっと?
これ童謡ですよね? 同じ曲ですよね?
梨音:
銃がなければ襲われる! まさにアメリカ的教育の童謡!
イリーシャ:
そして最後まで諦めなければ必ずチャンスはある!
そして拾った命で学ぶことは、次は必ず自衛の為の武器をいかなる時も持ち歩け!
まさにアメリカ的教育! チカラこそパワー! 銃は全てを解決する!
梨音:
いえーーい! まろん!水菜!良かったよおお!
水菜・まろん:
ありがとう!
まろん:
音楽楽しい!
水菜:
うんっ!
向日葵:
まあ…まろんも水菜も楽しんでるから良いですが‥‥
梨音:
各国の童謡は子供への教育が詰まっているから興味深いよ!
向日葵:
お礼に歌うとか…そんな世界は甘く無い…
武器を突き付け合わなけば話し合いなど成立しない。
まさにアメリカ…これが子供からの教育の違い
梨音:
あれ? 優樹子ママからAURORA?
向日葵:
あっケーキとコーヒー豆の納品の分量とか決めるとか言ってらしゃいませんでした?
梨音:
‥‥えっ?
梨音:
えぇぇえええ!
ねえみんなゴメン! 今すぐ梨音、いやここにいるみんなでいいやForestにいかなくちゃいけないの! 水菜クルマ運転できるよね? リムジン大丈夫?
水菜:
はいクルマは一通りは運転の訓練受けています! 運転ですね?
梨音:
うん! うちの非常用のリムジンが栗田ビルにあるから近いからお願い! みんな移動!
その10へつづく