えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その4
向日葵:
えいっ!
梨音:
あはははっ!
梨花:
シャボン玉がいっぱいです!
リナ:
ピガっ!
梨音:
向日葵は小さい時からシャボン玉を大量生産するの得意なの! 梨音は苦手!
梨花:
お嬢様にも苦手なモノあるんですね~
梨音:
梨音は苦手なモノ多いよ、向日葵の方が何でもできる!
向日葵:
いえそんな事はないですけど、シャボン玉作りはたしかに得意ですね! 大きいのに小さいのを中にいくつもいれたり
梨音:
アレすごいよね! 「おおーーー」ってなる、TVでみたジャグラーみたい!
向日葵:
液の分量や混ぜるもに工夫があるですけど、お嬢様が喜ぶので研究してできるようになりました!
梨音:
うん! 梨音すっごい喜ぶからね! 今度さクラブでやろうよ!
向日葵:
あれ後の掃除が大変なんですから♪
梨花:
ねえ向日葵、仕事ができるのは大事かもしれませんが、向日葵には向日葵にしか出来ない一番大事な事がありませんか? このお嬢様を一番近くでその心を支える。 もちろん梨花も支えはしますが、梨花では向日葵ほどうまくは出来ません。
向日葵:
あっ!
梨音:
うん、仕事はみんなでやればいいけど…梨音のココロは向日葵がいないとすぐに壊れちゃうよ? まあ梨花もいるけど‥‥でも向日葵がいないとダメ。 だから仕事はみんなに教わってゆっくりでいい。 向日葵は無能者なんかじゃなくて逆に梨音にとっては替わりがいない向日葵がいればすぐに梨音は笑顔になる超有能者だよ。
向日葵:
お嬢様!(梨音に抱き着いてそのまま滑って二人とも湯舟に沈む)
梨音:
うぁぶくぅぅぅ! 死ぬ! 口が泡がぁあああ!
向日葵:
ぶくぅぅぅう!
梨花:
お嬢様! 向日葵!
リナ:
ピガぁ~…(呆れている声)
ニケ:
なんなんだろう…裸よりも恥ずかしいです…。 布?の部分も多いのに…
すみれ:
恥ずかしいと思うよ…だって…
すみれ:
こんな…変態お兄ちゃんにガン見される中、プールにスク水で入るだから。
ニケ:
スクール水着、これを学園にいったら夏はプール? 泳ぐ練習とかの授業で着るんですね
すみれ:
うん…本当はそうなんだけど…なんか一年ちゅうけっこう着てるから夏専用って感じもうすみれは…ってそこ、本当に涙流して号泣してるし。 よかったよ…こんなお兄ちゃんの姿を凛空様達には見せられない。 すみれでさえけっこうドン引きしてますからね? うっつ! すみれもド変態だから人のこといえませんが…
ニケ:
このプールってのも暖かいお湯で気持ちいです。
すみれ:
寒いしお湯にしてお風呂ぽくしてみました。 本当は水なんだけど、ここは温水プールで温度は自由自在で、通年でプールは入れるから。
ニケ:
そんなにお兄ちゃん嬉しいんですか? はいっ! クリスマスプレゼント…のお返しです。お互いがプレゼントをあげる制度だって聞きましたので。 お兄ちゃんがしてみたいなーって言っていたことを…。
すみれ:
本当にこんなお兄ちゃんでゴメンね…。凛空様たちとか、澄お姉ちゃんたちとかおわったし、雪音さんもデートいったし。 あとはすみれとニケの番だから今日はお兄ちゃんと夜遊んで良いみたいな。 だから丁度良かったし…
すみれ:
ねえお兄ちゃん…そこですみれとニケがプールで遊んでるのをビール飲みながら眺めてるいるだけでいいのぉ~? あっちのマットで今年のお仕事の疲れをとる為に~マッサージしてあげようかぁ~スク水で♪ トロっとしたローションつけて♪
ニケ:
あっ香草や花びら入りのオリーブオイルを全身にぬってのギリシャ式マッサージ‥‥お兄ちゃん好きだったですよね? ニケがお風呂でしてあげた。 アレをこのスク水と今いったローション? というもので…たしかにヌルっとしたらこの肌触りなら良いかもですね…♪
すみれ・ニケ
お兄ちゃん…しようぅ♪
その5へつづく