えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その3

 
SE:
しゅん!

小梅:
あっアブナぁ!

しずる:
おっ避けたぁ!

しずる:
ほう~随分と姿勢が良くなったねぇ♪ まだまだだけど。 あとしずるの間合いの中で攻防の切り替えの境界線は覚えたと。

小梅:
今日こそは一線でもしずる姐に当てます!

しずる:
口だけはいっちょ前になったね! さて動きはどうかな?

真理愛:
ドロシーごめんね、毎夜二人の時間を削ちゃって…

うさ子:
本当にスマン…ドロシー殿。

くま太:
オレからも謝罪する

ドロシー:
いえいえ、私もしずるも小梅の事を好きだし、ゴム製の練習用ナイフとはいえ、何かあったとき私がいれば心配無いし…それに…

しずる:
おっとっ!

小梅:
うそっ! 止めた?!

くるぅん! とひっくりかえされてる。

小梅:
ひぎゃぁ!

ひゅん!

しずる:
ほいっ!

小梅:
痛ぁっ…ひぃ! 参りました!

しずる:
しずるの勝ち! と言いたい所だけど、引き分け。 さっきのフェイクの後の蹴り、ちょっとだけしずるのここにかすった。 

小梅:
えっ?

しずる:
初ヒット、おめでとう! (手を差し出す)

小梅:
ありがとうございます! しずる姐!

しずる:
これからもがんばろうね! 相手の運動量をいかに削って、攻撃と防御のポイントを絞らせるか? さっきの感覚を忘れないでね!

小梅:
はい! わかりました! これからも個人練習お願いします!

しずる:
でも今夜の練習はこれまでにしよう!

小梅:
はい! ありがとうございました!

ドロシー:
あれだけ楽しそうやってるの見れたら、こっちも楽しいので。

真理愛:
うん、それはわかる! さてお風呂でもみんなで入ろうか! それともしずると二人だけが良い?

くま太:
邪魔したら悪いな。

ドロシー:
そういう気遣いはいりませんから!

真理愛:
あ~ら照れちゃって♪

ドロシー:
しずるぅ! 小梅! 着替えの準備して大浴場いきますよーー! いちおう傷がないか見るからね!

しずる・小梅:
は~い!


その4へつづく