えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その1
萌奈:
アンタ本当に頭沸いてるじゃないの? プレイルーム内をカメラで常時監視とかそれ覗き!
夢結:
だって危険でしょ!
夢結:
アリエル姐も萌奈に言って下さい、最近ではプレイ中のメイドに対しての違法薬物をつかって調教し拉致する事件も発生しています、その場合はプレイルームからの逃亡などもできないですし! 警備課としては譲れません!
萌奈:
カメラ付いてるところでサービスなんかできませんし、お客様をつねに疑いの目でみるとか言語道断です! エンパイアクラブは普通のそこらへんの風俗店じゃないのよ?会員になる為には厳正な審査があってこのお店に来るんです! それなのにカメラがプレイルームにあるとかお客様に露見したら信用問題です! アリエルメイド長もこの石頭に言って下さいよ
アリエル:
たしかに他のエンパイアクラブで夢結が今言ったような事例があったと報告は受けておりますわ。 用心にこしたことはないので、ベッドヘッドやお風呂やルームの壁などに警備課へ非常通報が可能なスイッチなどをお客様に解らないように設置したらどうですか? もしもの為にということで
夢結:
クスリ使われたり、拘束用の器具とか使用するプレイの最中だったら押せないでしょ?
萌奈:
あのねーそういう怪しいお客様は挙動とかでエスコメイドはわかるの! そういうお客様にはそういうプレイはやんわりお断りするし! それに薬をいられそうな飲みものかそういう時は飲まないし! こっちもプロです! バカにしないでくれる!
夢結:
こっちは本気で心配してるのに! 萌奈やる気なわけ?
萌奈:
アタシだってエスコートメイドとしてのプライドがありますから! 受けて立つわよ!
ルシフェル:
二人共~仕事熱心なのは良いけど、喧嘩はいけないなぁ~♪ だったらその拘束した上でクスリつかって調教する「お客様役」を私がやるから、二人まとめて実際に体験して色々検討してみたら~? 性感や痛感が敏感になるクスリとかつかって、鞭と玩具での被虐快楽攻めの調教体験などどうかな?
まあ問題はそれが終わったあと検討できるだけの精神が壊れず残ってればね…ボソ
萌奈:
るぅしぃふぇるしゃん!
夢結:
ひぃぎゃあ! いえぇルシフェルの姉御、これは喧嘩しているわけじゃなくてですね! ねえ萌奈、そのスイッチのやつで検討しようかあっちで!
萌奈:
うん! そうだね!
マリエット:
あのその検討だけど次回にして、とりあえず二人とも本日の報告書を書いて提出してくれない?
萌奈:
はいっ! 只今!
夢結:
YESマム!
ルシフェル:
あら残念、可愛い絶叫が聞けると思ったのに♪
萌奈・夢結:
ひぃぃ!
アリエル:
姉さんたら♪
マリエット:
二人ともありがとうね、なんせやる気がありすぎて困ってるのよね♪ 下手に口挟んでその気力を削ぐのは避けたいし。
アリエル:
予定より20%ほど準備が進んでおります、二月のオープンはよほどの事がない限り予定通り行えます。 これなら明日の午後は皆様をつれてショピングモールで用具などを揃えられそうですわね。
ルフィフェル:
みんな可愛い! 食べちゃいたい! 日本に来てよかった!
アリエル:
姉さん食べたらダメですわよ
ルシフィル:
ねえ私、来たばかりだけどその社員旅行だっけ? 行っていいの?
マリエット:
もちろんです。 予定がないかぎり行って下さい。
ルシフェル:
わーい楽しみ!
マリエット:
日本の古い企業制度だけど…ここのメイド達には実家があるわけでもないし。ここが家族のようなものだしね。
アリエル:
家族旅行というものですわね♪
ルシフェル:
今度の合同社員旅行は、エンパイアクラブ、EHDEN、Forest、GreenWoods、WhityGardenの4クラブ合同でホテル貸し切りのスキー旅行だし! これは出会いのチャンス! 可愛い娘いるといいな!
マリエット:
そうよね! これは機会よね! うん! 出会って、バレンタインで告白そして!
ルシフェル:
うちのクラブへ移籍させて…そのまま同じ部屋で暮らす!
マリエット:
オーナー達もメイド長達もあるいみどうにかなる! 移籍などはスムーズ!なんせ私ここのメイド秘書だし、ここにメイド長いるし!
アリエル:
あのお二人共、合コンじゃないんですわよ? わかっておりますか?
ルシフェル:
アンタはいいわよね~あんな可愛いみるくが居るんだし。本当に礼儀正しいし、健気だし。明るいし。アンタのようなポンコツ堕天使でも優しく包み込んでくれる寛容性と包容力があるし!
マリエット:
移籍云々についてはアリエルに言う資格はないわよね? みるくのこと問答無用で移籍させたし同じ部屋に最初から住んでるし。
アリエル:
ひぃ…お二人とも良い出会いがあると良いですわねぇ!
向日葵:
失礼いたします。 店長、ルゥナ様、花恋様、エリシア副メイド秘書がオーナー執務室にお揃いになっております。 そろそろ会議のお時間なのでご移動お願いいたします。
マリエット:
わかったわ。ありがとう。
ルシフェル:
おし行こう!
アリエル:
本当にここに来てから姉さんは楽しそうですわね。
ルシフェル:
だって実際に毎日楽しいし、みんな可愛いし! 幸せ!
その2へつづく