えんぱいな日々(本編) 第五百七十一話 流星 前編 その2
ルゥナ:
と言われたんだけど…解る?
梨音:
今まで使っていた供給チップの仕分け物流拠点が使えないからこちらで用意しろと…
梨音:
ケニアのリフレクター軌道エレベータで送られてくるリアルタイムのニューロチップの輸送量と現在確保しているマダガスカルの物流倉庫の容積とそこの入出量管理をリアルタイムで表示して。
向日葵:
はいっ! えっとこれと…あれ
エシリア:
こっちで呼び出せる。
向日葵:
そうでした! はい! これで?
梨音:
一週間あたりの変動も確認したいからそれもお願い。
向日葵:
はい…って日付を幅を…
エリシア:
これを、こっちにすると、動かせるようになる。
向日葵:
そうでした!
花恋:
さっぱりわからん!
ルゥナ:
ルゥナだって解らないけど優樹子ママから大至急どうにかしないといけないから頼んでって言われて…。
アリエル:
ヴィクトリア湖のアップリンクセンターは地上とオリュンポスをデータで結ぶだけではなく、偏向電離リフクレクターフィールドを利用した軌道エレベーターで輸送路にもなっておりますの。 今回そのリンクセンターを占拠したということはこちらで膨大なロジテックスを引き直すことになりますのよ。まあうちに関係しているのはニューロチップの供給路と高級原材料の一部ですわね。
花恋:
こないだの詩織さん達の作戦の影響か。
梨音:
ルシフェルお姉ちゃん、インド洋西部に隠ぺい型の海上プラットフォームとかもってない? それを箱にして中に自動ドローンなどで仕分け工場をつくりそこから船で運びだすみたいな感じにしたい。
ルシフェル:
うん、いくつかあるし。倉庫と工場ね? 輸送機はVTOLしか無理だけど。船はドックがある。潜水艦ドックもついてる。もとは弾道ミサイル用の貯蔵庫にする予定だったんだけどヤメタから。 つかっていいよ
容積と位置はここ、好きなの指定していいよ
SE:
ピロン♪
エリシア:
弾道ミサイル用貯蔵庫、潜水艦ドック‥‥このお姉ちゃん何しようとしてたのかな…
ルシフェル:
フヒっ♪
向日葵:
座標きたので出しましますね。
梨音:
これなら大丈夫、費用はどうせ栗田閣下に請求するからふっかけてもいいよ
ルシフェル:
ちゃんと梨音ちゃんには良心価格で提供するから、クラブで儲けをだして。
梨音:
わかりました。お言葉に甘えます
マリエット:
コーヒー牛乳が美味しいわ…。
梨音:
明日の午前中まで書類と見積もりをまとめて優樹子ママと栗田元帥に送っとく
ルゥナ:
お願いいたします!
梨音:
後はない? ないねー
アリエル:
でわ明日は午後からみんなでスキーの用具やお泊りの用具とか買いにいきますので、予定あけといて下さいませ、お願します!
マリエット:
でわ解散でーす。 おつかささまでーす
梨花:
えっ? 家建てるの? 絶対に材木足りなくなるって。
リナ:
ピガっ!
梨花:
梨花知らないからね、これリナのセーブデータだからね!
リナ:
ピガ‥‥
梨花:
そうだよ、ここは慎重にした方がいいって。うん
SE:
ガチャ♪
梨花:
ディナーミーティングというよりお弁当つき会議、本当にお疲れ様でした! ちゃんと食べましたよね? 会議はどうでした?
リナ:
ピガっ!
梨音:
うん、美亜さんと乃愛さんの仕出し弁当美味しかったよ! 完食しちゃったからお腹いっぱい! 会議も無事済んだしこれで今年分はどうにかのりきれたかな。 資料一個あるけど明日の午前中ですむし
梨花:
そうですか…それで向日葵はどうしたの?
向日葵:
うわぁ~ん(号泣) 梨花~リナ~向日葵は…向日葵は無能者です!
リナ:
ピガァ!!
梨花:
どうしたんですか? 何があったんですか?
向日葵:
エリシアさんの足ひっぱってばかりで…本当は副メイド長だってルシフェルさんがやるべきなんです…向日葵なんかいらない子なんです・・
梨音:
いや、向日葵は良くやってるよ? がんばってるじゃない?
向日葵:
がんばってるダケじゃだめなんです!
お嬢様や皆様のお役に立つには結果がともなわないと。
向日葵:
AURORAの操作だって、てエリシアさんに一個一個聞かないとできないし…経営的な所はアリエルメイド長に一個一個説明されてやっとだし…直接みんながやればすぐなのに、全部いっかい向日葵を通して…あれじゃ会議を邪魔してるだけです。
梨音:
今は準備期間で馴れる為にそれをしてるのだから。最初から出来る人はいないよ…それができたらそれを怪物とか化け物とかいうから…。
梨花:
そうです! 向日葵は一生懸命やってるからみんなが一個一個教えてるんです。 メンドクサイとかイヤそうな顔した人います?
向日葵:
そんな人いません、それはみんな優しいから…
梨花:
こういう時は、お風呂は入ってさっぱりしましょう! 今夜は特別に泡のお風呂にしましょう! 入れてきますので、梨花のお膝からお嬢さまのお膝ほら移って下さい。
梨音:
向日葵、ほらこっち、お風呂準備してもらう間まで梨音に甘えていいから。
向日葵:
…はい…。
その3へつづく