えんぱいな日々(本編) 第五百七十三話 流星 後編 その15

 
ひな子:
琴音避けて!

琴音:
そんなの無理だよ!

クレア:
あはははっ!

ひな子:
マズイ、板と板が絡まって、そのまま滑っていく!

琴音:
ヒィィィ!

SE:
しゅっ!

スリエル:
二人とも大丈夫か? 落ち着いて、押えとくからゆっくり脚を直して

ひな子・琴音:
スリエル!

クレア:
みんな少し車間あけないと追突事故になるよ! 先行ってて!

ニナ:
みんな先行ってよう!

瑠美奈:
はい!

水菜:
ああいう所スリエルカッコイイよね、すっとサポートするみたいな。

あやめ:
こうわざとらしくないというか、自然にって感じなのがポイント高いです。
ひな子が惚れるのもわかるよ。

水菜:
あれつねにひな子を見ているって事でしょ。いつでも助けられるように。

うさ子:
ぴょん!

美見:
あーうさ子も小梅を常に見張ってるよね! みんなに迷惑にからないように

小梅:
それお目付け役! ただの監視じゃない!

みるく:
こっちは急だから、そっちの峰をそって

イリーシャ:
ゆっくりね!

瑠美奈:
うんっ! わかった! 

みるく:
みるく達がサポートすれば明日は上に行けそうだね

イリーシャ:
そうだね

瑠美奈:
ニナお姉さんやクレアお姉さんは当然だけど水菜とイリーシャとスリエルとみるくとレスフィーナもスキー上手いね! 安心!

みるく:
注意払っとくけど気は抜かないでね♪

ニナ:
本当にレスフィーナちゃんスキー上手いわね。

レスフィーナ:
アースガルズ()GRIDに赴任してたときは休日になるとスキーしてたので!

テミス:
ニナお姉さん、コイツは仕事で色々な所に行って体験してるんです。

ニケ:
ニケなんて乙女宮以外はほとんど行ったことなかったのに…


注:アースガルズ(古ノルド語 Ásgarðr, 簡略表記 Asgard)
北欧神話に登場するアース神族の王国。 死すべき定めの人間(モータル)の世界・ミズガルズの一部であるともいわれる。 アースガルド、アスガルド、アスガルズ、英語でアスガード、ドイツ語でアスガルト、アガルタなどとも。

美夏:
お邪魔しまーす! えっ! お姉さま達の部屋が足の踏み場があるというより!片付いている! 信じられない!

カチューシャ:
あはは…美夏、お茶出すから炬燵入って

瑠奈:
アンタさ私達の事なんだとおもってるのよ? 今美夏のクラブ内の権限とか設定しちゃうからちょっとまってね。

美夏:
美夏はお姉さま達の事は、仕事は超優秀だけど私生活は超絶なダメ人間だと思ってますが。

瑠奈:
うっ! それはそうかもダケど…ほらここは部隊の寮長室でもあるの。だから隊員の子達やはてやメイド長である萌香先輩や、室長の永遠さんや、保安本部長のあの悠里さんまで時々くるのよ…

美夏:
なるほど、だから片付いているんですね。 ふ~ん…なら

SE:
しゅん! シャキン♪

美夏:
なるほどこの先が寝室と言うわけですね。そこは今まで通りと…反応速度落ちてませんね。

瑠奈:
美夏!アンタ腕上げたわね!

美夏:
料理も戦闘も日々の訓練だと両お姉さまに叩き込まれましたから。それを実践しているだけです

カチューシャ:
たしかにあんな、シェフメイド…どのクラブや軍の部隊でも持て余されるか…。

その16へつづく