えんぱいな日々(本編) 第五百七十二話 流星 中編 その16

 
レスフィーナ:
上級林間コースの引率はお二人にお任せしますので。

奈々:
はい任せて下さい!

奈々:
鈴奈に勝てる数少ない奈々の特技のスキーを行かす時

鈴奈:
はい、鈴奈は奈々の補佐役に徹しますから。

レスフィーナ:
林間コースを滑走中、天候が悪化した場合は無理に滑走を続けずリパーク。無線で連絡を必ず下さい。天候が回復しなければこちらで救助隊を編成します。

鈴奈:
了解です! 現地に待機し機動部隊の到着を待ちます。

奈々:
そういう判断はプロに任せるから! よろしくね鈴奈副隊長さん♪

鈴奈:
了解いたしました遠征隊長殿!(笑)

マリエット:
くすす♪ でわ気を付けて楽しんで来てね。 みんなをよろしく。

奈々・鈴奈:
はい! 行ってきまーす!

優音:
あの…寝坊してしまい…すいませんでした。 あと昨晩はご迷惑を…

レスフィーナ:
あっ優音さん、明けましておめでとうざいます。 体調どうですか? 大丈夫ですか?

マリエット:
おはよう優音、頭とか痛くない? ご飯食べられそう?

優音:
あっ! あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいします…
頭痛などありませんし二日酔いなどはありません。 体調は良好です。 はい食欲はあります。

レスフィーナ:
優音さん、座って下さい。 朝食というかお節とお雑煮取ってもらってますので、座って待っててください。 取ってきます!

優音:
えっ…あっ…はい

マリエット:
ほら座って!

優音:
本当にすいません。 マリエお姉さんと飲んでたのは覚えてるんです。 途中やっぱり私がお世話になってたマリエお姉さんだとわかって。嬉しくて有頂天になっちゃって‥それでお酒弱いのに飲みすぎて…後は覚えてないです。

マリエット:
日付を超えるまで絶対に起きてる!と言い放って、でももう限界だったみたいで、あけおめの乾杯したら、そのままパタっ!

優音:
あぁ…そうなんですか…ひぃ…

マリエット:
それで剛史オーナーに連絡したら、凛空さんや穏海さんすみれちゃんも飛んできて「優音さんが酔いつぶれてる初めてみたぁ!」とかめっちゃ驚いて!

優音:
ぁ・・ぁ・・・お兄ちゃんやメイド長達だけじゃなくて、すみれちゃんにまで見られた…

マリエット:
オーナーさんと穏海さんにお部屋に運んでもらった。 タイマーとかかけないで二日酔いになるかもだから、寝かしとくとしたのは穏海さんの判断。

優音:
うぅ…恥ずかしくて生きていけない…

マリエット:
くすす♪


レスフィーナ:
縁起物なので少しつづでも口をつけてください。お贈位も無理をしない程度にゆっくりお食べ下さい。

優音:
ありがとうございます‥‥。あのレスフィーナさんって大使館の職員さんですよね? あとテミスちゃんとニケちゃんのメイドさん。

レスフィーナ:
はいそうです。

優音:
どこの国の方なんですか? どこの大使館かも良くわからなくて…すいません。

レスフィーナ:
表的にはキプロス共和国()と国籍ではなってますね。

優音:
キプロス? ってどこら辺りにある国ですか? ごめんなさい無知で…

レスフィーナ:
いえいえ、トルコの南、東地中海にある小さな島なんですけど、ちょっと複雑な事情を抱えている国ですね。人は120万人しかいなくて白山市と白森市を足した人口の倍くらいの小さな国です。

優音:
はぁ…そうなんですか。 でもとても日本語も上手くてお箸も黒豆とか綺麗につかんでて、すごいなってわたしお箸下手なんで…

レスフィーナ:
私、日本の文化大好きなんで♪ けっこう練習や勉強してます。

優音:
尊敬しちゃいます。

注:キプロス共和国、ギリシア語: Κυπριακή Δημοκρατία、トルコ語: Kıbrıs Cumhuriyeti)
通称キプロスは、トルコの南の東地中海上に位置するキプロス島の大部分を占める共和制国家。首都はニコシア。EU加盟国。公用語はギリシア語およびトルコ語。

レスフィーナ:
でわ私はレスキュー本部のクレアさんの所に行きますのでお二人はお節を酒の肴に飲みすぎないようにして下さい。

優音:
反省してます!

マリエット:
朝から飲みつぶれないわよね~優音。 失礼しちゃうわ。

優音:
レスフィーナさん、ありがとうね。いただきます。

その17へつづく