えんぱいな日々(本編) 第五百七十三話 流星 後編 その17
美亜:
奥の船が紅葉パパのCoralで手前がForest!
悠美:
そうよ。
美亜:
それであれが…
久遠:
攻撃型電離リフレクターリアクター潜水艦GreenWoods!
美亜:
はぁ…
悠美:
本当に自動化されているのね、スタッフ一人でエレベータで下ろしてる
美亜:
まさか WhityGarden もあるとか?
久遠:
特殊強襲揚陸艦 WhityGarden はこの艦隊の目的地である 南アフリカ、ケープタウンの「キャッスル・オブ・グッドホープ」(注)軍港にすでに到着している
美亜:
やっぱりあるんですね…
優香:
美亜ちゃんの社会科見学の時間は後でゆっくりやっていいから! 風強いから中入ってコーヒーのもうよ! 髪がボサボサになっちゃう!
久遠:
落とすのがメンドクサイからって特殊コーティング剤使って無いお姉さまが悪い。
注:キャッスル・オブ・グッドホープ(英語: Castle of good hope)
現実では南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある要塞跡。現在は南アフリカ陸軍の西ケープ司令部が置かれているがえんぱいあな日々の世界ではここにエンパイアクラブミリタリア中央司令部と特殊作戦群司令部と拠点軍港がある設定です。
オジサン(白森商工会長):
フローラちゃんの出戻り記念で10個オマケで50個入りだ先輩達に持っていってあげな!
フローラ:
いや出戻り記念ってお祝いなんですか?
オジサン:
だってフローラちゃんが普通のクラブとか…無理だとオジサンも思ってたんだよ。だからForestさんに戻って来て安心している! まあ先輩方は大変だろうからそれはあくまで先輩方へのオジサンの差し入れだ!
フローラ:
商工会長さん酷い!
オジサン:
あははっ! まあまたよろしくな、フローラちゃん!
フローラ:
よろしくです…
お好み焼き屋のお兄さん:
フローラちゃん慌てて転ぶなよ!
フローラ:
解ってます! ひぃぃ!
美夏:
フローラは元はForestで研修してたんですね。それで町の人たちとも交流があるというか人気があった?
カチューシャ:
そう去年の研修でね。ただ本人が「普通のクラブでお役に立ちたい」と希望して一般のクラブに…
美夏:
それで持て余されて追い出されたと…
瑠奈:
うっそんな露骨に言わなくても…
美夏:
あの身体能力ですからね…普通のメイドやご主人様だと無理かなっと。
瑠奈:
そうなんだけど…そんでアンタなにタコ焼き食べてるのよ、それ差し入れよ
美夏:
あー先輩達への差し入れですっていったら、美夏のを別にオマケでくれたのでその分です
瑠奈:
アンタそういうところ要領いいわよね。
フローラ:
美知留さんにもあんなに協力していただいて一般のクラブに行ったのに…こんな事になちゃて申し訳ないです。
美知留:
いいのよフローラ、Forestはフローラの実家。いつでも戻って来て良いって元ご主人様もここにいるフランソアご主人様も詩織さんも言ったよね。
フローラ:
その言葉に甘えて戻ってきました…
美夏:
あの…そのフランソアご主人様、そして里緒菜メイド長、紅葉CEOはどうされたんですか?
フランソア:
一日…外で只管撮影を…色々な受験生と…まったく休みなしで…オーナー業務より地獄…
美知留:
今、夜間照明の設置をしてますので、それが終わりしだいご主人様、いえ「白杜の巫女・撮影代行心得」様の撮影業務は再開です。 紅葉お嬢様と里緒菜さんはつぎは20:00の祈祷です
紅葉:
うぅ…わかりましたわ…
里緒菜:
これまだあと一日あるんだよね…
萌香:
ということでまったく終わりが見えないので、こちらへ来てもらったの。
美夏:
大変ですね…ご主人様達。まさに馬車馬のようにトップが働かされる…
フローラ:
たしかにここは一般のクラブではないかも…そんな中、移籍面接…すいません。
フランソア:
いや二人共…活躍を期待している。がんばってくれたまえ…
亜美:
二人ともさなさんには挨拶したのよね?
美夏:
はい! あとドルチェさんにも挨拶しました。
フローラ:
お二人とも変わってなくて、花梨さんと理沙さんも来てて挨拶できました!
瑠美:
二人は普通のForestでの配属とは違って独立部隊のロンゴミリアドへの配属になるから
直接の上司はここのカチューシャ主計主任と瑠奈寮長。そして部隊の隊長のすみれ隊長と真理愛副隊長、そして分遣隊隊長の鈴奈隊長とルフィナ副隊長になる。
二人:
はい!
絵里奈:
そのロンゴミリアドの隊長と隊員達に会う為に! いまから長野スキーリゾートForestへ行くわよ! まあそのあとはそのまま社員旅行に参加だけどね!
美夏:
えっ? 今からですか?
詩織:
お願いね絵里奈
萌香:
スキーウェアとかはメイド服のサイズでもう用意してあるから。 スキー板や靴はレンタルであっちで。
フランソア:
フランソアもスキー行きたい…
萌香:
春スキーは一緒に行けますから。
美知留:
そろそろなので巫女様達、行きましょうか!
紅葉:
美知留…容赦ありませんわね…
美知留:
美知留は巫女供なので!
里緒菜:
やはりお供、メイドの方が力関係が上なのか…
その18へつづく