えんぱいな日々(本編) 第五百七十三話 流星 後編 その18
小梅:
穏海お姉さま、真理愛お姉さま! お兄ちゃんを小梅に下さい!
穏海:
ダメです♪(即答)
他:
………………
うさ子:
ぴょん!
くま太:
ピガっ
真理愛:
うさ子、くま太が言う通り殴る前に話しだけでも聴こうよ。
小梅:
ダメですか?
穏海:
前に澄にも言ったのような気がしますが(注)、わたくし自身もですけど、小梅さんのみがお兄様を占有するとまずうちのクラブが無くなりますし、さらに妻の私達だけではなく、妾も含めて困ります。
真理愛:
小梅、アンタうちのクラブ潰す気?
小梅:
えっ? 占有する? クラブが無くなる? なんですかそれ?
注: 以下の澄が穏海に言うシーンの事。 以下を参照
穏海:
お・に・い・さ・ま! そこで土下座したまま、震えてないで! 穏海の方を見て下さい! 説明してください!
小梅:
あれ? もしかして小梅の第一声から恐怖で固まってたとか?
穏海:
そんな事だろうとおもいましたわ。
小梅:
今朝のマリエットお姉さんと優音お姉さんのを見て 「こういう風にするんだ」と…
穏海:
凛空とすみれさん、そして有虹子さんと澄と雪音姐さん、ニケの許可は取って後はわたくしと小梅のお姉さまでもあるマリが残るのみと。 小梅さんはお兄様の妾になりたいと。
真理愛:
はぁ~。
穏海:
お兄様が小梅さんの治療を行い、その手法について詳しい説明を凛空やわたくし達は受けております。それで小梅さんがメイド学校を無事卒業したら小梅さんの恋心が変わってないなら正式な妾として家族にするつもりでうちのクラブで引き取りました。
真理愛:
なんだけどちょっと予定とかわってマリとすみれのシスターになちゃったんだよ。まあ本来の剛史お兄ちゃんの妾になりたいっていうなら
穏海:
反対するつもりは無いというか規定路線と言いますか、お兄さまがした治療の責任というのもありますで当然のことです。
小梅:
だから言っただろって、お兄ちゃんの事なんか小梅信じられませんもん! 穏海お姉さまや真理愛お姉さまから直接聞かないと! そんなに信用ないのか? 信用されるような事小梅にしてます? ほら! してないのでしょ!
真理愛:
うさ子、マスターの命令とはいえ小梅のお供は苦労するわね。
うさ子:
ぴょん。
凛空:
それで部屋割りの変更は? どうするの?
穏海:
この旅行中は有虹子さんの部屋に凛空とわたくしが移動で、マリとすみれさんの部屋にニケさんが移動ですか?
有虹子:
わーい! お姉ちゃんに抱っこして貰えて寝れる!
ニケ:
ニケもそれとっても嬉しいです! 有虹子お姉ちゃんには抱っこしてもらって寝たので、つぎはすみれ様と真理愛お姉ちゃんに抱っこしてもらいたいです!
穏海:
この部屋をお兄様と小梅さんが使うということで。 でわ小梅さん、今日から旅行が終わるまでお兄様をよろしくお願いします。 昼間もね。
小梅:
えっ? それって…
凛空:
凛空達はお兄ちゃんと散々遊んだし。
すみれ:
今日はすみれと真理愛と有虹子お姉ちゃんで遊んだし、あとは任した
小梅:
ニケは?
ニケ:
お兄ちゃんとは旅行から帰ったらデートしてくれる約束になってますし
小梅:
そうなんだ…
うさ子:
ぴょん!
真理愛
うさ子も本来のマスターの水菜と一緒にいたいよね♪
すみれ:
でわ荷物移動お願い! あと真理愛そろそろ絵里奈さんが瑠奈寮長や新人連れてくるからお出迎えに下行こう、上着だけとってこよう
真理愛:
そうだね。
小梅:
今夜から? 旅行終わるまで…お兄ちゃん付きメイド? そういうことですね…よろしくお願いします…。
その19へつづく