えんぱいな日々(本編) 第五百七十三話 流星 後編 その5
ひな子:
エリシアお姉ちゃん? どうしたんですか?
エリシア:
ひな子
ひな子:
どうしたんですか?こんなところで。
エリシア:
ナイターでも良いから滑ろう思ったんだけどとなりのホテルのゲレンデまで行くのがメンドクさくなってた所。
ひな子:
ゴンドラで行くのめんどくさいですよね。
エリシア:
その顔はもう聞いたね。
ひな子:
はい飲み物買うって言って風あたりにきました。
エリシア:
そりゃあ悩むよね「あの」Forestに移籍だもんね。まあエリシアはそのForestに居たんだけど。
ひな子:
というより、みんなが言う「あの」Forestの「あの」部分ってのがひなは解らなくて。
なんていうか、今まで色々聞いてもごまかされてちゃって具体的にどう特殊なのか説明が無くて
SE:
ガコン♪
エリシア:
ちょうど面白い事になってるから、エリシアと一緒に観ていけば? 見るのが一番。スリエルには「コーヒー、彼女に買いに行かさず、てめえで淹れろ、部屋に備え付けである!ひな子とお姉ちゃんはお話がある!」と電脳通信入れたから、時間は大丈夫にした。
ひな子:
えっ? はぁ~。
ひな子:
えっなんですかあれ? 水菜と小梅と…鈴奈先輩?
エリシア:
うん。 小梅の稽古をいつもしずるがつけているんだけど、そこに今日は水菜もまじってやってたところに鈴奈先輩が素振りにきて、あーなった。 面白いからみてた。
ひな子:
稽古? 素振り?
小梅:
間合いにさえ入れないとは…
水菜:
攻撃ポイントの予測ができない…線で埋め尽くされてれる…強い…
鈴奈:
あのさ、やる気があるのは解ったから! 鈴奈も日課の素振りしないと…気持ちわるくて…もうあきらめようよ? ねっ? 今日の所は勘弁で‥
夢結:
まだ個々で戦ってますね。
しずる:
こら! 小梅、水菜! 力合わせろって言ったでしょ! 二人合わせても弱いのに独り一人で戦ってたら鈴奈お姉さまになんて近寄ることもできないよ!
ドロシー:
二人とも! ココロを一つにだよ!
小梅:
水菜! アンタは何の為に戦うの?
水菜:
里緒菜お姉さまの少しでもお力になりたいからです!
小梅:
小梅もすみれ様や真理愛お姉さまのお力に少しでもなりたいから。でもそれじゃダメなんだよ。 小梅はみんなを護る為に戦うためにもう一回ナイフを握った! それをすみれ様に許してもらった! それを忘れてた! その護るなかには水菜も入ってる!
水菜:
みんなを護る。 そうだお姉さまだけじゃない、水菜の大切な人達、仲間、そうだよ!
うん! そうだよね!
小梅:
小梅と一緒に突っ込んで小梅が護るわかった?
水菜:
うん!わかった!
鈴奈:
ほう…やっと良い目になったね!
次で終わりにしよう!
二人とも! 来なさい!
しずる:
あの構えは…!
夢愛:
鈴奈姐…容赦なさすぎ!
ドロシー:
二人なら大丈夫!
小梅:
水菜! 合わせて!
水菜:
解った!
その6へつづく