えんぱいな日々(本編) 第五百七十二話 流星 中編 その6

 
しずる:
次はこのコブまで滑ってみようか! 見えるかな?

くま太:
小梅への訓練でもいつも思っているが、しずる殿は教導に本当に向いているな。
何年かすれば良い戦技教導官になるだろう。

ドロシー:
本人は実戦部隊で常に前線に居たいみたいですがね

にゃん助:
我が主人達はしずる殿が大好きなのですが、普段は総務部と保安部でも特殊な場所で一緒にいられないんで社員旅行ということでこうやって一緒に遊んでくれるのは嬉しい事なのですが…ドロシー殿には申し訳ない。

ドロシー:
あははっ! にゃん助、そんな事気にしないで、しずるは一人でいることほとんど無いから! 私は隣にいられれば良いので。

すみれ:
琴音、板で押えとくから立って、板を斜面に水平にエッジを立てて。

琴音:
はいっスイマセン、すみれさん。

すみれ:
琴音が立ったら、瑠美奈からしずるの所までボーゲンでいってみよう! もうちょっとでゴールだよ! がんばって!

瑠美奈:
はい!

テミス:
けっこうここ斜度が…

小梅:
最悪、ドロシー姐がいるし…ねえ

あやめ:
小梅…それって怪我前提?

真理愛:
みんな気合だよ! 根性がアレがなんでもできる!

ニケ:
あの昔の日本じゃないですから精神論では何も解決しないと、凛空様が良く言ってますよ

すみれ:
瑠美奈行け~! 気合だぁ!(笑)

瑠美奈:
はい!瑠美奈行きますぅ! キアイダァあああああ!

真理愛:
エッジをしっかり立ててブレーキを強めに、あと斜面に斜めにすべる!

瑠美奈:
はぁい! 真理愛さん!


琴音:
瑠美奈がんばれ!

瑠美奈:
うわぁあ!

すみれ:
ストック突き刺しちゃダメっ!

琴音:
瑠美奈がんばれ!


瑠美奈:
むりぃ~~! むりぃ~~!

みんな:
あはっははっ! 

レスフィーナ:
レスキュー本部の二階の治療室をこの期間の間は一般客の救急搬送並びに簡易処置を
行うという条件でお借りしています。 簡易処置は救急救命士の免許がある夏帆さん、クレアさん、ドロシーさんが交代で。医療行為が必要な場合はヴェルさんが明後日くるまでは医師免許がある剛史オーナーを呼んでから必ず行って下さい。

夏帆:
わかった。

レスフィーナ:
最後に不明な点は各クラブの部署の部長ならびに主任の端末ならびにAURORAの電脳通信に専用のルームをひらいているのでそこへすぐに、緊急事態の場合も連絡下さい。
常に私が待機してますので。対応本部は先ほどいったレスキュー本部の二階に事務所もあるので昼間はそこを本部にします。

久美:
すごい完璧! ありがとおお!

マリエット:
レスフィーナありがとうね。

レスフィーナ:
いえいえ…お正月の仕事、デメテル様達のは理沙さんに全部取られちゃったんで

久美:
おし会議終わったね! レスフィーナちゃん! うちの子にならない? 是非メイド長補佐として、待遇は今の三倍は保証します! 

マリエット:
久美さん何いってるんですか! レスフィーナはうちのクラブのメイド秘書課で総務部長にと思っている逸材ですよ! ダメです! 目をつけたのはうちが先です。  

久美:
人材のヘッドハンティングに先も後もないです!

レスフィーナ:
えっ! ちょっとあの…私、一応、オリュンポスGRIDの正式な大使館職員で。テミス様の侍女なので…

夏帆:
会議おつかれ…わたしレスキュー本部へ挨拶してくる!

レスフィーナ:
夏帆さん逃げないで下さい!助けて下さいよ!


その7へつづく