えんぱいな日々(本編) 第五百七十三話 流星 後編
前・中編は以下です
すみれ:
10人で3ゲーム、貸し靴もお願します。
あやめ:
専用の靴があるんだスリッパじゃ危ないものね。
しずる:
小梅、ボーリング終わったら勝負!
小梅:
その勝負受けて立ちます! ドロシー姐もやりましょう!
ドロシー:
私こういうの苦手だから…
ニケ:
これはどうやって遊ぶの?
レスフィーナ:
これはエアホッケーという遊びで、このように、相手の陣地にパッドと言うものを…
テミス:
フィーナ(レスフィーナの愛称)のその板? 便利だなそれだとAURORAが使えない無い人にも見えるし
レスフィーナ:
そうですね、今回の社員旅行の為に支給された端末なんですが今後も使わせもらえるように頼んでみるつもりです
真理愛:
もうっ! みんな一度集まって! 靴のサイズとかあるから!
ニケ達:
はい!
琴音:
しかし空いてますね
真理愛:
ホテル貸し切りだしね。ホテル泊まらないとさすがにゲームコーナーの利用は‥
ニケ:
ストライクならもう一回投げられて…計算が次の二投両方を足したその得点に…
小梅:
スペアなら、次の一投目までは加算されて…えっ?
レスフィーナ:
まあ今は自動計算されて表示されるので
あやめ:
昔は紙と鉛筆で計算してたんですね。
にゃん太:
にゃん!
テミス:
初詣行ってお酒飲んで屋台の食べ歩きをすると…なんかデメエル様達も正月を楽しんでいるな。
琴音:
まあ理沙さんと律子様がついてるから心配ありませんね
にゃん太:
にゃん!
テミス:
そうなんだが…いいのか…。
真理愛:
マリとすみれは主催で参加しないでしょ、後輩はみんなボウリング初めてだし。
これは先輩はハンディだよね。
すみれ:
50点ハンディで。うんで勝てなければ夕食後のカラオケBOXは全額おごりということで
くま太:
ピガー。
ドロシー:
私もそれでいいと思います。 くま太さんも同意見だと。
しずる:
ちょっとまって!しずるがボウリング下手なの知ってて!50点引かれたらマイナスでしょ!
すみれ:
ガンバレ。
コユニ:
ヒヒィン
テミス:
ニケ勝負よ、負けて泣かないようにね。
ニケ:
負けないもん! 泣くのはテミス! その言葉そのまま返す!
すみれ:
でわ勝利の女神カップ開催します!
真理愛:
投球開始!
くま太:
ピィガァぁあ!
他:
いけ♪(わいわい♪)
水菜:
目的地への飛行コースに乗りました。オートパイロットに切り替えます。
絵里奈:
了解ぃ!
絵里奈:
あ~機長よりお伝えします。目的地の長野スキーリゾートForestの天候はたぶん晴だと思う。 到着までの時間はたぶん10分くらい? 何もなければ以上ですおくつろぎ下さい。
水菜:
なんていうか…良いんですかそれで…
絵里奈:
いいのいいの! どうせ身内しか乗ってないし。
里奈:
しかしすごいじゃない、VTOLジェットをアタシの補佐無しで飛ばせてるとは。水菜は良いパイロットだよ。
水菜:
いえうさ子のナビゲートがあってやっとですから…
うさ子:
ぴょん。
水菜:
オレは助けてないって…そんなことないから
絵里奈:
どうGreenWood'sの分隊に来ない? そしたら滑走路とかオーナーに作らせちゃうよ
水菜:
それは絶対に千穂さんが激怒するのでヤメて下さい。 あと水菜は里緒菜お姉さまや里穂お姉さまのお力に早くなりたいので訓練をがんばってるので
絵里奈:
わかってるわかってる!
スリエル:
あの陽菜乃先輩は何なんですか…?
ヴェル:
何なのと言われても、陽菜乃の素顔だよアレが。
スリエル:
ええぇ‥‥
陽菜乃:
せんぱいとぉ~ペアルックでスキー♪ でへへへぇ~♪
舞悠:
陽菜乃さん、後輩が見てるよ? 主任としての威厳とか仕事に関わるよ?
陽菜乃:
業務開始日まで後は全部せんぱぁいにぃ甘える為に陽菜乃~残務がんばりましたぁ~ご褒美って言ってましたよねぇ~♪
舞悠:
言ったけどぉ、人前では…
スリエル:
それで何で彩香さんとヴェルさんは珍しく喧嘩してるですか?
ヴェル:
大祭の戦利品を仕分けしている時に怪しい動きをしてると思ったら大量のR18の薄い本が…それでその処遇について揉めた。 キュロと共謀して手にいれたらしい。
スリエル:
本じゃないですか…べつに
ヴェル:
買うのは別に良い。 でもヴェルに内緒で買うのが許せない、それもキュロと共謀とかさヴェルが抜け者だもん。 そこが許せない!
スリエル:
それでイリーシャは何をそんな熱心に読んでるの?
イリーシャ:
こないだ詩織さん達がやった作戦名が テスモポリアズーサイ だったじゃない? あれは
女神デーメーテールとペルセポネー(プロセルピナ)に捧げられた女だけの祭であるテスモポリアズーサイ=女だけの祭りで展開されるギリシア喜劇から名前が取られていたんだ。
それはアリストパネスが描いた喜劇なんだけど女三部作のうちの一つがさっきのね、それで実際に読んでみたくなって、あと二つが「エックレーシアズーサイ=女の議会」と
「リューシストラテー=女の平和」いうもので、Forestの図書室に全部あったから、これは「エックレーシアズーサイ=女の議会」の方
スリエル:
どんな話なの?
イリーシャ:
当時のアテナイの民会は男子に限定されていたんだけど、それに女性たちが男装して参加し、自分たちに有利な決定をしていくという風刺的な感じの喜劇。
スリエル:
ちなみにいつくらいの話なの?
イリーシャ:
紀元前393年から紀元前390年の間に上演された推定されている。
スリエル:
紀元前の本なのね…
イリーシャ:
もう一冊の「リューシストラテー=女の平和」が面白くてアテーナイとスパルタの戦い、私が好きなペロポネソス戦争を題材としてるだけど、その戦争を終わらせる為に、両都市の女が手を結び、セックス・ストライキを行うという、下ネタ満載の喜劇!
スリエル:
セックスストライキで戦争を終わらせる…すごい事考えるね…それはいつくらいのお話なの?
イリーシャ:
紀元前411年くらいに上演されたらしい。
イリーシャ:
その頃で戦争に下ネタぶっこんだ物語を劇場で…あるいみ人間ってすごいね。
イリーシャ:
うん歴史はまさに人の業の記録だからこそ面白い!
絵里奈:
みんな着いたわよ! 着陸するよぉ~!
ひな子:
今だやっちゃえ 一斉砲撃
スリエル・みるく:
隊長了解です!
水菜:
ふにゃ!
ニナ:
瑠美奈、水菜、イリーシャ、撃ち負けるわよ!
アリエル:
あはははっ!みるくやっておしまい!
マリエット:
ひな子えらい! 補給線は大事!
優音:
みんながんばれ♪
マリエット:
みんな仲いいわね~♪ どういう組み合わせ?
優音:
マリエお姉さん、ニナのシスターがイリーシャちゃんで、イリーシャちゃんの親友が水菜ちゃんとスリエルちゃん、スリエルちゃんの親友がみるくちゃんで、あとの同じ総務部で瑠美奈ちゃん。そしてスリエルちゃんのカップルのひな子ちゃんって感じですね。そんな感じで仲良くなったみたいですよ、それで6人でけっこう遊んでるたいです
マリエット:
それでひな子とみるくが混ざってるんだなるほど♪ 詳しいわね優音
優音:
とニナが説明してくれたので♪
アリエル:
こないだは、みるく達の事、水族館連れて行って下ってありがとうございます!
ニナ:
いえいえ、アリエルちゃん忙しいし、それにイリーシャもみんなと一緒の方が楽しめるし私もだし♪ みんなの引率役は好きだから
ひな子:
ヤバイくらい楽しい!
瑠美奈・みるく:
ダネ!
スリエル:
水菜来てよかったろ?
水菜:
うん! 里緒菜お姉さまと離れるのはちょっと寂しいけどみんながいるから…楽しい
イリーシャ:
良かったな。
ニナ:
ほらみんな夕食の前に温泉でも入って着替えてきたら?
イリーシャ:
そうですねお姉さまみんな行こうか!
他:
はーい! 行ってきまーす!
マリエット:
ねえスリエルちゃんとひな子がカップルなら、もちろんひな子に聞いてからだけどForestの総務部に出向ってどうかしら? ひな子は総務のセンスはあるけど経験を積ませるとなるとForestの方が
アリエル:
そうですねまずは本人に聞いてみましょう。
マリエット:
それともう一つすぐに出来ること…
テミス:
これがお兄ちゃんが言っていた鍋ですかぁ!
くま太:
ピガッ
ニケ:
肉はまだだと…野菜は良く火を通して肉はあとからいれてと、なるほど。
楽しみです!
真理愛:
ニケ達はくま太に任しとけば大丈夫そうね
小梅:
鍋奉行くま太さん!
すみれ:
くま太ってニケ達には優しいよね…面倒身良いし
小梅:
小梅にも優しいですよ
真理愛:
まあ真理愛は正妻だし。 くま太が厳しく当たるのはすみれと、しずると、さくらだけ?
すみれ:
すみれ、しずる、さくらの共通点はわかるけど…ニケも小梅もそうなのに‥なぜ?
小梅:
ちょっと! すみれ様! ドコみて失礼なこと考えるんですか!
ひな子:
うぅ…気持ち悪い…最後の雑炊が…
スリエル:
だから食べ過ぎになるって言ったじゃない…
ひな子:
でも美味しかった…
マリエット:
ねえ二人とも、ちょっと相談があるんだけどいいかな?
ひな子:
マリエットメイド秘書
スリエル:
はぁ…はい。
ひな子:
ひな子が移籍ですか?
陽菜乃:
是非うちの総務部としてはひな子さんを欲しいの!
ひな子:
ねえスリエル、これどういうこと?
スリエル:
おい、そこの堕天使姉、ひな子をForest(うち)へ引き渡すことでどんな取引をした? 答えろ!
アリエル:
何の事でしょう♪
みるく:
この堕天使お姉さまは、ひな子を地獄の最前線と言われるForest総務部に送り込む事を悪鬼軍曹と名高い陽菜乃主任と申し合わせ、GreenWood'sのトップエスコートメイドの優音さんをEHDENのエスコ部の目玉として引き抜く助力をForestに確約させたの! マリエットさん! 今回は見損ないました!
マリエット:
私はEHDENのメイド秘書ですEHDENを成功させる為には手段は択ばないわ!
陽菜乃:
そんなのはいいんだけどみるくちゃん、そこの障子の裏で陽菜乃と「お話」しようか?
みるく:
あっ…いえ陽菜乃先輩、あくまで言葉のあやでして…その…
陽菜乃:
外は寒いよね…山の中だし…
みるく:
ひぃ…
梨音:
それで最後はメイドの意思なのよ、ひな子はForestでスリエルと一緒に仕事したい? 一緒の部屋に住みたい? そういう最大限の待遇はForestはしてくれるそうなの、実際Forestの総務部は人手が足りてないし。ただ…問題もある
梨音:
今のForestは完全に特殊なクラブになっている。 総務部とはいえもしも為の戦闘訓練もあるし…正直普通の女の子には酷な環境だと思う。 危険じゃないともいえない。
向日葵:
だからお嬢様も私としてはあまり賛成できないと思ってるの。
ひな子:
あっ…そうですよねスリエルも鉄砲とかもってるし、訓練とかもしているって言ってるし。
スリエル:
それに何と言ってもご主人様が「あの」フランソアさんだからね。
ひな子:
フランソアさんは梨音のリハビリの時にお会いしましたけどとても優しい方でしたし、とてもカッコイイ方でまさに「ご主人様!」って感じでステキでした。
梨音:
うっ…梨音と比べないで…フランソアお姉ちゃんは梨音の目標だからそれは全面的に認める。
ひな子:
ひな子がForestに行けば優音お姉さんがうちに来てくれるかもなんだよね? それって萌奈達にとってはすごい力強いよね? 郁恵先輩達にとっても。 萌奈達は学園でクラス一緒だし会えるし。
スリエル:
それはそうだけど‥‥うちは‥‥なんていうか本当にすごい特殊だぞ?
ひな子:
ひな子じゃForestのメイドをするの無理?
スリエル:
いや…そんなことは…
ひな子:
水菜もイリーシャも…そしてスリエルもそのForestでメイドをしてるんだよね?
スリエル:
うん…
向日葵:
スリエルとゆっくり旅行中に話しあってみてからの返事でかまわないから。
梨音:
結局移籍するにしてもスリエルと支え会わないと無理だとは思う。それくらいの絆は必要な決心だと思う。
ひな子:
そんな特殊なクラブなんですか…Forestって
梨音:
それも含めて説明されたり、話し合うこと。 ということでゆっくりできるように向日葵、お部屋に案内してあげて
向日葵:
絶対にこれハニートラップ…
陽菜乃:
にひひっ♪
ひな子:
へっ?
向日葵:
もう二人の荷物はこっちに運んどいたから。
ひな子:
えっつ?
スリエル:
キングサイズのダブルベッド…
向日葵:
お風呂はゲレンデが見えるジャグジーだよ。二人でゆっくり入れるわよ。
ごゆっくり♪ うふ♪
ひな子:
これって…ひながForestに移籍すればスリエルと…こういう生活ができる? 同棲…そういうのを味合わせて…引き返せないように…
スリエル:
アリエル姉と陽菜乃主任が考えそうな事だ…たしかにForestのメイド宿舎のカップル部屋なら
ひな子:
そういうのがあるんだ…
スリエル:
暖かいコーヒーでも飲もうかな…自販機かな…
ひな子:
あっひな買ってくる! いつものだよね! ひなちょっと風に当たりたいし
スリエル:
うん。お願い。
ひな子:
エリシアお姉ちゃん? どうしたんですか?
エリシア:
ひな子
ひな子:
どうしたんですか?こんなところで。
エリシア:
ナイターでも良いから滑ろう思ったんだけどとなりのホテルのゲレンデまで行くのがメンドクさくなってた所。
ひな子:
ゴンドラで行くのめんどくさいですよね。
エリシア:
その顔はもう聞いたね。
ひな子:
はい飲み物買うって言って風あたりにきました。
エリシア:
そりゃあ悩むよね「あの」Forestに移籍だもんね。まあエリシアはそのForestに居たんだけど。
ひな子:
というより、みんなが言う「あの」Forestの「あの」部分ってのがひなは解らなくて。
なんていうか、今まで色々聞いてもごまかされてちゃって具体的にどう特殊なのか説明が無くて
SE:
ガコン♪
エリシア:
ちょうど面白い事になってるから、エリシアと一緒に観ていけば? 見るのが一番。スリエルには「コーヒー、彼女に買いに行かさず、てめえで淹れろ、部屋に備え付けである!ひな子とお姉ちゃんはお話がある!」と電脳通信入れたから、時間は大丈夫にした。
ひな子:
えっ? はぁ~。
ひな子:
えっなんですかあれ? 水菜と小梅と…鈴奈先輩?
エリシア:
うん。 小梅の稽古をいつもしずるがつけているんだけど、そこに今日は水菜もまじってやってたところに鈴奈先輩が素振りにきて、あーなった。 面白いからみてた。
ひな子:
稽古? 素振り?
小梅:
間合いにさえ入れないとは…
水菜:
攻撃ポイントの予測ができない…線で埋め尽くされてる…強い…
鈴奈:
あのさ、やる気があるのは解ったから! 鈴奈も日課の素振りしないと…気持ちわるくて…もうあきらめようよ? ねっ? 今日の所は勘弁で‥
夢結:
まだ個々で戦ってますね。
しずる:
こら! 小梅、水菜! 力合わせろって言ったでしょ! 二人合わせても弱いのに独り一人で戦ってたら鈴奈お姉さまになんて近寄ることもできないよ!
ドロシー:
二人とも! ココロを一つにだよ!
小梅:
水菜! アンタは何の為に戦うの?
水菜:
里緒菜お姉さまの少しでもお力になりたいからです!
小梅:
小梅もすみれ様や真理愛お姉さまのお力に少しでもなりたいから。でもそれじゃダメなんだよ。 小梅はみんなを護る為に戦うためにもう一回ナイフを握った! それをすみれ様に許してもらった! それを忘れてた! その護るなかには水菜も入ってる!
水菜:
みんなを護る。 そうだお姉さまだけじゃない、水菜の大切な人達、仲間、そうだよ!
うん! そうだよね!
小梅:
小梅と一緒に突っ込んで小梅が護るわかった?
水菜:
うん!わかった!
鈴奈:
ほう…やっと良い目になったね!
次で終わりにしよう!
二人とも! 来なさい!
しずる:
あの構えは…!
夢愛:
鈴奈姐…容赦なさすぎ!
ドロシー:
二人なら大丈夫!
小梅:
水菜! 合わせて!
水菜:
解った!
小梅:
ヴァイオレットトルネード!
鈴音:
紫電一閃!
小梅:
いま!
水菜:
ストラト!
鈴奈:
マズ!(トルネードで雪で死角をつくられた!)
鈴奈:
おっとっと! ほい!
水菜:
えっ!
SE:
カシンっ!
鈴奈:
えいっ♪
小梅:
うわぁ!
水菜:
ひぎゃっ!
SE:
ぼふっ!!!(雪煙が上がる)
小梅・水菜:
ふぎゃあぁ!
鈴奈:
連携攻撃とフェイクに環境を利用した煙幕を使ったのは誉める。 しかし力の制御がなってない。 でも良い攻撃だったよ。 センスはあるからがんばれ。 今日はこれまで!
小梅・水菜:
ごほっ! あ、ありがとうございました…
鈴奈:
さーて素振りするか♪
小梅:
水菜、大丈夫?
水菜:
うん大丈夫…埋まってるけど…
小梅:
こっちも…上手く行くとおもったんだけど…やっぱり鈴奈先輩は強いね…
水菜:
うん…でも間合いには入れたし
小梅:
なんか見えたような気がする…何かわからないけどつかめそうな気が
水菜:
水菜もなんかコレいけるかなって…でもそれを実現するには圧倒的に技術が足りない…
小梅:
そうそれ。 これ目指してるもののような…ヒントかな…ガードを小梅が打ち崩すのは正しいと思うんだ、飛び込むは小梅で、攻撃の本体は水菜
水菜:
うん! それはあってるよね?
鈴奈:
しずるの弟子達、雪に埋まったまま検討会始まってるからあのままじゃ身体冷えるから早くひっぱり出してあげて。あとお風呂も!
しずる:
はい、夢結手伝って!
夢結:
わかりましたしずる姐、あと鈴奈姐も素振りの邪魔してすいませんでした
鈴奈:
楽しかったからいいよ。 アレは伸びるよ夢結。
夢結:
はい頼もしい仲間です
エリシア:
あれがForestに拠点を置く4クラブ共同の機動部隊ロンゴミリアド。 今その部隊を中心にForestは回っている。 総務部はクラブだけじゃなくあの部隊を支える事が仕事なの。だから普通のクラブとは違うね。
ひな子:
そのロンゴミリアドの隊長と副隊長が小梅のお姉さまのすみれ先輩と真理愛先輩。鈴奈先輩は?
エリシア:
鈴奈先輩はロンゴミリアド本隊をサポートしたり鍛えたりする分遣隊の隊長で副隊長がルフィナ先輩。 エリシアは本隊の方に入ってる。 花恋が小隊長だしね
小梅:
うちの隣にあるミリタリアの部隊とは違うですか?
エリシア:
隣の部隊とは同じであって同じではない。 ロンゴミリアドは隣とは別の指揮系統・・うーん別の命令で動くというか自由に動けるというか…あと強さが違う。 隣の部隊全部と戦ってもロンゴミリアドが圧勝する。
ひな子:
そんなに強いんですか?
エリシア:
うん…うちの陣営の切り札、ゲームメーカー、みたいなもの。
ひな子:
もしかして、前のフランソアオーナーの演説。 研修の最終日で生放送で観ろって言われて観たんですが、ひな子は難しくて全然わからなくて…もしかしてそれに関係があるとか?
エリシア:
まあそうだね。 詳しく聞きたい? Forestがどんなクラブなのか
ひな子:
教えていただけるなら
エリシア:
ならエリシアと花恋の部屋でお話しようか
ひな子:
いいんですか?お邪魔して…
エリシア:
エリシアが良いといえば花恋には拒否権は無いし
ひな子:
花恋様ってご主人様ですよね?
エリシア:
一応ね、まさに、まあ一応。 じゃあ行こうか。
ひな子:
はい。
ニナ:
本当に本の虫よね。あと明るくして読みなさいって言ってるでしょ?
イリーシャ:
スイマセン
ニナ:
まあ、お姉さんが髪を乾かしてる間に水割りまで作って待っているくらいだから…その本の内容なんか頭入って無いし、文字も多分読んでないから暗くても大丈夫かぁ、くすす♪
イリーシャ:
うっ……
SE:
カラン♪ グラスで氷がなる音
ニナ:
おいしい♪ イリーシャちゃんは、今日はお姉さんにいっぱい甘えたい気分なんだ♪
イリーシャ:
うん…甘えたい…です。
ニナ:
どうしたの?
イリーシャ:
小梅も水菜も急にしっかりしてきて、目標みたいなものを見つけて、それを目指すようになって、私に頼らなくなって…でも私は何も進んでなくて‥‥置いてかれている感じがして…怖くなって…
ニナ:
頼られなくなって寂しいのと、このままじゃイリーシャは独りぼっちになるかもって不安ってことだね。
イリーシャ:
はい…
ニナ:
大丈夫イリーシャちゃんにはこのお姉さんがいる! お姉さんがイリーシャちゃんを養ってあげる。イリーシャちゃんは何も心配しないで良い。 ダメダメなイリーシャちゃんでもお姉さんは好きだよ!一生養っちゃうよ!
イリーシャ:
そうやってお姉さまはすぐに私の事をダメ人間にしようとする!
ニナ:
まあそんな事よりイリーシャは焦っている。フランソアオーナーは未だにイリーシャの正体に全く気づいて無いのに、テミスまでこの物理世界に来てしまいパーツはそろってしまった。
イリーシャ:
ふざけるのか真面目なのかどっちかにしてくださいニナ・フォートラム特務中佐…。
ニナ:
もうそのままフランソアオーナーとテミスに言ちゃえば? 「イリーシャがアーマーメイド・イーリスその物なんです。そろそろ私とテミスと共に使命を果たす時ですマスター」とか。
イリーシャ:
フザケルのもイイカゲンにして下さい! そんな事言えるわけないじゃないですか!
ニナ:
フゼケテなんて無いわよ。 テミスもフランソアオーナーも鈍いからね~。 自然に気づかせるとか無理だと思うよ。 瑠莉閣下とかなら別なんだろうけど。 今だに私の正体だって気づかれて無いらしいし、永遠室長曰く。 本当にただのGreenWoodsのエスコートメイドだと思ってるそうよ。それでイリーシャと日本で知り合ってシスターの関係になったと思ってるらしい。
イリーシャ:
なんでそういう所はご主人様は鈍いんだろう。
ニナ:
とにかく旅行中はそのことは考えても仕方ないし戻ってからね。 まあ今夜の所は甘えさせてあげるからベッドに行こう♪ 不安とか焦りとか考える余裕なんかすぐに無くしちゃうから!
イリーシャ:
そうやってお姉さまはすぐにSEXでごまかす…
幸喜:
ここは…
ルゥナ:
起きたお兄ちゃん? 篠山家のロッジだよ
幸喜:
ひぃぎぃ! ルゥナさん…。
ルゥナ:
そう私はルゥナ、月美でもあるけど…いまは記憶も戻って記憶が融合して、新しいルゥナ・デルポールになって、デルポール家のみんなのご主人様で、エンパイアクラブEHDENの共同オーナーの一人でもあるルゥナ。
幸喜:
はぁいぃルゥナさん…もうわかりました。 デルポール家の女主人であるルゥナ・デルポール、今後は月美さんと言わずルゥナさんと言いますから…
ルゥナ:
さんはつけなくてもいいけど‥それでお兄ちゃん…
ルゥナ:
最初は「ヤメロ」とか言ってたらしいけど…途中からは自分から…してたんだって?
幸喜:
聞いたんですか? 最中のことを?
ルゥナ:
ぜ~んぶ聞いた。 詳細に聞いた。 何回イってから気絶したのかまで…特に美里と美見の膣(なか)には何回も何回も射精(だ)したんだって?
幸喜:
あのですね…途中からなんかプチっと頭の中で何かがキレて…もうわからなくなってですね…
ルゥナ:
いいの…男はそういうものって…ルゥナだって知ってる。 今後はルゥナの代わりにうちのメイド達と遊んで…
幸喜:
えっ?
ルゥナ:
うちのエスコートメイド達はみんなお兄ちゃんに抱いて欲しいって言ってるしルゥナの代わりに「お勤め」果たしてね。あと研修とかも協力してあげて、アリエルメイド長に言っとくから。 詳しくはアリエルメイド長と相談して。
幸喜:
はい‥‥わかりました。
ルゥナ:
た・だ・し。 エスコートメイド以外を抱いたり、ルゥナがヤメテっていうのにルゥナを襲い続けたり、逆にうちのメイドにかまけて…ルゥナの事がイラナイと捨てたりしようなんて思ったら…ルゥナは花恋や梨音ちゃんやフランソアさんと同じだから…お兄ちゃんの頭くらい…ぐちゃっと♪
幸喜:
ひぃぎぃ!
ルゥナ:
簡単にできるからね?
幸喜:
はいぁい! わかりました!
ルゥナ:
だったら許してあげようかな?
幸喜:
ありがとうございます‥もう勘弁してほしい…です…これで許して下さるでしょうか?
ルゥナ:
ねえ、きょう何人の女の子とシタ?
幸喜:
ワカラナイよ‥もうなんかハラワタまで食われた感じで…
ルゥナ:
お兄ちゃん、何終りだと思ってるの?
幸喜:
えっ?
ルゥナ:
まだ「ルゥナ」とエッチしてないでしょ?
幸喜:
いやぁ! ちょっとまって! だってルゥナが消耗するまでオレが抱いたから…
ルゥナ:
ルゥナ、お兄ちゃんがみんなから凌辱されてる間やそのあと気絶して寝てる間もふくめて寝てたもん。 元気だし♪
幸喜:
えっ‥あの…オレはもう…
ルゥナ:
たしかに元気ないね~♪
幸喜:
だからもう立たないから! 何回強制的にイされたと思ってるの! 最後は血が混じってたんだよ! 今日は無理! 絶対無理!
ルゥナ:
本当に立たないかな? これお兄ちゃん昼間散々使われたよね?
幸喜:
ちょっ! ルゥナさんヤメテ下さい!
ルゥナ:
大丈夫、郁恵達にちゃんと使い方教わったし、ローションも準備してあるし、お兄ちゃんのお腹の中はカラッポだと確認したし、気絶してる間にも清掃づみだし♪
幸喜:
最初からそのつもりで準備してたと!
幸喜:
ヤメテ下さいお願いしますルゥナ様!
ルゥナ:
ふっ…イ・ヤ。
お兄ちゃんは今後は沢山のメイドとエッチする権利を得るし義務にもなる。 でも「誰がお兄ちゃんの女なのか? 主(あるじ)なのか?。」を徹底的に教え込む必要がある! だから今夜はルゥナがたっぷり鳴かせる事にしたの!
さあ足を上げようか? もし逆らったらチカラずくでも出来るけど?
ルゥナ:
お兄ちゃんとルゥナと「どっちが上」なのか? そのカラダに教え込んであげるね!
どんな風にお兄ちゃんが泣くのかルゥナ楽しみ! 言わせたい誓いの言葉沢山あるし!
SE:
ガチャ
ひな子:
ただいま
スリエル:
おかえりお風呂入れてあるよ。
スリエル:
おい、いきなり抱き着いたらジュースがこぼれちゃうよ。
ひな子:
なんでスリエルは何も言わなかったの…本当は水菜がスリエルの生まれながらのパートナーだったのに何かの事故で里緒菜さんのパートナーになちゃって、スリエルは半分壊れて…でもどうにか立ち直ってForestに来て、そのことを水菜には黙ってそれでも支えて…本当は辛いのにひなが告白したら悩んだ末に受け入れてくれて…ひなも支えて…それに今のお仕事って総務部だけじゃなくて…
スリエル:
エリシア姉、全部しゃべったな! 花恋お姉さんが今夜はクリスお姉さんが来てるからいないから一緒じゃないと話さない思ったのに…あのさひな子、いったん離れて、お風呂入ろう? カラダ震えてるし
ひな子:
うん…
ひな子:
…正直エリシアお姉ちゃんのお話半分…いや三分の一しか理解できなかったけど、とても大変な状態? になっている事だけはわかった。 あとスリエルのお仕事を直接はひなは手伝えないのは解った。 力がない。 やれて普通の総務の仕事をするくらいだし。 でもね…ひなに何でスリエルは言ってくれなかったのかが…そんなにひなの事信じられない?
スリエル:
そんな事はない。 ひな子の事を巻き込みたくなかったんだ。 ひな子はあくまでアポリロイドとはいえオーバーメイドじゃない。普通の女の子。 ひな子だって小梅や水菜や先輩の訓練を見学したんだろ?
ひな子:
うん…ちょっと怖かったけど、三人ともカッコよかった。特に鈴奈先輩が‥すごい凛々くて厳しいのはわかるけど、水菜と小梅のことをビシっと言ったりでも思いやってるんだなーって見えたり…めっちゃカッコ良かった。
スリエル:
ちょっとひな子、なにポっとなってるの! 鈴奈先輩は良二オーナーの専属メイドで!
ひな子:
何焦ってるの? あくまで先輩としてカッコイイといっただけ。小梅も水菜も一生懸命でカッコ良かった。 戦いとかひなはワカラナイけどとっても強いってことはわかった。動きが見えなかったし。 体育の時間とかとはまるっきり動きが違ってた。 それでひなはスリエルにベタ惚れだから、そういう意味でのカッコイイは心配しなくていいよ?
スリエル:
このからかったな!
ひな子:
それにすでにひなは「巻き込まれて」ます。 ひなはスリエルの恋人です。 オーバーメイド能力は無いし、戦いもできないけど。 事務仕事や掃除とか、お使いとかそういうだったらできる! それに近くでスリエルを支えることはできる。 護身術?や鉄砲やナイフ? とかは怖いけど自分の身をまもれるくらいになれるように訓練する! だからスリエルの一番近くにいさせて
スリエル:
やっぱりあの時にお付き合いを断っとけば良かった。 私はひな子が大事なんだよ…守りたいんだ‥なのに巻き込むなんて…
ひな子:
はぁ? 付き合わなければ良かった? ひなを守りたい? どの口が言ってるかな? パートナーは平等だよね? ひなだって怒るよ?
スリエル:
ひな子さん…?
ひな子:
それに、いつもベッドでひぃひぃ泣かされてるのはスリエルの方じゃないですか?
スリエル:
それはその…はい…
ひな子:
ひながいないと私はダメなんだ…とか毎度言ってない?
スリエル:
はい‥そうですね…
ひな子:
毎日ひなとスマホで話さないと寝られないくらいに依存しているアンタがひな子と別れて生きていけるの?
スリエル:
もう…生きていけません。
ひな子:
だよねー!
スリエル:
なんでこんな私になってしまったんだろう…。
ひな子:
それはひな解る! 水菜が事故でスリエルのパートナーとしての機能を失って里緒菜さんの所へ行ちゃって出来たスリエルに空いたココロの穴をひなが埋めたから。 もちろん水菜はトモダチとして親友してパートナーじゃないけどスリエルと一緒にいる。だからパートナー部分だけひなが埋めてる。
スリエル:
そんな…水菜の代わりじゃ…
ひな子:
いいのひなは水菜の代わりでも! だって今のスリエルのパートナーはひなだから!
スリエル:
ひな!
ひな子:
初めて「ひな」って呼んでくれたね。ひなが必要? Forestに必要?
スリエル:
うん! ひなが私には必要だ。 色々な訓練は私が面倒をみてひなを支えるから、その代り私を支えて欲しい。
ひな子:
うん、わかった明日、陽菜乃主任と梨音オーナー達に返事する。
ひな子:
「あの」Forest(森)でひなも一緒に生きる、ひなもForestのメイドになる
スリエル:
うん…
ニナ:
どう気持ちい?
イリーシャ:
ひゃぁいぃ…天国でしゅ…お姉さま…
ニナ:
はいちゅっちゅしていいよ~♪
イリーシャ:
はぁい…幸せでしゅ…
ニナ:
みんなの前では凛々しいイリーシャちゃんはお姉ちゃんの前ではただの赤ちゃんになっちゃうだよね~? でもママじゃなくてお姉さんだよ?
イリーシャ:
はぁい‥お姉さま…はぁ‥い…あんっ! あぁ…あぁ…
ニナ:
あぁ…きちゃったね…どうやってイきたい?
イリーシャ
お姉さまの…アソコに…顔を埋めて…その…あんっ! 甘えて…
ニナ:
わかったぁ♪
ニナ:
どう舐めれる? あんっ! うん…届いてるみたいね
イリーシャ:
うん‥はう…あぁんんんっ!
ニナ:
これイリーシャ好きね…あんっ!
イリーシャ:
あぁんっ ぺろ・・ぺろ・・・あんっ…!
ニナ:
痙攣始まってるから…そろそろかな…イかしていい?
イリーシャ:
はぁい! あんっ! お願い! おねえさまぁ! イかしてぇ!
ニナ:
わかった! あんっ! あむ! チュぅぅうううう!
イリーシャ:
あんっ! xxx! あぁあx!! イくっ! xxxxxxxxx! あんっ!
xxxxxxx! あんっ!
ニナ:
ぎゅうう! 逃がさないよ! ほら イケ!!!イっちゃえ!
イリーシャ:
いやぁああああああああ! あああぁあああああ! xxxxxx! あああああ!
xxxxxx! あんっ! うわぁ! xxxxxあん…
イリーシャ:
あぁ………………
ニナ:
はい、ぎゅーーーー!
イリーシャ:
うへぇ‥‥あぁんっ…あ…
ニナ:
これで寒くない?
イリーシャ:
はい…あのゴメンなさい…お返しに…愛する…力が…なんかどっと…疲れが…でちゃって…
ニナ:
いいから…イリーシャのことだからここ数日気張ってたんでしょ…それでその疲れがどばっとでて…お姉さんの胸でお休み。 明日の夜元気なら…愛してもらうから
イリーシャ:
うん…そうする…
イリーシャ:
ふぅ…ふぅ…
ニナ:
貴女はがんばりすぎよ、虹の女神様。 私の胸で少しでも休んで…貴女が望むかぎりそこは貴女の場所よ。
ルゥナ:
はぁ…はぁ‥あんっ! あんっ!
幸喜:
うわあっぁぁあ!!! あぁああんん! ああぁ!!
ルゥナ:
ほらぎゅーーー! こうやってお兄ちゃんの亀頭を…あんっ! あんっ!
幸喜:
ぎゃああ! どこでそんなの覚えた!
ルゥナ:
そして、こうやってそのまま腰を回すと!
幸喜:
うわぁあああああああ! あんっ! うぉおおおお! 助けてくれ!
ルゥナ:
だめ~♪ お兄ちゃんはルゥナのモノなの! どう無理やりイかされるって苦しいでしょ!
幸喜:
うわぁあ! あんっ! あんぁ あっぁああああああああああ!xxxxxxxxx!
あぁあ! あぁ…
ルゥナ:
メスイキしたね~電動エネマグラが強で挿入(いれ)っぱなしだもんね~。 鈴佳先輩の言ったとおりこれならイクよね。 どう射精したい? お兄ちゃん
幸喜:
射精したい…お願いします…
ルゥナ:
うん解った! 射精させてあげる! ルゥナの中に射精(出)していいよ!
ルゥナ:
あんっ!あんっ!あんっ!あんっ! 幸喜お兄ちゃん愛してる! イジワルしてごめん!
本当は死ぬほど愛してるの! 愛してる! あんっ! ルゥナをあげるね! ほら!
あんっ!xxxxxxxxxxx! イってお兄ちゃん! 一緒に!
ルゥナ・幸喜
うわぁあ!あっぁああああああああああ!xxxxxxxxx!
喜:
ルゥナ…オレは…生涯なるべく…ルゥナを怒らせないように…誓う…お互い…生命の危機だ…
ルゥナ:
…そうだね…
幸喜:
それと…スマン…動けない…
ルゥナ:
ゴメンお兄ちゃん‥ルゥナも動けない…このまま寝たら風邪ひくかな?
幸喜:
そうだな…最後の力で…足で…シーツをどうにか…
幸喜:
ルゥナにかかってれば…
ルゥナ:
お兄ちゃん…大好き…愛してる…
幸喜:
オレもだ…すぅ‥
ルゥナ:
…すぅ…♪
梨花:
収まりましたね? 終わったんでしょうか?
梨音:
みたいだね…お兄ちゃんが…あんな女の子のような声を…。 というよりホテルじゃないんだから…子供のころからこの別荘変わって無いんだから…
向日葵:
三月の春スキーまでに防音処置をしましょう、建て替えに近いですが
梨音:
予算は出す! これじゃ寝れない。
梨花:
ですね…
リナ:
ピガぁ~…
SE:
ピピっ♪ピピっ♪ピピっ♪ピピっ♪(アラームの音)
優音:
うぅ…何この音…
マリエット:
起きるからアラーム止めて…
優音:
!! あれ? ここどこ? マリエお姉ちゃん?
なんでマリエお姉ちゃんに抱きついてベッドで寝てるの?
マリエット:
優音、おはよう…やっぱり覚えてないんだ…
優音:
あっ…頭が痛い…
マリエット:
はいお水。 そりゃあ貴腐ワインとはいえ一本飲めば。 今日の当番はドロシーちゃんか…起きてるかな? すぐ呼ぶから。
ドロシー、ごめん朝から起きてた? うんそっかしずると鈴奈は朝錬ね。 ちょっと来てくれる、そうバックもってよろしく。
優音:
そうだ…BARだともしもの時に迷惑になるから、マリエお姉ちゃんの部屋で煙草吸いながら、ワインなら大丈夫だろうと飲んだんだ…でもとても甘いワインで美味しくて…記憶が…
マリエット:
あれよあれよという間に一本開けちゃった、それでバタンで! でもベッドまでは自分で歩いたよ?
優音:
あぁ…面目ない…二日続けて…それに二日酔いとか‥頭痛い…
マリエット:
水分をとってドロシーちゃん呼んだから生体調整の命令を出せばすぐ直るよ、それまでガマン
優音:
うぅ…
SE:
ガチャ!
救急任務の為、ノック無しで失礼いたします! 衛生メイド只今まいりました!
あれ? 優音お姉さん裸じゃないんだ?
優音:
えっ? 裸?
マリエット:
ちょっとドロシーちゃん何言ってるいるの?!
優音:
あっ頭痛が消えた!
ドロシー:
脳血管の縮小とかを押さえて水分を吸収する命令をだしたので、それでこれ飲んでください、残っているアルコールを今分解する酵素を出してますけどそれを補助する薬です。あと水分を多めに、たぶんこれからシャワーを浴びると思うのでその時はコップ一杯飲んでから浴びて、さらにあびおわったらもう一杯水を。シャワーあびると水分が蒸発するので
優音:
はいわかりました。 なんてお礼を言っていいのか…
ドロシー:
いえいえ、お礼の代わりに質問に答えて下さい。
優音:
なんですか?
ドロシー:
まだ優音お姉さんとマリエットメイド秘書は付き合ってないんですか?
優音:
えっ!!
マリエット:
えっ?
ドロシー:
だって、優音さんマリエットさんにずっと付きまとってるからこれは付き合ってるんだなーってみんな言ってますから。 それに仲いいし、「マリエお姉ちゃん」って言ってるし。 ということで後輩代表で聞きにきました!
だって一晩一緒だったんでしょ? これがヘテロならあー介抱したんだ。とかだけど、マリエットメイド秘書はビアンだし、優音お姉さんはヴァイだし!
どうなんですか~? どうなんですか~?
マリエット:
あくまで…むかし面倒みてた妹みたいな…
優音:
あくまで…むかし慕っていたお姉ちゃんで…
ドロシー:
にしてはずっと一緒にいますよね~? ここは素直に白状したほうがいいですよ?
優音:
だってマリエお姉ちゃんくらいに美人で有能ならお相手いるでしょ?
ドロシー:
いないんですよ~だから後輩として「なぜ」みたいな?
優音:
えっ…いないですか? いまシスター空席?
マリエット:
…はい。残念ながら独り身です‥
優音:
…そうなんですか…もしかして優音とかチャンスあります?
ドロシー:
絶対にあるとおもいます!
優音:
そうか…
ドロシー:
でわ任務は完了いたしましたので、ドロシーは帰らせていただきます! 後輩一同! 吉報を楽しみにしております! でわ! 失礼いたします!
マリエット:
ご苦労さま…
優音:
ありがとうございました…
ヴェル:
本日はお日柄もよく…以下省略! でわ!マリエットお姉ちゃんどうぞ!
マリエット:
剛史オーナー。 御クラブのメイドである優音さんを私に下さい! ルシャンドル家当主のマリエット・ルシャンドルとして優音を私のメイドとして見受けを申し込みます!!
梨音:
えっ! マリエットお姉ちゃん! EHDENに移籍を申し込むというお話じゃなかったの?
向日葵:
あっ…色々吹っ切れたんですね…
凛空:
ほう、優音はオレのメイドだ誰にも渡さん! 欲しければオレを倒して…
小梅:
お兄ちゃん…
ヴェル:
はぁ~(溜息)。手袋を投げた(注)のは剛史お兄ちゃんだし。立会人として決闘での勝者がメイドのご主人様であると認めます。マリエットお姉ちゃん、どうぞ引き金を!
マリエット:
わかりましたヴェルさん。 でわ剛史オーナー失礼いたします。
SE:
カチっ!(撃鉄を起こす)
ルゥナ:
終わったらそのまま窓から投げてくれれば、座標はロックしてあるので亡骸は蒸発させますので。
アリエル:
公式的にコチラで剛史オーナーの死亡処理と西園寺家の当主権とクラブオーナーの移譲手続きは凛空様に今すぐ速やかに行いますわ。
凛空:
アリエルさんお願いしたします。
すみれ:
お兄ちゃん…サヨナラ…
エリシア:
僅か0.8秒のできごとであった!
アリエル:
このメンバーに勝負を挑むとはまさに蛮勇ですわね。
注:手袋を投げる
決闘を申し込む事
小梅:
一秒以内で、処刑から遺体の蒸発処理、当主権の移行の準備まで…これがエンパイアクラブ。
あのお兄ちゃん? 冗談だよね? ねっ? ほら冗談だってぇ! 優音お姉さんの見受け認めるよね? ほら認めますって! 祝福いたしますと!
凛空:
香澄ちゃんが手塚お兄ちゃんの所に行った時に懲りただろうに。
すみれ:
優音お姉ちゃんの事気に入ってたからしかたないけど…死んだらもともこうもないよお兄ちゃん。
ルゥナ:
でわ衛星の待機状態解除しますね。
小梅:
死体処理に衛星ビーム砲…まさに歩く大量破壊兵器…
ルゥナ:
小梅ちゃん…なに?
小梅:
なんでもありません!
向日葵:
優音さん、ようこそエンパイアクラブEHDENへ。 エスコートメイドお続けになるんですよね?
優音:
はいもちろん。エスコは私の生きがいなんで。マリエお姉ちゃんにも許可もらってます。それに私の事を大切に思ってくれているお客様を裏切るわけにも。
向日葵:
良かったです。ご主人様はどう呼ぶんですか?
優音:
ご主人様はマリエお姉ちゃんのままです。梨音ちゃんは、店の中では店長でいいんですよね?
向日葵:
はいそれでお願いします。仕事以外の普段は今まで通り梨音ちゃんでお願いします。 あとエスコート部の部長をお頼みすることになると思います。補佐に郁恵さんと愛里栖さんが着きますので。まあ形なりで良いかと・・・
優音:
はい。でもできるだけお姉ちゃんの力になりたいし、これからはみんなと一緒に仲良くやって行きたいと…新しい優音として精一杯頑張ります。
向日葵:
騒がしいの苦手ではなかったんですか?無理しなくてもうちは大丈夫ですよ?
優音:
いえ、なんかみんなで一緒で慌ただしいのも、それも楽しいなって今回思って…だからこれからは仲良く一緒に私も騒ぎに入れてほしいです。
向日葵:
そうですね。 仲良く一緒に、よろしくお願いたします。
優音:
はい!
美夏:
寒い…夏は暑いし冬は寒い…そしてまだ山に上がる…ということはまだ気温が下がる‥。フルフェイスヘルメット買おうかな…もういっそのこと…クルマをお給料をためて…だめだライダーとしてそういう事は考えちゃイケナイ! それは負けだ! ごめんねDTちゃん! 旧車ライダーとしてのプライドが美夏にはある! たとえ走る公害! 燃費最悪だと言われても…
美夏:
燃費…あっ! 下のGSでガソリン入れてなかった! そして荷物満載…それで上り! うわーー燃料計が!! Forestまで持つのだろうか…
美夏:
寒い中、ご苦労様です!
衛兵:
はい、お疲れ様です。 身分証の提示をお願いします。
美夏:
はい! 只今! …ちょっと待ってくださいね!
衛兵:
ゆっくりでよろしいですよ。
衛兵:
はい新しいロンゴミリアドのシェフメイドの月宮美夏准尉が到着いたしました。
はい、ご主人様は夕方まで外出なので直接ロンゴミリアドの隊舎へ行ってほしいと
はい。 伝えます。
美夏:
えっ…。
衛兵:
准尉殿、身分証どうぞ。 エンパイアクラブForestへようこそ。 隊舎の方へ直接行ってほしいと事前に見取り図は准尉にお送りしてあると…
美夏:
あの…ガソリンスタンドとか無いですよね?
衛兵:
その隊舎の裏に軍用の給油所が…
美夏:
この子…もうガソリンがなくて…動いて数十メートル…さすがにこの荷物で押すのは…
衛兵:
あはっ…准尉どの! いま非番の隊員に軽トラ出してもらってお送りいたしますから、ちょっとまってて下さいね♪
美夏:
大変申し訳ございません…面目ない…。
千穂:
絵里奈、今年は希美達に交じってキャピキャピはヤメテね、見ていて痛ましいから。
絵里奈:
ちょっとまだアタシは若いです!
詩織:
くすす♪
絵里奈:
愛理お疲れ! 冷やかしに来た…って何これ!
千穂:
どうしたの? これ 何この人込み? 二日目よね? 毎年なら空いてると思ってきたのに! 参道の出店も人で一杯だったけれど…
愛理:
皆様、お疲れさまです。スイマセン今、混雑緩和と安全確保の為に入場規制中なので少し待っていただく事にって関係者だからいいか。
詩織:
入場規制?
愛理:
実は「今年から美少女の巫女さんが祈祷してくれる」とか「受け所や案内の巫女も全員若くて美少女揃い」とか「前にそこで巫女さんと写真を一緒に撮影してもらったら合格した」とかSNSで拡散したみたいで大変な事になってます。 いちおう撮影は境内は禁止にして、別方法で対応してますけど…人手は収まらない状態です
詩織:
「若くて美少女…」
絵里奈:
詩織! 昨年までの詩織やありさ先輩の力があってこその繁盛だからね!
詩織:
でも明らかに人出が倍か三倍…
千穂:
それでまあ巫女の写真が目的なのは遠慮してもうらとしても、合格祈願のその写真は無碍にするわけには
愛理:
それなんですが…澄と希美が策を打ち出しまして。
里穂:
御守り・絵馬・破魔矢の合格祈願セットに付属している巫女とのチョキの撮影とお渡しはこちらになります。 並んでお待ちください。
ロッテ:
お二人分なのでもう一枚撮りますので、少々お待ちくださいね!
フランソア:
二人とも努力して獲得した知識はかならず活かされるよ。
少女A・B:
はい! がんばります!
お母さん:
ありがとうございます! 二人とも良かったわね
ロッテ:
おkです、もう一枚目をとりますよ! はーい笑って!
フランソア:
ひぃ~!
ロッテ:
巫女さま合格の念を入れているのはわかりますが少し顔を朗らかに!
フランソア:
解った! にぃ~!
少女達:
あははっ!
ロッテ:
はい撮れました! 乾くまで表面は触らないで下さいね!
少女達:
はいありがとうございます! 巫女様も本当にありがとうございますがんばります!
フランソア:
試験がんばれ!
瑛美:
はい23番ですわね。 こちらが23番のおみくじになりますわ。どうぞ。
仁美:
巫女の合格祈願セットを二つとおみくじを二つ、祈祷の申し込みしたいと、次は15:00からになりますがよろしいでしょうか? はいでは合わせて…
希美:
破魔矢と絵馬はどうにか、でも合格祈願の御守りが‥‥どうしましょう
澄:
袋はまだ在庫が倉庫にあったけど、あれ中にいれる札に祈祷いるんだよね?
詩織さんいるよね? 昨年の巫女じゃ御利益がへるのかな?
美知留:
白杜の巫女が下がるまでそのままお待ちください。 白杜の巫女が下がりましたら通常の参拝をお願いいたします。
男A:
おお…なんて厳かなんだ…
男B:
軽い気持ちで来たけど…失礼だったな。ちゃんと心をこめてお祈りしよう。
女A:
やっぱり里緒菜先輩カッコイイ…
女B:
でも大人ぽくなったねお綺麗! 紅葉様も本当にステキ! 学園卒業されたからこういう機会じゃないとお目にかかれないし!
愛理:
はい了解。 あの…詩織さんいえ皆様、じつはちょっと大変な事態でして御守りがもう‥それで中にいれる木札の祈祷を詩織さんに頼めないかと…あとそれをお守り袋に詰める作業を…皆様にどうか手伝っていただけないかと…
詩織:
詩織は若い美少女じゃないからご利益が下がると思う。
絵里奈
詩織! ほらこれは白杜の巫女としての長い経験が問わるもので! 詩織の方が効果は高いって!
千穂:
そうそう! 神社の裏の作業場よね? ほら行きましょう!
愛理:
はい! どうかお願いします!
美夏:
氷室伍長、休憩時間なのに軽トラ出していただいて
真冬:
私の事は真冬でいいですよ准尉殿♪
美夏:
まさか衛兵隊長自らゲートの守衛をしてるとは…あと私も階級じゃなくて美夏でお願いします。私シェフメイドなので…
真冬:
でわ美香ちゃんで♪ 年始休みで隊員が少ないので♪ 交代がてらこのままご飯食べに行くので! そのついでです
美夏:
とにかくありがとうございます!
美夏:
なんですかこれ~! 戦闘機から戦闘ヘリ、輸送機まで! これクラブの敷地内ですよね!
真冬
最初は驚きますよね、すぐ慣れるとおもいますが。
美夏:
まあ美夏も主計兵で前線にいたけど、これでも戦力の一部ですよね?
真冬
そうですね、一部です。
美夏:
というかこれ誘導路を走ってる?
真冬:
まあこのほうが近いのでそれでロンゴミリアドの隊舎はこの裏なので
真冬:
しかし美夏ちゃんが乗ってると250ccなのにリッターバイクにみえるね
美夏:
それは言ってはいけないことを!
真冬:
あははっ! でわがんばってね!
美夏:
はい! ありがとうございます!
美夏:
これ瑠奈姉のバイクだからここで止めるのはいいのかな? というか…止まってるクルマがオカシイ…これ公道走って良いクルマなの?
美夏:
昨年出来たばかりの新しい独立特務機動部隊。特殊なメイドばかりが集められた少数精鋭の部隊って言われてきたから小さい隊舎だと思ったけど、けっこう立派だね。建物は真新しいけど。
美夏:
四つの宝石がついた王冠に盾にこれは槍? ファンタジーとかのランスってやつか。 ロンゴミリアドってスペルはこう書くんだ。 カッコイイエンブレムだね、なんか軍の部隊というより騎士団ぽい? 中二病入ってる!
美夏:
えい! ぽちっとな!
瑠奈:
は~い!
美夏:
美夏でーす! 只今到着しました!
瑠奈:
美夏! 今鍵開けるから! 中に入って! カチューシャ! 美夏来たよ!
カチューシャ:
ほんと!
SE:
バタバタ!
美夏:
変わってないね…お二人共…
美夏:
月宮美夏准尉、只今到着いたしました! 着任の許可をお願いいたします!
カチューシャ:
月宮美夏准尉の着任を許可します!
美夏:
あのさ…お姉さま方、バスローブで着任許可って…明らかに「直前までシテました」みたいな? どうなんですか? わざわざ来るって連絡したんですから中断してちゃんとした服着るとか無いですか?
瑠奈:
ゴメン…その寮のみんな社員旅行でいなくて‥‥あははっ…
美夏:
まあいいですけど。 とりえず荷物入れるので美夏の部屋下さい。
瑠奈:
はいただいま案内いたします!
ひな子:
琴音避けて!
琴音:
そんなの無理だよ!
クレア:
あはははっ!
ひな子:
マズイ、板と板が絡まって、そのまま滑っていく!
琴音:
ヒィィィ!
SE:
しゅっ!
スリエル:
二人とも大丈夫か? 落ち着いて、押えとくからゆっくり脚を直して
ひな子・琴音:
スリエル!
クレア:
みんな少し車間あけないと追突事故になるよ! 先行ってて!
ニナ:
みんな先行ってよう!
瑠美奈:
はい!
水菜:
ああいう所スリエルカッコイイよね、すっとサポートするみたいな。
あやめ:
こうわざとらしくないというか、自然にって感じなのがポイント高いです。
ひな子が惚れるのもわかるよ。
水菜:
あれつねにひな子を見ているって事でしょ。いつでも助けられるように。
うさ子:
ぴょん!
美見:
あーうさ子も小梅を常に見張ってるよね! みんなに迷惑にからないように
小梅:
それお目付け役! ただの監視じゃない!
みるく:
こっちは急だから、そっちの峰をそって
イリーシャ:
ゆっくりね!
瑠美奈:
うんっ! わかった!
みるく:
みるく達がサポートすれば明日は上に行けそうだね
イリーシャ:
そうだね
瑠美奈:
ニナお姉さんやクレアお姉さんは当然だけど水菜とイリーシャとスリエルとみるくとレスフィーナもスキー上手いね! 安心!
みるく:
注意払っとくけど気は抜かないでね♪
ニナ:
本当にレスフィーナちゃんスキー上手いわね。
レスフィーナ:
アースガルズ(注)GRIDに赴任してたときは休日になるとスキーしてたので!
テミス:
ニナお姉さん、コイツは仕事で色々な所に行って体験してるんです。
ニケ:
ニケなんて乙女宮以外はほとんど行ったことなかったのに…
注:アースガルズ(古ノルド語 Ásgarðr, 簡略表記 Asgard)
北欧神話に登場するアース神族の王国。 死すべき定めの人間(モータル)の世界・ミズガルズの一部であるともいわれる。 アースガルド、アスガルド、アスガルズ、英語でアスガード、ドイツ語でアスガルト、アガルタなどとも。
美夏:
お邪魔しまーす! えっ! お姉さま達の部屋が足の踏み場があるというより!片付いている! 信じられない!
カチューシャ:
あはは…美夏、お茶出すから炬燵入って
瑠奈:
アンタさ私達の事なんだとおもってるのよ? 今美夏のクラブ内の権限とか設定しちゃうからちょっとまってね。
美夏:
美夏はお姉さま達の事は、仕事は超優秀だけど私生活は超絶なダメ人間だと思ってますが。
瑠奈:
うっ! それはそうかもダケど…ほらここは部隊の寮長室でもあるの。だから隊員の子達やはてやメイド秘書である萌香先輩や、室長の永遠さんや、保安本部長のあの悠里さんまで時々くるのよ…
美夏:
なるほど、だから片付いているんですね。 ふ~ん…なら
SE:
しゅん! シャキン♪
美夏:
なるほどこの先が寝室と言うわけですね。そこは今まで通りと…反応速度落ちてませんね。
瑠奈:
美夏!アンタ腕上げたわね!
美夏:
料理も戦闘も日々の訓練だと両お姉さまに叩き込まれましたから。それを実践しているだけです
カチューシャ:
たしかにあんな、シェフメイド…どのクラブや軍の部隊でも持て余されるか…。
絵里奈:
亜美達は交代要員だから解るけどなんで雪音が裏方してるの?
雪音:
それ言わせるんですか?
雪音:
あんな若い娘ばかりの所に同じ巫女服で並んで比べられるとかイヤですから。肌とか冬だとすぐ乾燥するし化粧のノリも違うし
絵里奈・千穂:
うっ…
瑠美:
雪音さんそんな事ないですから!
亜美:
まだ若いですよ! それにお綺麗です! 色気ありますし、そういうのはある程度のお歳がいかないと大人の魅力って言うんですか…
千穂:
亜美…傷口に硫酸かけてどうするの?
雪音:
歳には勝てないんですよ絵里奈本部長
絵里奈:
うっ…肌…化粧のノリ…
詩織:
御守りの木札の…追加分の祈祷…終わった…よ…
澪:
詩織さん! どうしたんですか? お顔真っ青でそんなに震えて!
詩織:
寒い…祈祷するには清めの水浴びをこの森の湧き水でしなくちゃいけないの。…それでカラダが冷えて…若い頃はこんなじゃなかったのに…
澪:
とにかく座ってストーブの前に! すぐに暖かいお茶もってきます!
詩織:
澪さんお願い…
絵里奈:
千穂…今年はアタシ…少しは大人しくするよう努力するわ。 化粧のノリはともかく命に係わるのは…
千穂:
そうよね…無理はしない方がいいわね…
SE:
キュワっ♪ うぅ~ん! しゅぅ~♪
優香:
さすが悠美ね。腕は鈍ってないってことか♪
久遠:
見事な着艦!
SE:
うぃ~ん♪(キャノピーが開く)
美亜:
久遠お姉ちゃん! 優香お姉さん!
悠美:
おしオールOK、美亜降りていいわよ
優香:
美亜ちゃん初めての戦闘機での長旅どうだった? 疲れたでしょ?
美亜:
はい…ちょっと。 でも楽しかったです! 美亜は後ろに乗ってるだけでしたが。
悠美:
機体はどうしようか? 下に下げるんでしょ?
久遠:
その辺は甲板スタッフがやる大部分ドローン化されてるし。 まだ機体そのものが配備されてないから格納甲板はスカスカだから。入れるのは楽だし
悠美:
じゃあ私も降りるか。
美亜:
ねえ優香お姉さん! これって空母ってやつですよね?! 航空母艦!
優香:
特殊軽空母ってやつ、空母としては小さいんだけどその分、速度と輸送船としての使い勝手の能力は高い。
美亜:
名前なんて船なんですか?
優香:
EHDENよ。
美亜:
えっ? えーでん?
優香:
特殊軽空母型洋上クラブEHDENへようこそ、美亜ちゃん
美亜:
‥‥(唖然)
美亜:
奥の船が紅葉パパのCoralで手前がForest!
悠美:
そうよ。
美亜:
それであれが…
久遠:
攻撃型電離リフレクターリアクター潜水艦GreenWoods!
美亜:
はぁ…
悠美:
本当に自動化されているのね、スタッフ一人でエレベータで下ろしてる
美亜:
まさか WhityGarden もあるとか?
久遠:
特殊強襲揚陸艦 WhityGarden はこの艦隊の目的地である 南アフリカ、ケープタウンの「キャッスル・オブ・グッドホープ」(注)軍港にすでに到着している
美亜:
やっぱりあるんですね…
優香:
美亜ちゃんの社会科見学の時間は後でゆっくりやっていいから! 風強いから中入ってコーヒーのもうよ! 髪がボサボサになっちゃう!
久遠:
落とすのがメンドクサイからって特殊コーティング剤使って無いお姉さまが悪い。
注:キャッスル・オブ・グッドホープ(英語: Castle of good hope)
現実では南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある要塞跡。現在は南アフリカ陸軍の西ケープ司令部が置かれているがえんぱいあな日々の世界ではここにエンパイアクラブミリタリア中央司令部と特殊作戦群司令部と拠点軍港がある設定です。
オジサン(白森商工会長):
フローラちゃんの出戻り記念で10個オマケで50個入りだ先輩達に持っていってあげな!
フローラ:
いや出戻り記念ってお祝いなんですか?
オジサン:
だってフローラちゃんが普通のクラブとか…無理だとオジサンも思ってたんだよ。だからForestさんに戻って来て安心している! まあ先輩方は大変だろうからそれはあくまで先輩方へのオジサンの差し入れだ!
フローラ:
商工会長さん酷い!
オジサン:
あははっ! まあまたよろしくな、フローラちゃん!
フローラ:
よろしくです…
お好み焼き屋のお兄さん:
フローラちゃん慌てて転ぶなよ!
フローラ:
解ってます! ひぃぃ!
美夏:
フローラは元はForestで研修してたんですね。それで町の人たちとも交流があるというか人気があった?
カチューシャ:
そう去年の研修でね。ただ本人が「普通のクラブでお役に立ちたい」と希望して一般のクラブに…
美夏:
それで持て余されて追い出されたと…
瑠奈:
うっそんな露骨に言わなくても…
美夏:
あの身体能力ですからね…普通のメイドやご主人様だと無理かなっと。
瑠奈:
そうなんだけど…そんでアンタなにタコ焼き食べてるのよ、それ差し入れよ
美夏:
あー先輩達への差し入れですっていったら、美夏のを別にオマケでくれたのでその分です
瑠奈:
アンタそういうところ要領いいわよね。
フローラ:
美知留さんにもあんなに協力していただいて一般のクラブに行ったのに…こんな事になちゃて申し訳ないです。
美知留:
いいのよフローラ、Forestはフローラの実家。いつでも戻って来て良いって元ご主人様もここにいるフランソアご主人様も詩織さんも言ったよね。
フローラ:
その言葉に甘えて戻ってきました…
美夏:
あの…そのフランソアご主人様、そして里緒菜メイド長、紅葉CEOはどうされたんですか?
フランソア:
一日…外で只管撮影を…色々な受験生と…まったく休みなしで…オーナー業務より地獄…
美知留:
今、夜間照明の設置をしてますので、それが終わりしだいご主人様、いえ「白杜の巫女・撮影代行心得」様の撮影業務は再開です。 紅葉お嬢様と里緒菜さんはつぎは20:00の祈祷です
紅葉:
うぅ…わかりましたわ…
里緒菜:
これまだあと一日あるんだよね…
萌香:
ということでまったく終わりが見えないので、こちらへ来てもらったの。
美夏:
大変ですね…ご主人様達。まさに馬車馬のようにトップが働かされる…
フローラ:
たしかにここは一般のクラブではないかも…そんな中、移籍面接…すいません。
フランソア:
いや二人共…活躍を期待している。がんばってくれたまえ…
亜美:
二人ともさなさんには挨拶したのよね?
美夏:
はい! あとドルチェさんにも挨拶しました。
フローラ:
お二人とも変わってなくて、花梨さんと理沙さんも来てて挨拶できました!
瑠美:
二人は普通のForestでの配属とは違って独立部隊のロンゴミリアドへの配属になるから
直接の上司はここのカチューシャ主計主任と瑠奈寮長。そして部隊の隊長のすみれ隊長と真理愛副隊長、そして分遣隊隊長の鈴奈隊長とルフィナ副隊長になる。
二人:
はい!
絵里奈:
そのロンゴミリアドの隊長と隊員達に会う為に! いまから長野スキーリゾートForestへ行くわよ! まあそのあとはそのまま社員旅行に参加だけどね!
美夏:
えっ? 今からですか?
詩織:
お願いね絵里奈
萌香:
スキーウェアとかはメイド服のサイズでもう用意してあるから。 スキー板や靴はレンタルであっちで。
フランソア:
フランソアもスキー行きたい…
萌香:
春スキーは一緒に行けますから。
美知留:
そろそろなので巫女様達、行きましょうか!
紅葉:
美知留…容赦ありませんわね…
美知留:
美知留は巫女供なので!
里緒菜:
やはりお供、メイドの方が力関係が上なのか…
小梅:
穏海お姉さま、真理愛お姉さま! お兄ちゃんを小梅に下さい!
穏海:
ダメです♪(即答)
他:
………………
うさ子:
ぴょん!
くま太:
ピガっ
真理愛:
うさ子、くま太が言う通り殴る前に話しだけでも聴こうよ。
小梅:
ダメですか?
穏海:
前に澄にも言ったのような気がしますが(注)、わたくし自身もですけど、小梅さんのみがお兄様を占有するとまずうちのクラブが無くなりますし、さらに妻の私達だけではなく、妾も含めて困ります。
真理愛:
小梅、アンタうちのクラブ潰す気?
小梅:
えっ? 占有する? クラブが無くなる? なんですかそれ?
注: 以下の澄が穏海に言うシーンの事。 以下を参照
穏海:
お・に・い・さ・ま! そこで土下座したまま、震えてないで! 穏海の方を見て下さい! 説明してください!
小梅:
あれ? もしかして小梅の第一声から恐怖で固まってたとか?
穏海:
そんな事だろうとおもいましたわ。
小梅:
今朝のマリエットお姉さんと優音お姉さんのを見て 「こういう風にするんだ」と…
穏海:
凛空とすみれさん、そして有虹子さんと澄と雪音姐さん、ニケの許可は取って後はわたくしと小梅のお姉さまでもあるマリが残るのみと。 小梅さんはお兄様の妾になりたいと。
真理愛:
はぁ~。
穏海:
お兄様が小梅さんの治療を行い、その手法について詳しい説明を凛空やわたくし達は受けております。それで小梅さんがメイド学校を無事卒業したら小梅さんの恋心が変わってないなら正式な妾として家族にするつもりでうちのクラブで引き取りました。
真理愛:
なんだけどちょっと予定とかわってマリとすみれのシスターになちゃったんだよ。まあ本来の剛史お兄ちゃんの妾になりたいっていうなら
穏海:
反対するつもりは無いというか規定路線と言いますか、お兄さまがした治療の責任というのもありますで当然のことです。
小梅:
だから言っただろって、お兄ちゃんの事なんか小梅信じられませんもん! 穏海お姉さまや真理愛お姉さまから直接聞かないと! そんなに信用ないのか? 信用されるような事小梅にしてます? ほら! してないのでしょ!
真理愛:
うさ子、マスターの命令とはいえ小梅のお供は苦労するわね。
うさ子:
ぴょん。
凛空:
それで部屋割りの変更は? どうするの?
穏海:
この旅行中は有虹子さんの部屋に凛空とわたくしが移動で、マリとすみれさんの部屋にニケさんが移動ですか?
有虹子:
わーい! お姉ちゃんに抱っこして貰えて寝れる!
ニケ:
ニケもそれとっても嬉しいです! 有虹子お姉ちゃんには抱っこしてもらって寝たので、つぎはすみれ様と真理愛お姉ちゃんに抱っこしてもらいたいです!
穏海:
この部屋をお兄様と小梅さんが使うということで。 でわ小梅さん、今日から旅行が終わるまでお兄様をよろしくお願いします。 昼間もね。
小梅:
えっ? それって…
凛空:
凛空達はお兄ちゃんと散々遊んだし。
すみれ:
今日はすみれと真理愛と有虹子お姉ちゃんで遊んだし、あとは任した
小梅:
ニケは?
ニケ:
お兄ちゃんとは旅行から帰ったらデートしてくれる約束になってますし
小梅:
そうなんだ…
うさ子:
ぴょん!
真理愛
うさ子も本来のマスターの水菜と一緒にいたいよね♪
すみれ:
でわ荷物移動お願い! あと真理愛そろそろ絵里奈さんが瑠奈寮長や新人連れてくるからお出迎えに下行こう、上着だけとってこよう
真理愛:
そうだね。
小梅:
今夜から? 旅行終わるまで…お兄ちゃん付きメイド? そういうことですね…よろしくお願いします…。
梨々衣:
お姉さまも明日のコースに行こうよ!
ルシフェル:
私は明日はアルエルと交代で本部で待機
梨々衣:
ふんっ! 梨音と遊んでもらうからいいもん!
ルシフェル:
ケルブ、リナと一緒に梨々衣のお目付け役お願いね
ケルブ:
にゃおんっ!
梨々衣:
ケルブとリナなんか引き離すもん!
ルシフェル:
エリシアもいますから大丈夫。
梨々衣:
エリシアお姉ちゃん…スキー上手いよね。 あれ? あれってスペシャルオーダー? 何やってるんだろう?
水菜:
ストラト!
SE:
シュバっ!
水菜:
小梅みたいに、前に威力があるのを飛ばせない…どんなに努力しても小さいのしか…あの雪を舞い上がらせてた…空気の弾みたいな…あれがしたいのに…水菜じゃ無理なのかな…
梨々衣:
ストラトブレード!ちょっとアレンジ!
SE:
ぼふっ!
水菜:
はっ!
梨々衣:
スペシャルオーダー、水菜だっけ? が出したかったのはこれ?
水菜:
すごい…。 スペシャルオーダーってナニ? えっとForestのメイド長補佐メイドをしてます水菜です。 たしか梨音の所の新しいメイドの梨々衣さん?
梨々衣:
メイドというか、まあうん。メイドではあるね。それでそのナイフだとちょっと難しいと思う。 このブレードを手首を軸にテコの原理で振るってさっきのはするの。 だから得物は適度が長さがないと。 まあバランスもあるけどね。
水菜:
はぁ…そういえば小梅のナイフの方が水菜のより長い…そうか…テコの原理で…
梨々衣:
このコンバットブレード、梨々衣のだけど予備もあるし、水菜お姉ちゃんにあげる! 使って! けっこう良いモノだよ!
水菜:
水菜お姉ちゃん? あげるって…えっ? いやいやそんなもの気軽に貰うわけには…ほぼ初対面なのに!
梨々衣:
じゃあこう言おうか? 橋本家当主、橋本梨々衣として、当家橋本水菜に命じる。 己がご主人様、EmpireClub Forestメイド長。桜井里緒菜をお守りする為にこのブレードを下賜(かし)する! さあ受け取れ!
水菜:
橋本家当主? あとなんで里緒菜お姉さまが水菜のご主人様だって…内緒なのに‥
梨々衣:
梨々衣が何者なのか? 橋本家とは何か知りたければ…
梨々衣:
明日の梨音と梨々衣が主宰の林間横断スキーに参加すること! 水菜はスキー上手いって情報入ってるからよろしくね水菜お姉ちゃん! 梨々衣、その打ち合わせで篠山家のロッジに呼ばれてるから! じゃあお姉ちゃんがんばって!
水菜:
はぁ…あの林間コースで隣のスキー場まで行くというアレですか…はい…。
梨々衣:
お姉さまお待たせ
ルシフェル:
水菜ちゃんもがんばるのは良いけど適当なところで訓練切り上げて、お風呂入ってゆっくり身体は温めてね。
水菜:
はいルシフェルさん。わかりました
水菜:
橋本梨々衣…水菜に足りないものを沢山もってる…そんな感じがする…
水菜:
足りなければ補えば良い。自分一人のチカラでなくても…お姉さまを守るために、みんなを守るために、水菜は強くなるって決めたんだから。 助けてくれるなら助けてもらう! 恥とか言える立場では水菜はない! 落ち込んでる暇もない!
水菜:
ストラトブレード(真空刃)!
SE:
シュバッ! ぼふっ!