えんぱいな日々(本編) 第五百七十四話 stone cold 前編 その1

 
瑠美奈:
ねえ水菜、訓練は一時間までって昨日いったよね? なんで二時間たってるの?

水菜:
ひぃっ!

水菜:
あのね…このブレードを梨々衣さんからもらって…そしたら今練習してる技が出来るようになって…それで楽しくて…時間を見てなくて…

瑠美奈:
うん全部見てた、ここから水菜が訓練してるの見えるし。 そんなのはいいの。 里緒菜メイド長と里穂副メイド長から、キツーく! 水菜が雪の中でも訓練するなら止めても無理だから、一時間だけ許すけどそれ以上は禁止でそれを監視してって言われてるだけど、二日つづけてやぶる。 これは連絡するしかないね。

水菜:
お姉さま達に連絡するのは許して下さい!

瑠美奈:
さっきさ、亜美副部長に連絡したら、里緒菜メイド長も里穂副メイド長も、ものすごーく大変みたいで。 そんな中、水菜のことで迷惑かけるわけにもいかないから…

水菜:
はい…明日は約束守ります。

瑠美奈:
とにかく身体冷えてるんだろうから、ここの部屋のお風呂より温泉の方が身体温まるから行こう、私も入りたいし。

水菜:
うん。迷惑かけます。

瑠美奈:
あのブレードだっけ? それを貰って明日の横断スキーに誘われたと

水菜:
うん…断りづらくて

瑠美奈:
水菜とトモダチになりたかったじゃない? ほら別クラブだけど水菜はメイド長補佐だしあっちのクラブにも行くし…あと梨々衣だって学園も通うだろうし。 まあ明るい子というか騒がしい子だけど楽しそうな子じゃない?

水菜:
うん…とても適格に説明してくれた…親切だったし。 お節介タイプかな…面倒身が良さそう。

瑠美奈:
水菜にはあれくらいぐいぐい引っ張ってくれるトモダチの方がいいのよ。

水菜:
どうせ水菜は暗いですよ!

瑠美奈:
暗いとは違うんだよね。

瑠美奈:
里緒菜お姉さま以外はどうでもいい…といいながら極度の寂しがり屋で、人肌が無いと眠れなくて、夜中に瑠美奈のベッドに入れてほしいとか、抱きしめて寝てほしいとか言っちゃうくらいに…甘えん坊で♪

水菜:
うっ‥‥

瑠美奈:
今日も抱っこして寝て欲しいでしょ? エッチはなしで!

水菜:
はい…できれば…

瑠美奈:
まあ暖かいしいいけどね。 瑠美奈の事を襲わなければ

水菜:
襲いません!

美夏:
あれ伊豆半島にいたはずなんだけど…なんで長野で雪みながら露天風呂入ってるんだろう‥

フローラ:
普通じゃないですか?

カチューシャ:
うんFores(うち)なら普通よね、気づいたら地球の裏側に連れてかれてる時もあるし。普通普通!

美夏:
それ絶対に普通じゃないですから!

瑠奈:
美夏、身体冷えるから湯舟つかりなさい!

SE:
ガラっ♪

瑠美奈:
あっ瑠奈さん達だ!

水菜:
えっとあの二人は誰?

その2へつづく