えんぱいな日々(本編) 第五百七十五話 stone cold 中編 その3
千穂:
ご主人様そんな所まですみれの新クラブに任せるつもりですか? それじゃ一番困難な部分を丸投げになります!
瑠莉:
これでもできるだけ分散させて、負担は減らしたつもりなんだけど…どうしても…
千穂:
すみれ達を何だと思ってるんですかご主人様は! 彼女達は今だって背負いきれないモノを背負って…
美奈:
千穂、とりあえず新しいコーヒー淹れたから飲んで落ち着いて、「元」ご主人様だって必死に策を練ってやってるとおもうし
千穂:
考えるのがこのご主人様の仕事でしょ! 当たり前な事を当たり前にやっても当然です! その上をこっちは求めてるのです…!
紅葉:
瑠莉さんとわたくし、そしてプロセルピナが検討してるのはまだ案の段階です。落ち着いて下さいませ。
絵里奈:
それに、コイツはもう千穂のご主人様ではないでしょ? ご主人様は剛史オーナー。クラブのメイド秘書が元ご主人様をご主人様と言ってどうするの。 少し頭冷やしなさい。
千穂:
うっ‥わかってるわよ。
絵里奈:
解ってないから言ってるの。
瑠莉:
EHDENがもう少し機能的に動けると予想できればだいぶ負担も減ると思うのだが…
美奈:
大使館との連携、事務処理などが梨音さんに集中しすぎですね。
千穂:
マリエットも頑張っているんだけど運営で手一杯だしね。
美奈:
わたしがEDHENの総務部に行きます。
千穂:
はっ?
瑠莉:
美奈?
絵里奈:
アンタがいなくなったら…人員が補充されてやっと一息ついてる総務部の子達が…また地獄に…
美奈:
大丈夫です。亜美達ならやってくれます。 うふふっ♪ 獅子は我が子を七百四十万五千九百二十六の悪鬼が住まう地獄の底に叩き落すと言うじゃありませんか。 その為に今まで散々人員を削るだけ削り、最前線で総務技能を磨かせてきたのです! いまこそその成果を見る時です。 うふふ♪ 楽しみです!
絵里奈:
いや…突き落とすのは谷底だから何その修羅地獄‥‥
紅葉:
はぁ…まあ、この地獄の総務部でこの総務部長に鍛えられた亜美引きいるForestの超精鋭部隊。どうにかなるでしょう。
テレーサ:
いえーい!
アニッタ:
あはっ!
水菜:
右回転!
瑠美奈:
あはははっ!
瑠美奈:
ソリ楽しかった! でもお腹すいた!
水菜:
そうだね。
テレーサ:
本当にキャキャ言ってましたね。
アニッタ:
そろそろご飯食べましょうか!
水菜:
賛成! 午後はスパリゾート行こう! 機動車貸してくれるって水菜運転するから
アニッタ:
楽しみですわ!
瑠美奈:
はいチャーハン
水菜:
ありがとう、ラーメンそれで足りる?
瑠美奈:
うん!
アニッタ:
ふぅ~なんか暑いですわね、暖房の効きすぎですかね?
テレーサ:
そこにある熱源をいっそのこと雪に埋めた方が良いじゃないかと。 いちゃつくなとはいいませんが二人だけのときにイチャついて下さい!
水菜・瑠美奈:
スイマセン!
アニッタ:
わたしがスキーとか下手だからテレーサと雪遊びしてるしてるのに付き合って遊んでくれるのは良いだけど、最終日なのに二人はスキーしなくていいの?
テレーサ:
アニッタ、瑠美奈は…その今日は安静してないといけないから‥
アニッタ:
あーそういうことねーわかったわかったゴメンネー! 悪化したらマズイものねー
水菜・瑠美奈:
ひぎぃいいいい!
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