えんぱいな日々(本編) 第五百七十五話 stone cold 後編

 
前編
 
里緒菜:
里穂さん、そんな怖い顔してたら新人メイド逃げちゃうよ?

里穂:
怖い顔なんかしてません

ロッテ:
なんで美鈴が新人の出迎えにいるのさ、GreenWood's所属でしょ。

美鈴:
ドアメイド!

ロッテ:
まさかと思うけど良い子なら持って帰ろうとかおもってない?

美鈴:
ソンナコトカンガエテナイデゴザル

ロッテ:
図星か

SE:
カチャ!

美鈴:
お嬢さん、足元にお気をつけ下さい。 

新人メイド:
あっ…ありがとうございます…

真奈:
初めまして、この度、エンパイクラブForestに、えっと赴任を命じられました宮坂真奈と申します。 

よろしくお願いしま…

つるぅ!

真奈:
ひぃ!

里穂:
ふう~雪なんだから、気を付けないとダメだよ?

真奈:
はい…あっ…ありがとうございます。

美鈴:
(今のダブルアクセル? 里穂いつのまに使いこなせるまでになった? それにあの反応速度、かなり訓練を…)

美鈴:
運転手さん、出して大丈夫です。 お気をつけて。

里穂:
そろそろ立てるかしら?

真奈:
はい! スイマセン! 助けて頂きありがとうございしました

里穂:
いえいえ♪

里緒菜:
Empire Club Forest へようこそ! 弊クラブは、真奈ちゃんを超歓迎するよ!

萌香:
メイド秘書を拝命してます萌香です。 ご主人様が執務室で待っているので行こうか

真奈:
はい! よろしく願いします!

美鈴:
ドア開けた時は良い感じだったのに。 里穂に全部持ってかれた!

ロッテ:
露骨に引き抜こうとするのを隠さなくなったね!

美鈴:
容姿が好み! 可愛い! あのドジっ子属性も母性本能をくすぐる。

ロッテ:
里穂もそれは同じ事を感じてると思うよ?

美鈴:
これはライバル確定!
 
詩織:
日本茶で大丈夫かしら?

真奈:
はいっ!ありがとうございます詩織前メイド長!

悠里:
なんで詩織さんがメイド服着て新人メイドにお茶出しているんですの…

里緒菜:
萌香メイド秘書、あれ叩きだしていいじゃないですか? 完全に真奈の事をお持ち帰り狙ってますよ

萌香:
いや…でも詩織さんに私、言えないよ…

ロッテ:
なんでさも当然のように美鈴が面接に参加しているのさ。

美鈴:
真奈は昨季の日本のメイド学校の首席だよこの目で観ときたいじゃない?

里穂:
(バリバリ引き抜く気満々だよ…)

フランソア:
でわ配属面接を始めようか。

真奈:
はい! よろしくお願いいたします! ご主人様。

フランソア:
まずはエンパイアクラブFORESTへようこそ。

真奈:
ありがとうございます。メイド学校の卒業が、特別コースの受講やミリタリアの士官訓練などの都合もあり、年始のこの時期になってしまい申し訳ございませんでした。

フランソア:
事情は承知している、真奈の到着を首を長くしてまっていた!

真奈:
ありがとうございます。

フランソア:
弊クラブを指名してもらい光栄の極みなのだが理由を教えてもらいたい。 それによって配属先をできるだけ真奈の希望にそったもので検討しよう。

真奈:
ありがとうございますご主人様。 まず御クラブを希望した理由は、憧れている先輩メイドがいるからです。

フランソア:
ほう。 良かったら聞かせてもらえるかな?

真奈:
はいっ!

真奈:
ここにいらっしゃいます、里穂特務中尉殿とロッテ中尉殿です! 以前エンパイア放送局のドキュメンタリー番組を拝見しまして! メイド秘書課のメイド業務をされながら、ミリタリア飛行隊ではエースパイロットもされており、さらに学園での活動も活発にこなされているのがとてもすごいなって…メイド、軍人、学生、まさにすべてにおいてすばらしいメイドの両名だと思って…こんな人がいるクラブで働きたいと思ってそれを目指してがんばりました。

里緒菜:
ほぉ~!

里穂:
そんな立派じゃないから!

ロッテ:
うん! ほら番組だと脚色というか良い所ばかりねえ?

真奈:
でもとても感銘をうけたので!

悠里:
ロッテ失礼な事を言うものではありませんわよ。うちの週刊FORESTと違ってあの番組はメイドを目指す生徒たちに実際に今活躍しているメイドの日々を事実に基づいて脚色なしに取材して色々なメイドがそれぞれいるというのを理解してもらう構成になておりますのよ。 エンパイアクラブの本部が監修しておりますのでイイカゲンなものではありませんの。

里緒菜:
そういえばさな料理長の時もありましたものね。

萌香:
わたしも副メイド秘書の時に調査部の仕事で悠里と出たよね。

悠里:
そうでございますわ。 メイドと一口に言っても色々なメイドがおります。自分がどんなメイドにないたいのか? それを実際に見てみて考えてもらうそんな番組ですわね。

里緒菜:
たしかに里穂とロッテの回は秘書課の仕事とミリタリアのパイロットと学園生活を中心にした構成になってましたね。

真奈:
よかったら面接が終わったら、お二人と一緒に写真と色紙を持ってまいりましたのでサインをいただけるとありがたいです!

里穂:
いや…アイドルじゃないんだから。

ロッテ:
そうだよ! ねえサインなんてかけないから!

悠里:
わたくしが撮影をいたします!

里穂:
悠里さん!

詩織:
くすす♪

美鈴:
これは無理だ。負けた 二人に真奈は任した。

フランソア:
それなら予定通りメイド秘書課、里穂副メイド長並びにロッテ主任付きの補佐メイドを命じる。 日本メイド学校の昨季の首席の実力、期待しているよ

真奈:
えっ…真奈が、里穂副メイド長とロッテ主任の補佐メイド…えぇぇ…

フランソア:
不服?

真奈:
いえ! ご主人様! 謹んでお受けいたします! 全力でやらしていただきます!

フランソア:
後は里穂とロッテに任せる。 美奈総務部長と相談して宿舎とか…あっ

フランソア:
まあメイド長補佐メイドの水菜のように、真奈も里穂とロッテの部屋に住み込みで世話してくれるなら嬉しいだけどね。

美鈴:
やはり補佐メイドとしては生活の身の回りの世話からですね!

真奈:
一緒の部屋! 補佐メイドがそういうのでしたら喜んで!

ロッテ:
お姉様…じゃなかったご主人様!

里穂:
それ冗談だからね、ちゃんと宿舎用意するから!

真奈:
えっ…冗談なんですか? うぅ…残念です。
 
千穂:
ご主人様そんな所まですみれの新クラブに任せるつもりですか? それじゃ一番困難な部分を丸投げになります!

瑠莉:
これでもできるだけ分散させて、負担は減らしたつもりなんだけど…どうしても…

千穂:
すみれ達を何だと思ってるんですかご主人様は! 彼女達は今だって背負いきれないモノを背負って…

美奈:
千穂、とりあえず新しいコーヒー淹れたから飲んで落ち着いて、「」ご主人様だって必死に策を練ってやってるとおもうし

千穂:
考えるのがこのご主人様の仕事でしょ! 当たり前な事を当たり前にやっても当然です! その上をこっちは求めてるのです…!

紅葉:
瑠莉さんとわたくし、そしてプロセルピナが検討してるのはまだ案の段階です。落ち着いて下さいませ。

絵里奈:
それに、コイツはもう千穂のご主人様ではないでしょ? ご主人様は剛史オーナー。クラブのメイド秘書が元ご主人様をご主人様と言ってどうするの。 少し頭冷やしなさい。

千穂:
うっ‥わかってるわよ。

絵里奈:
解ってないから言ってるの。

瑠莉:
EHDENがもう少し機能的に動けると予想できればだいぶ負担も減ると思うのだが…

美奈:
大使館との連携、事務処理などが梨音さんに集中しすぎですね。

千穂:
マリエットも頑張っているんだけど運営で手一杯だしね。

美奈:
わたしがEDHENの総務部に行きます。

千穂:
はっ?

瑠莉:
美奈?

絵里奈:
アンタがいなくなったら…人員が補充されてやっと一息ついてる総務部の子達が…また地獄に…

美奈:
大丈夫です。亜美達ならやってくれます。 うふふっ♪ 獅子は我が子を七百四十万五千九百二十六の悪鬼が住まう地獄の底に叩き落すと言うじゃありませんか。 その為に今まで散々人員を削るだけ削り、最前線で総務技能を磨かせてきたのです! いまこそその成果を見る時です。 うふふ♪ 楽しみです!

絵里奈:
いや…突き落とすのは谷底だから何その修羅地獄‥‥

紅葉:
はぁ…まあ、この地獄の総務部でこの総務部長に鍛えられた亜美引きいるForestの超精鋭部隊。どうにかなるでしょう。

テレーサ:
いえーい!

アニッタ:
あはっ!

水菜:
右回転!

瑠美奈:
あはははっ!

瑠美奈:
ソリ楽しかった! でもお腹すいた!

水菜:
そうだね。

テレーサ:
本当にキャキャ言ってましたね。

アニッタ:
そろそろご飯食べましょうか!

水菜:
賛成! 午後はスパリゾート行こう! 機動車貸してくれるって水菜運転するから

アニッタ:
楽しみですわ!

瑠美奈:
はいチャーハン

水菜:
ありがとう、ラーメンそれで足りる?

瑠美奈:
うん!

アニッタ:
ふぅ~なんか暑いですわね、暖房が効きすぎかな?

テレーサ:
そこにある熱源をいっそのこと雪に埋めた方が良いじゃないかと。 いちゃつくなとはいいませんが二人だけのときにイチャついて下さい! 

水菜・瑠美奈:
スイマセン!

アニッタ:
わたしがスキーとか下手だからテレーサと雪遊びしてるのに付き合って遊んでくれるのは嬉しいんだけど、最終日なのに二人はスキーしなくていいの?

テレーサ:
アニッタ、瑠美奈は…その今日は安静してないといけないから‥

アニッタ:
あーそういうことねーわかったわかったゴメンネー! 悪化したらマズイものねー

水菜・瑠美奈:
ひぎぃいいいい!
 
美奈:
荷物ありがとうね

番兵君:
美奈サンノ為ナラナンデモナイ

真奈:
しゃべった!

美奈:
この子は番兵君RXといって本当はヴェルちゃんの部下なんだけど、総務部に出向してくれているの! とっても優秀で総務部に居なくてはならないとっても頼りになる仲間なの! 普段は桃美とスリエルの補佐で一緒に動いてくれてる。

番兵君:
真奈コレカラヨロシク

真奈:
はいよろしくお願いします!

里穂:
それで美奈部長、真奈の宿舎ですよね?(ものすごいイヤな予感がする)、でもここって…

美奈:
うんやっと大幅改装が終わったのよ、でもなるべく雰囲気は変えないようにしてもらったから懐かしいでしょ?

美奈:
まずテラスや壁面などは防弾防震防爆のやつに交換して非常時には防弾防爆シャッターで閉鎖されるようになりました。小さいけどプランターもあるから植物も育てれるわよ。
家電などは最新式な物に全部とっかえ、フローリングも引き直し、キッチンも最新式のシステムキッチンに変更。

美奈:
お風呂と脱衣場とトイレは全面改築。AURORA制御でお風呂を沸かせるし、全自動洗濯乾燥機にメイド服専用のドライクリーニング機も設置

里穂:
詩織さんと里緒菜お姉さまが住んでた時より扉が増えてるですけど…

真奈:
ここって詩織前メイド長と里緒菜メイド長のお部屋だったんですか?

里穂:
うんそう。まあ私も週に一日か二日はここに泊まってけど。

美奈:
良くきいてくれました! まず階段の所にある扉が真奈ちゃんのお部屋でちょっと狭いけど収納とかは十分あるし、届いている物を全部入れても全然余裕があるとおもうわよ。私の趣味で小物選んじゃったけど気にいらないなら自分で買い換えて♪

真奈:
可愛いです! これに合わせて必要になる分は買いそろえていきます!

美奈:
そう良かった。

美奈:
キッチンの横の扉はロッテちゃんの趣味部屋というかお城ね♪ まだ何にも入れて無いんで自分で入れて。クロゼット風の中にも電源コンセントと空調は設置してあるのでそこにサーバーなどを入れられる。

ロッテ:
はぁ‥‥はい…

美奈:
そして二階部分の主寝室はワイドキングサイズのベッドです! これなら三人で組んずほぐれつしてもまったく問題ありません!

真奈:
おおぉ…すごいぃ…(ぽっ♪真っ赤)

里穂:
あの…美奈総務部長、えっと真奈の宿舎ですよね?

美奈:
ですよ! まあ新しい里穂ちゃんとロッテちゃんの宿舎でもありますけど!

里穂:
いやだから…なんで…

ロッテ:
真奈から事情を聴こう、ロッテ達には選択権は無さそうだ。

美奈:
でわ私は総務部に戻りますので! 荷物は番兵君に手伝ってもらって運んでください。 あー忙しい忙しいわ!

ロッテ:
お疲れ様でした。

SE:
バタン♪ ドアが閉まる音

ロッテ:
真奈白状しろ、まさかと思うけど、ロッテと里穂と住みたいとか希望を言ったか?

真奈:
いえそんな事はいってません。 でもメイド学校でお逢いした詩織前メイド長に夢は何と聞かれた時に、里穂さんとロッテさんの…お嫁さんになる事って…でもそれは無理だから。 あくまで憧れなんで‥その…子供ぽい夢というか…うぅ…。 それでその…あの…これ、どういうことなんですか?

里穂:
ほぉ~詩織さんに…そういったっと? それ何時の話?

真奈:
同期のみんなが卒業して真奈だけ特別コースに行く前だから…二カ月前?

ロッテ:
なるほど…だから二カ月まえから念入りにリフォームしてたんだ。

里穂:
詩織さんのやりそうな事だよね。 

ロッテ:
あのさ、真奈は本当に一緒に暮らしていいの? イヤならご主人様に掛け合うし

真奈:
いえ! ご主人様の言われたとおりできれば、日々の身の回りの世話からお仕事のお手伝いまでお世話させていただければ! お邪魔でしょうか? ダメですか?

ロッテ:
里穂どうする?

里穂:
まあ寝室というか真奈の個室もちゃんと用意されているし本人が良いというなら、というかここまで念入りにリフォームされているのを無駄にするのも…これ幾ら掛かってるのよ…

ロッテ:
だよね…わかった。 これからよろしくね真奈

真奈:
はいぃっ! よろしくお願いします!

里穂:
じゃあ真奈の荷物入れたり、こっちは引っ越ししようか。

ロッテ:
だね。

水菜:
恥ずかしい

瑠美奈:
もっと大胆な水着でも

アニッタ:
これはこれでアリだと思いますが

テレーサ:
しかし…空いてますわね…

水菜:
普通はもっと遅くなってから混むと思う。

瑠美奈:
遊んだ後くるよね。

(上から)
裕子:
お姉さま脱ごうよ…

乃愛:
ダメです!

アニッタ:
上から?

乃愛:
ここは水着着用なの。

裕子:
いいじゃん誰もいないし! 裕子はお姉さまの裸の胸に甘えたいの!

乃愛:
誰か来たらどうするの?

裕子:
こんな時間にSPAリゾートになんかこないよ!

テレーサ:
お姉さま。裸の胸に甘えたい…っと

アニッタ:
裕子と乃愛さんが朝から夜まで見かけなかった理由って二人でずっと別行動取ってたと、みんながいない場所を選んで

SE:
カシャ♪

裕子:
裕子達のメイドとしての友情は? 水菜以外は日本メイド学校時代からの長い付き合いじゃない?

乃愛:
毎日ご飯つくってますよね?

瑠美奈:
とりあえずフローラへ送信っと♪

四人:
それはそれ、これはこれ! 

瑠美奈:
だってみんな裕子と乃愛さんを心配してたんだよ? どうしたんだろうって!

裕子・乃愛:
ひぃぃぃ! スイマセン!

瑠美奈:
えっとフローラから返信、記事はすぐに書いたので悠里編集長に送ります。すぐにサイトは更新されるでしょう。

水菜:
フローラ、仕事早!

テレーサ:
これで夕食までにはみんな安心しますわね!

アニッタ:
まあ二人とも仲良くて微笑ましいですね、棒読み!

裕子:
たしか美亜お姉ちゃんって悠美さんについて海外出張ですよね? そこに行けませんかね? 連絡着てるんでしょ?

乃愛:
ライムチャットはしてるけど位置情報は内緒なんだって、軍機で…でも地球の真裏で海の上にいるらしい

裕子:
地球の裏側で海の上ですか‥‥ちょっと行くの大変そうですね…

英奈:
よう! わざわざ呼び出してスマン。 キミが里穂くんとロッテくんの補佐メイドになった真奈くんだな。 研究開発部の部長をやっている英奈だよろしくな。 

真奈:
よろしくお願いいたします!

里穂:
英奈さん! 風邪ですか?

英奈:
えっ? いや違うが? なぜだ?

里穂:
だってどんな季節でもへそ出し半袖ルックな英奈さんが…

英奈:
あのな! 私だって雪が降れば寒いし! あの普段の恰好だってあの上に普段は部屋の中では作業繋ぎを着ているのだ! オイルまみれで皆の前にでるのは悪いと思うから脱いできてるだけだ!

里穂:
そうだったんですか! 知らなかった…

英奈:
里穂は何年うちでメイドやってるんだ! とんだ副メイド長の補佐になったな真奈!

真奈:
くすす♪ いえいえ! くすす♪

里穂:
それで里穂達に御用とは?

英奈:
やっとコイツが出来があったんだ。 明日水菜が戻ってきたら引き渡したいんだが、ラストのチェックを里穂にまかせたい。 スタットレスタイヤは履かせてあるから、ついでに真奈をつれてForestの敷地を案内してやってくれ。 わかってると思うが、かなりのじゃじゃ馬だぞ!

里穂:
はいわかりました! ラストの走行チェックですね!

真奈:
可愛いクルマですね! 

里穂:
でわ行ってまいります!

真奈:
行ってきます!

英奈:
任せた! よろしくたのむぞ!

里穂:
どりゃあぁああ!

真奈:
あははっ! すごいぃ! あははっ!

SE:
ボボボボオオオオオッ! パンっ! パンっ! バシュ! ウゥアァアァアン!

真奈:
あの里穂さん、これ軽自動車より明らかに小さいけど何CCで何馬力あるんですか?

里穂:
ふっ! BMW R1200GS用の水平対向4バルブDOHC二気筒エンジンをベースにそれを水冷ターボ化。水冷機とインタークーラーは上方に格納。ブースト1.2で170PS、トルク120N.mを実現! 4輪への変更と4輪駆動化、マルチリンクサスペション、8輪ディスクブレーキシステムへの変更、電子式七速シーケシャルミッションに変更。 しかし車体重量は 元は360kgから140kg増の500Kg。まさにリトルモンスター! 雪山でさえこの速度と走破性はすでにラリーカーだよ!

真奈:
500kgしかないクルマが170馬力でトルク120N.m…パワーウェイトレシオが2.94kg‥ラリーカーは4.4kg/psくらいですから すでにラリーカーじゃありませんよ

里穂:
真奈クルマ詳しいね。

真奈:
少しは…乗り物は好きなので…

里穂:
しかしこのイセッタ水菜スペシャルの最大の特徴はこのボディーにあるの! キャビン、車体外周を別の特殊成型モノコックとして、そこにショックアブショーバーを組み込み、車体全体がサスペッションと同期して複雑な動きをし過度な路面変化を抑え込みトルクを路面に伝えること。ブレーキなどの制動などを処理すること。このボディー自体が今回新たに開発された新素材でできていて、衝撃を極限まで分散吸収する。まあ知能戦車などのコックピットに採用する予定のものを使っている!よって極限までの安全性がある!ガラスも同素材の透明版だしね。

真奈:
はぁ‥‥あの戦車などの「シェル(殻)」と言われる砲弾の直撃にも耐える…アレですか…アレに車輪ついて走ってるってことですね。

里穂:
そう! これなら水菜達がのっても安心!

里穂:
四点式シートベルトに半バケット式ベンチシートを採用。 当然、AURORAのニューロリンクドライブにも対応しているし。今まで搭載されてなかったエアコン、まあ吹き出し口は後ろからだけど、ナビゲーションシステムにMP3プレイヤーからツベなどのネット番組も観られるしサラウンドスピーカーで聴ける! なにより! みんなが待ち望んでいたドリンクホルダーが搭載された!

真奈:
ドリンクホルダーついて無かったんですね。

里穂:
後付けしようにもエアコンその物が無いので吹き出し口も無い。さらにダッシュボードが存在しないし。

真奈:
なるほど…

真奈:
超軽量のボディーに水平対向ターボを極限まで低重心化したミッドシップ。上部にラジエーターと給気口付けて、それで4WD。 どこのグループBカーですか? まさに狂気のマシン。これ基本的な設計構想里穂さんですか?

里穂:
ほう~気づいたね。うん。もしかして私の前のクルマ知ってる?

真奈:
もちろん存じております。いまはニュー86をお乗りですよね

里穂:
トヨタ222Dさ真奈乗る? ガレージに完全整備でいつでも乗れるようにしてあるけど。
あなたのパイロットとしての成績は承知している、アレは私以外は今まで誰も乗れなかったけど、真奈なら乗りこなせるかも?

真奈:
お貸していただけるななら乗りこなせるように努力いたします。

里穂:
了解♪ 乗りこなせた暁には真奈にあげるわ♪
 
瑠美奈:
なぜ正座?

水菜:
心頭を滅却すれば火もまた涼し

乃愛:
くすす♪ 水菜ちゃんって意外と面白いのね♪

裕子:
裕子はこの女が試作の料理をバカスカ食わすから、体系と体重がどんどんこうなってるだけどさ、瑠美奈もけっこう肥えてるけどこの暑い中大丈夫なの?

瑠美奈:
ちょっと裕子! なんて事いうのよ!

乃愛:
ゴメンナサイ‥‥

水菜:
瑠美奈! 水菜は膨(ふく)よかな体系好きだから!

アニッタ:
あっ水菜が自爆した…

瑠美奈:
水菜! アンタは私が「太ってる」と言いたいわけ?

水菜:
そうじゃなくてぇ! 水菜はもともと骨と皮だけの時があって痩せてるのにコンプレックスがあるの、腕とか最近やっと筋肉とかついてきて太くなってきたけど…他は全然で…本当は女の子らしい「丸い」やわらかそうな容姿に憧れてて…瑠美奈はそうでとっても魅力的だなって! ちょっとドックタグの紐ひっぱらないで! 苦しい!

裕子:
たしかに水菜は痩せてるよね。おしりとかもぺったんだし

水菜:
でしょ? だから女の子らしくないから…瑠美奈みたいな大きなお尻とか好きで…

瑠美奈:
ようは太ってるってことでしょ!

アニッタ:
墓穴掘った上にさらに掘り進めてるね。

テレーサ:
このまま冥府まで到達しそうな勢いですわ。

乃愛:
でしたらこういうのはどうかな? 今度Forestの総務部のみんなを招いてEDHENレストランで出す予定のイタリア料理の試食会を行うとか! 高級チーズをタップリつかったフルコースで!特にハード(加熱圧搾)チーズ(一番高カロリーなチーズはコイツ系)をバンバンつかって!

瑠美奈:
そうか部の他のメイドも丸くすれば! 全て丸く収まると言う事ですね!

裕子:
まさに悪魔…コイツ人に試食させて自分の体系と体重を維持してるからね…

アニッタ:
美亜さんと乃愛さんのイタリア料理の高級チーズ三昧フルコース‥‥誘惑には絶対勝てないな。

テレーサ:
私ウェートレスメイドで良かったです。

真奈:
この湖もクラブの敷地なんですか?

里穂:
そうさっき通った白杜神社や櫻糀現代美術館と共にここもまだクラブの敷地内よ

真奈:
白森湖…綺麗な湖ですね。透明度が高い。

里穂:
火山口に月城山から流れてきた地下水がたまって出来たものらしい。 別名「白森の瞳」観光名所でもある。 夏はキャンプ場もあるから観光客でいっぱいになる。

里穂:
はいどうぞ。さっきコーヒーにミルクと砂糖いれたからカフェオーレにした。

真奈:
ありがとうございます! いただきます。 暖かい!

里穂:
一通り外の敷地は回ってみたけど感想はどう?

真奈:
これクラブじゃなくて規模が一地域ですよね? まず一番の疑問は、固定資産税が…

里穂:
敷地の三分の1は国有林指定になっていて。 さらに三分の一は自然保護区指定で税金は免除。 あと軍事施設の分は国民保護特例法の範囲で防衛義務の代わりに免除。 だから私有地としてクラブが使っている部分だけが課税対象という仕組み。

真奈:
なるほど…デスヨネー。 でも私有地の部分でも広大ですよね? あのお屋敷とか…あれ立体都市に近いですよ…

里穂:
敷地もそうだけどお屋敷内でさえ遭難者が出るんだ。 干からびた死体で発見されないように注意してね…

真奈:
里穂さん、冗談になってませんよ…

里穂:
冗談じゃないし。

真奈:
ひぃぃ!

里穂:
ねえ真奈はお魚とか大丈夫、生魚とか

真奈:
大好きです! ホヤとナマコは苦手ですがそれ以外は!

里穂:
だったら真奈の入店と引っ越し祝いで夕飯はお寿司を取って祝おう! 白森は漁港があって地魚も多くてとくに冬は脂がのって! あと地元でしか味わえない岩ノリのお味噌汁!これは私が作るから!

真奈:
ああぁ…涎が…超嬉しいです! お寿司に岩ノリの味噌汁! やった!超超楽しみです!
 
真奈:
どうですかね?

里穂:
十分美味しいわよロッテに持って行ってあげて♪

真奈:
はい!

真奈:
まずはノック…

里穂:(小声)
がんばれ♪

SE:
ぎぃ…

真奈:
あれ? 開いた? こういう場合は?

里穂:
まだ部屋の荷物整理中だからね、入ちゃえ!

真奈:
そうですね! はい!

真奈:
あの…ロッテさん…コーヒーを…
(あれは、薄い本、それも金髪の女の子と、茶色い髪の女の子の方はなんか里穂さんに雰囲気が似てる?)

ちゅんぴ壱号:
ちゅん!

真奈:
あっ…こんにちわ?

真奈:
あの…ノックしたんですが…ドアが開いちゃて…声はかけたんですが‥ご集中されてたみたいで…

ちゅんぴ壱号:
ちゅん‥‥

ロッテ:
あぁ‥‥あぁ…

ぽろっ!(薄い本が落ちる)

ロッテ:
いやぁああああああああ!

真奈:
おぉおおおおお! これわぁ!

里穂:
どうしたの?

真奈:
はわ…すごい…

ロッテ:
ひぎぃぃぃい! 
あの…里穂さんこれは!

里穂:
ほぉ~ほぉ~…

真奈:
はわわぁ…おぉ‥‥なるほど…女の子同士でこういうやり方も…おおぉ…

ロッテ:
あのその作者様、けっこう私の推しでして…

里穂:
ほぉ~…ダ・カ・ラ?

里穂:
この足の踏み場も無い状態で何エロ百合の薄い本読んでるの?

ロッテ:
薄い本をいれようかとおもったらつい…目に留まってですね…

里穂:
そうやって「いつも」片づけないよね? 片づけてから読めっていってるよね?
私が片付けようか?

ロッテ:
里穂さんのそれってまとめて資源ゴミに出すっていう片づけですよね?

里穂:
そうだけど?

ロッテ:
真奈さんが淹れて下さったコーヒー飲んだら、すぐに私が片づけますので!

里穂:
夕食の寿司が届くまでに片付けられてなかったら、まとめて資源ゴミだから

真奈:
くすすっ♪ 頑張って下さいロッテさん♪

ロッテ:
はい! わかりました!
 
ニケ:
これがチーズフォンデゥですか、美味しい楽しいです!

くま太:
ピガっ!

テミス:
チーズが熱いから火傷に注意しろと!

有虹子:
小梅のそれは何?

小梅:
有虹子お姉ちゃん、これはお餅です!

有虹子:
お餅って日本の普通のお餅?

小梅:
そうです。丸餅です。具材バイキングにあったのでもってきました。 めっちゃ美味しいです!

有虹子:
たしかにチーズ餅って美味しいものね! 有虹子も次に食べる!

真理愛:
お姉さま! マリはもう耐られません今夜はお姉さまたちのお部屋で寝させて下さい!

穏海:
どうしたのマリ? 何があったの?

真理愛:
すみれとニケに只管に昨晩から今日の午後まで犯され続けて…すみれ達は交互に仮眠したらマリを犯すを繰り返して…でもマリは寝ることもできず…ただ只管…うぅ…(涙

凛空:
まあ…その…すみれとニケだもんね…そうなるよね…

真理愛:
マリはもう無理です!

穏海:
お兄様、小梅さん。

小梅:
こちらの部屋ですみれ様とニケを引き取るってことですね。いいですよー! ねえお兄ちゃん!

凛空:
だが断るじゃない! お兄ちゃんの妾でしょ! 責任を取って! オレはまだ死にたくないじゃないよ!

ロッテ:
着替えてきたよ。 ふぅ~荷物整理どうにか終わって良かった。

里穂:
ロッテもうお味噌汁できるから座って待ってて

真奈:
ロッテさん、どうぞこちらへ♪

真奈:
ロッテさんどうしたんですか!

ロッテ:
余りにもの至福の光景に魂が解脱しかけた…魂が霧散する寸前だった…

真奈:
全然意味が解らないですけど!

里穂:
ロッテ、気持ちはわかる私も真奈の私服姿をみた瞬間に意識が飛びかけた。
その服はロッテにはクリティカルだよね…わたしにもだけど…

ロッテ:
それに里穂がエプロンつけて料理してて、真奈がお出迎えとかロッテ死んだのかと…妄想の世界にしてもこれは…みたいな…サイバースペースで作る疑似体験でもこれは想像さえロッテには不可能で…

真奈:
ロッテさん何言ってるのかわかりません! とにかくシッカリしてください!

真奈:
里穂さんの岩海苔とお豆腐のお味噌汁ですどうぞ

ロッテ:
ありがとうございます!

真奈:
くすすっ♪ ご自分の補佐メイドに何敬語になっているんですか? 

ロッテ:
いや…その…あの…あうぅ…

里穂:
それノンアルコールのシードル、お祝いだし。開けて。 あとロッテさデジカメもってなかったっけ? ほら私達、真奈も含めてAURORA使えるからスマホ普段つかってないし。

ロッテ:
部屋にあるけど。

里穂:
今後は三人で写真撮りたいし! 記録っていうのかな? それで…そんなに里穂のエプロン姿好き? メイド服だってエプロンドレスじゃない? このまま脱がないで食事して良いよね?

ロッテ:
エプロンドレスのメイド服とエプロンは別なんです! ロッテへの破壊力が段違いです!

真奈:
くすすっ♪

ロッテ:
お願いです脱いで下さい! お寿司の味とかすでにもうワカラナイとおもってるから諦めてるけど! 途中で意識失うのは避けたいので!

里穂:
じゃあ脱いであげる♪

真奈:
あははっ!

ロッテ:
大至急デジカメ取ってまいります!

小梅:
準備OKです!

水菜:
こちらもいつでも!

鈴奈:
本来の自分のポジションに合わせた得物チョイス。それが自分の得意武器。
小梅は今までのブレードにさらに防御用のブレード。 水菜は真空刀を生かす為のバランス重視の柄の長いブレード。 二人共それが正しい姿。

だけどそう簡単にこの鈴奈には勝たせないわよ!

朋絵:
訓練用のゴム製の刃とはいえ、真空刃などもある! 決して本気で当てないこと! これは訓練であって決闘ではない! わかったね! 少しでも相手の衣服にふれたらそれで決着とします! 怪我は絶対にさせないこと!

瑠美奈:
鈴奈先輩ってとんでもなく強いんですよね…大丈夫なんですか?

ドロシー:
今夜の二人は大丈夫。何かを得た目をしてるから! 瑠美奈も二人を信じて。

朋絵:
鈴奈 対 小梅・水菜 模擬戦!

しずる:
レディーゴー!

小梅:
ヴァイオレット・トルネード!

鈴奈:
地面をつかって力を制御してきか! しかしそれだと速度と距離が足りないわよ!

水菜:
ストラト!

鈴奈:
それを補う水菜の高さからの真空刃ね!

水菜:
ブレード!

鈴奈:
威力が大きい! ソニックシールド!

朋絵:
おおおっ!

しずる:
お姉さまにソニックシールドを使わせた!

水菜:
小梅今!

鈴奈:
えっ?

小梅:
その首もらった! ヴァイオレット・ハリケーン!

鈴奈:
三段重ね!

朋絵・しずる:
おぉおおおおお!

SE:
ガシンッ!

鈴奈:
!!!!!!!!!

鈴奈:
あぶなぁ…

水菜:
嘘でしょ…あれを止めるの?

小梅:
確実に取ったと思ったのに…鈴奈先輩強すぎ‥‥もう策が無いよ

水菜:
どうしよう…同じ手は通用はしないよね…

鈴奈:
降参します! 小梅と水菜の勝ち! 次回はちゃんとロンゴミリアドの訓練場で!

朋絵:
勝者! 小梅・水菜ペア! これにて模擬戦闘訓練終了!

水菜:
えっ? ええ?

小梅:
どういう事ですか? しずる姐

しずる:
もうキミ達二人の実力ではちゃんとした設備がある訓練場でないと模擬戦などの訓練はできないってこと。 ゴム製の訓練用の武器だとしても鈴奈お姉さまくらいの猛者じゃないと怪我するどこか命を落としちゃう!

これにて事前訓練と正式入隊試験は終了! 元帥府直轄特務特別機動部隊ロンゴミリアドへようこそ。二人共。 よろしくね

小梅・水菜:
えぇ?

しずる:
しずる小隊の隊員として正規訓練でたっぷり鍛えてあげるから♪

小梅・水菜:
はぁあぁあああ??

ドロシー:
ということになったから、これからもよろしくね瑠美奈

瑠美奈:
はいっ! ドロシー姐よろしくお願いします!

真奈:
これがちゅんぴ壱号

ロッテ:
壱号は真奈の補佐につける、私には零号いるから。

ロッテ:
ちゅんぴ零号~参号の四羽は基本はつねに情報の並列共有化がされていて同じ情報をもっている。 まあ真奈につける壱号とまろん達の処にいる参号は情報処理能力に特化されているけど。 ちなみに弐号はご主人様の補佐についている。そしてわたしの所にいる零号がリーダーといっていいかな。四羽でちゅんぴ隊と言われている。情報を共有化してるから呼び方は一羽の時は「ちゅんぴ」でよろしく

真奈:
ちゅんぴこれからよろしくね

ちゅんぴ壱号:
ちゅん!

真奈:
なるほどAURORA経由でお話できるんだ。

真奈:
許可をちゅんぴが出してない人やAURORAを使えないひとには「ちゅん」とか聞こえない

真奈:
抱き心地がいい!かわいい!

ちゅんぴ:
ちゅん!

真奈:
これから真奈のお供だとありがとう!

里穂:
お風呂準備できたわよ

真奈:
お二人でお先に入って下さい。真奈は後から頂きます

ロッテ:
わかった。 じゃあ里穂。先に入ろうか

真奈:
あの! 真奈がお風呂入りおわったらちょっとだけ時間をいただけますか? お話とか

ロッテ:
おおっ寝間着姿を見せてるくれるのかな? おやすみの挨拶もあるしね。 

真奈:
そんな所です…

ロッテ:
でわお風呂入って来る

真奈:
いってらしゃいませ。

ロッテ:
このお風呂、広くない?

里穂:
里緒菜お姉さま達のときより二倍はあるかな? 3人はおろか5人でも一緒に湯舟につかれそう。 洗い場も広いし。

ロッテ:
豪華だけど、近代的で清楚だね

里穂:
飽きないデザインってやつ? 清潔感があるし。

里穂:
あ~あ…真奈とお風呂入りたかったな…

ロッテ:
完全に真奈にメロメロだよね…

里穂:
詩織さんや里緒菜お姉さまの気持ちが初めて分かった。こう母性本能というか母性欲というかが暴走しそうになるのを必死に抑えてる…ただ只管胸に抱いて甘えさせたい…それをどうにか抑え込んでる。

ロッテ:
そんなことしたら真奈が逃げるよ? ドンビキして

里穂:
わかってる! わかってる…だから必死になって精神を集中して抑え込んで…

里穂:
一日目でグロッキー…これがこれから毎日…私耐えられるかしら…

ロッテ:
とりあえずさ、お風呂出たら冷たい物でも飲んで頭冷やそう? 真奈もお風呂待ってるから

里穂:
うん…とにかく頭冷やす…冷静に…冷静に…出来るお姉さんの里穂!

ロッテ:
そう真奈の憧れの里穂特務中尉! がんばれ

里穂:
うんがんばるロッテ…。ううぅ…立派なお姉さん、立派な先輩メイド、立派な副メイド長…だめだ…里穂挫けそう…ロッテどうしよう…

ロッテ:
ロッテだってかなり真奈には限界を感じてまして…あぶなく抱きしめそうになることが…
人のことまで余裕ないよ!

里穂:
ダヨネ…

真奈:
お待たせしました…里穂さん、ロッテさん………準備できました。 綺麗にしたので

ロッテ:
‥‥‥‥‥‥‥‥

里穂:
ひゃぁ…‥‥‥‥

真奈:
どうぞ…真奈の…お花を…貰って下さい。

里穂・ロッテ:
‥‥‥‥‥‥‥‥

ロッテ:
‥‥真奈…キミは何を言ってるんだ…? 

真奈:
夜伽を…補佐メイドとして…するんではないですか?

里穂:
‥‥‥‥‥‥‥‥

ロッテ:
お~い里穂、…ダメだ余りにもの破壊力に完全に自我が消失している‥‥

真奈、とりあえず。 そこに座りなさい。
 
瑠美奈:
言い訳など聞いていない!メイドなら結果を出せ。
そんなの主任達にご報告できるか!

瑠美奈:
手段など選ぶなと最初からコチラは言ってる!

唯愛:
一日かけても里穂さんとロッテさんを陥落できないとは。本当に貴女達の代の首席なの?

あやめ:
大変申し訳ございません。

琴音:
真奈は押しが弱いところが有りまして…

瑠美奈:
我らがクラブForestに敗北者はイラナイ! あるのは成功か死か? そのどちらかだ! もし主任達が明日クラブに到着するまでに、キサマが里穂副メイド長、ロッテ主任両名のシスターになってなかったら。わかってるだろうな、裏山の樹木の養分だぞ? 真奈!

ひな子:
こ…これがエンパアイアクラブFOREST執行本部メイド秘書課、総務部! 
どこのマフィア‥‥

イリーシャ:
マフィア? そんな可愛いものではないと思うけどね。

小梅:
Forestの秘書課や総務部に比べたらロンゴミリアドは天国です。

水菜:
ウェルカムトゥーヘル♪ ひな子♪

ひな子:
ひぃぃぃぃぎぃぃいぃ!

スリエル:
だから私は移籍に反対だったんだ…もう遅いがな。

里穂:
あのね、どこで間違えてるか解らないけど補佐メイドは、別に夜伽をする必要はないの。私達はご主人様じゃないし。

ロッテ:
それにうちのご主人様のフランソアお姉さまは基本的にパートナーである紅葉お姉さまと寝ているから夜伽を他に求めないし。うちのメイド全員がフリーメイド契約になっているので自由に恋愛はできるし、夜伽などの強制は無い。

里穂:
だから、真奈は夜伽とか求められないし強制もされない。 わかった?

真奈:
あの…それじゃ困るんです…真奈が…

ロッテ:
困る? 誰かに強制されているとか?

里穂:
えっ里穂達をハニートラップにかけろとか?

真奈:
ハニートラップとは違うというか…どうなんだろう…うーん。 

ロッテ:
ゆっくりでいいので話してみて。

真奈:
あの…真奈は里穂さんとロッテさんの事を好きなのを隠してないですよ。 憧れているって最初にご主人様や皆様の前で堂々言ったように。 それで同期のみんなも知っていて、首席になれてクラブの指名権を取りたかったも里穂さんとロッテさんのいるクラブForestに行きたかったからです。 だからがんばったと言ったんです。

真奈:
メイド学校の同期はForestの総務部に居て。あと詩織前メイド長さんから里緒菜メイド長にもお話が行ってて、応援もされてて、さっきの可愛いっていてくれた私服とかこのネグリジェは詩織さんと里緒菜さんが「これなら里穂とロッテは気に入る! 襲う!」とかいわれてもらったもらので。紅葉お嬢様もフランソアご主人様も当然知ってて…その出来る限りの支援はするとかいって、お部屋のリフォームの資金とか出してくれたみたいで…

里穂:
はぁ? お姉さま? 

ロッテ:
はぁ? フランソアお姉さまと紅葉お姉さまが?

真奈:
そんな状態で本日やっとForestにこれたので。つくまえからAURORAでみんながずっと聞いてくるんで、今どうなんだとか、まだ付き合ってないのかとか、ずーと。 里穂さん達に言い出せなくて…このままみんなが明日、クラブへ戻って来たときに、真奈が里穂さんとロッテさんとシスターの関係になってなかったら、総務部のみんなが真奈を裏山に埋めるって‥‥

真奈:
どうしましょう~あ~ん(涙)

ロッテ:
あぁ…大変Forest(うち)らしい…ね

里穂:
全力で応援はしてるけど‥‥なんか暴走し過ぎてるというか…えぇ…

ロッテ:
これって詩織さんへ言った例の「お嫁さんになりたい」っていう発言からが発端?

里穂:
今の話だと、好意を寄せているのはかくしてないみたいだから…総務部のみんなは知ってるってことで‥‥これは・・・

里穂:
あのさ、真奈は里穂とロッテのこと憧れているだけじゃなくて、恋愛的に好きでシスターになっても良いと思ってるの?

真奈:
それは当然大好きです。 シスターうんぬんは…無理でしょ? だってお二人はとても愛し合ってる同性のパートナーで‥‥真奈が入れる余地なんてないし

ロッテ:
あのさ、うちのご主人様のフランソアお姉さまと紅葉お姉さまとわたしシスターだから

里穂:
わたしは知ってると思うけど里緒菜メイド長のシスターです。

真奈:
それは両方とも存じております。

ロッテ:
それで今の真奈の話を総合すると周囲はみんな承知している。 あとは私と里穂がみとめれ
ば、今すぐシスターになれるわけだよね?

里穂:
周囲全員の承諾が得られてる状態だし。 ということで真奈。里穂とロッテのシスターになって! 

ロッテ:
良かったよ、これで里穂が間違いを起こしても間違いじゃないからね

里穂:
うっ…そうね。 それいったらロッテもでしょ。

ロッテ:
まあそうだけど。 良かった良かった!

真奈:
えっ? えええぇえぇ!
 
永遠:
ニナから音声通信? こっちはまだ朝の6時よ…

ルフィナ:
うぅ~ん…

ルフィナ:
うぅ~ん…お姉さま…寒い…

永遠:(カッコ内は電脳通信)
ごめん、ちょっとシーツが…今直すから

ルフィア:
おねがい‥

永遠:
これで大丈夫ですかお姫さま?

ルフィナ:
うん暖かい…ありがとう…まだ寝る…

永遠:
うんおやすみ。

永遠:
(ニナごめんすぐ取れなくて、どうしたの? そっち夜でまだ明日までは長野よね?)

永遠:
(はっ? 美奈総務部長がEHDENの総務部長に赴任して、亜美がForest総務部長に? 副部長に陽菜乃? えぇ…無理無理! 決定事項らしいって…えぇ…何考えてるのよ! 美奈部長が決めた? 千穂さんと瑠莉さんと絵里奈さんの反対を押し切って。紅葉さんは大丈夫だと言い切ったと…はぁ…)

永遠:
(室長何時もどってくるんだって、こっちだってエンパイアクラブ・カラドヴルフの準備で‥‥だって…わかったわかったから! プランC許可で…ニナの正体をばらして総務部とロンゴミリアドの情報担当官として。あとイリーシャと水菜と小梅さんと昨日入店してるはずの真奈をロンゴミリアドのしずるの小隊に再編成の整備ね。 権限は適当に瑠奈とカチューシャと相談して。)

永遠:
(ルフィナの部隊じゃなかったら絶対に逃げてるわよ! まあそっちもそうだよねイリーシャちゃんがいるからだよね。 お互い様だよね…うぅ…。 じゃあそれでよろしく。 あっそれで真奈は無事に里穂とロッテと結ばれたの? そっかうんよかった。彼女にはこれからは少しでも幸せになって欲しいから。うん)

永遠:
最後に前に立つのはルフィナ達だから…それまでは背一杯お姉さん達ががんばらないとね…私ももう少し‥‥寝ようかな…

里穂:
さて寝ようか! 真奈はやはり真ん中がいいかな? 真奈だけになんちゃって!

真奈:
ふぅ~~!

ロッテ:
ひぃぎぃ!

真奈:
里穂お姉さま、下手なダジャレで誤魔化されませんよ! シスターになれたのにお二人は真奈を何故抱いてくださらないですか!

里穂:
だって生理中だしね?

ロッテ:
こればかりは月のモノですからね!

真奈:
大体、お姉さまが二人できたのに…なぜ両方がよりによって生理なんですか? 片方だけでも良いのに

ロッテ:
う~ん一緒に長く暮らしていると月経リズムがかさなるというか…もともとカラダの相性が二人はいいというか…

里穂:
うん…だから、終わったらしてあげるから! ねっ? 今日のところは…

真奈:
いつですか?

ロッテ:
あと5日くらい?

真奈:
5日ぁ!

真奈:
そんなにたったら真奈の方の月のモノが来ちゃうじゃないですか!

ロッテ:
それは仕方ないじゃない?

里穂:
焦らなくていいとおもうよ?

真奈:
あのですね? この格好みてください。 花びらをイメージしたベビードールというかネグリジェというか花びらというは女性器の隠喩でして、花を捧げるというのは、女の子そのものを…その…この格好をするのはとても恥ずかしかったんです、勇気がいたんです!

ロッテ:
わかる! とてもわかるよ!

里穂:
うん、意味はちゃんと通じてたし破壊力はあったから!

真奈:
デスヨネー! なのにエッチできないというのは真奈にとっては納得しがたいですが

ロッテ:
…………………里穂…
里穂:
うん…

真奈:
!!!!!! はっはっ…はわわわ…!

ロッテ:
さすがにロッテ達は下は脱げないから上半身は裸で、真奈は全裸で、真奈だけを愛してあげる。

里穂:
それで良い?

真奈:
ひぎぃ!

真奈:
一瞬で脱がされた! 

里穂:
だって里穂達にエッチされたいでしょ? 脱がないと…してあげられないよ?

真奈:
だけど! 

ロッテ:
ロッテがパンツ脱がすから里穂上ぬいじゃって

里穂:
うん。

真奈:
ちょっと待って下さいお姉さま達!

里穂:
里穂達二人に一方的に真奈が攻められて、壊れるまで愛されることになるけど? そんな初めてでいいのかな? 

真奈:
いえ…できれば優しくしていただけると…

ロッテ:
だと思うよ? お姉さん達の言うこと聞く?

真奈:
はいわかりました!

里穂:
じゃあ最初の日だし今日の所は一緒にねてあげる真奈は真ん中でいいかな?

真奈:
はい…

ロッテ:
さて寝よう!

真奈:
(気付いたらすでに全裸にされてる…これがエンパイアクラブの現役メイドの実力、さすが真奈が憧れたお姉さま達だ…)

瑠美奈:
水菜はそんなに私のカラダが好きなの?

水菜:
好き…柔らかいし、良い香りがするし…暖かいし…

瑠美奈:
だからって…お腹を舐め回した上におへそに舌いれるとか…お腹フェチなの水菜は?

水菜:
だって…水菜は瑠美奈みたいな体系が好きなの…愛してる…ぺろん…

瑠美奈:
どんどん水菜が変態になっていく…

水菜:
もともと水菜は変態だから‥

瑠美奈:
そうだった…もし、瑠美奈が痩せたらどうするの?

水菜:
今後は瑠美奈も一緒に暮らす。お姉さまと同じく瑠美奈も水菜の料理を食べることになるの
。痩せたら瑠美奈には脂肪分の高い牛肉をラードをつかって揚げて、ご飯やパンの代わりにマッシュポテトにたっぷりのバターを乗せたものを出す! それを ひたすら瑠美奈の食事に出す! 一回の食事で3500カロリー。一日一万カロリー超えノルマに!

瑠美奈:
ひぃ! そこまで瑠美奈の脂肪にこだわるの? ‥‥

水菜:
ここだけの話、水菜が食事を作り始めてから里緒菜お姉さまもつくとこには肉が付いてきてるからね! でもカラダ的には瑠美奈がもっと胸も大きくなれば…ほぼ理想!

瑠美奈:
体系を自分の好みに…食事で…水菜…アンタどんだけ変態なの…というより女の敵!

水菜:
この下半身の弾力性が好きなの! ちゅぅぅう~!

瑠美奈:
いやぁぁあ! 吸わないで! 

水菜:
あむあむ♪

瑠美奈:
ダメぇ! 食べないで! 

水菜:
美味しい♪

瑠美奈:
いやぁ~♪ 胸を揉みしだかないでぇ!

水菜:
胸が柔らかいよ! ほら!

瑠美奈:
だめ! またイくっ!

水菜:
イっていいよ! ほら! イケぇ!

瑠美奈:
あんっ!あんっ!あんっ! いやぁぁ! イくぅっ! xxxxxxxxxxxxxxxxx! あん! xxxxxxxx! あんっ!

瑠美奈:
はぁっ…はぁっ…うぅ‥‥もうダメ…今夜は休ませて…もう無理…

水菜:
あの…まだ前戯なんだけど?

瑠美奈:
あのさ…すでに三回イってるだんだけど…もう無理だよ…

水菜:
えぇ…そんな…

瑠美奈:
あのね、私は里緒菜お姉さまじゃないから…

水菜:
里緒菜お姉さまだって二回くらいは気絶するから。まだ大丈夫だと思うよ?

瑠美奈:
気絶! いやそれ普通じゃないから…普段どういうエッチしてるの?

水菜:
う~ん…まず前戯でお姉さまが気絶して少し休憩いれさせて、起こして、今度は本番で途中で気絶するからこれは無理起こして続けて、最後大きくお姉さまがいくときに水菜もイクからそれで終わり。 お姉さまはそのまま意識失うから

瑠美奈:
それって三回は気絶してるてことだよね?

水菜:
そう数えればそうだね。

瑠美奈:
そうだね…じゃないよ…里緒菜お姉さま大変だったんだ。 とにかく今夜は休ませて寝させて、明日、お姉さま達へのお土産かったりしないと…でしょ? うごけないと困るから

水菜:
えぇ‥‥しかたないな…