そのえんぱいな日々(本編) 第五百七十八話 The Day Takeoff 後編 その11
野乃花:
目的と依頼主を言え!刑が軽くなるわよ。
傭兵A:
お前バカか?そんな事を言う傭兵がいるかよ。
傭兵A:
あの動き、オマエそこの破廉恥な服きたヤツラと同じで人間じゃねえな。
野乃花:
そんなに死にたいわけ? メイドだって人間よ。 さっさと質問に答えて!
傭兵A:
人形がナニ警察ゴッコしてやがる、オマエラはクラブとかいう監獄か戦場でしか居てはイケナイじゃねえのか? ナニ人間様の場所に居やがる。
まあそういうオレ達も同じなんだが、今じゃオマエラのせいでオレラ人間の傭兵はその戦場で食いっぱぐれているがな。
少女Aがサムズアップする。
少女Bが右手にもっている起爆装置を無造作に握る
SE:
ぼがぁぁあん! がしゃんん!(轟音)
ポス!ポス!ポス!ポス!(サイレンサーつきのアサルトライフルの銃声)
みなと:
班長!
野乃花:
ラルフ!装甲機動車を中へ突っ込ませて!
ガシャン!バン!!
さくらの持っていたノートパソコンと彩香の持っていたスマホが弾丸で破壊される。
同時に傭兵四人に銃弾が浴びせられ一瞬で絶命する
さくら:
ひぎゃ!
ゆうと:
さくらさん!(ぐいっとさくらをひっぱる)
彩香:
!!
野乃花:
全員戦闘を避け散開! 装甲機動車が突っ込んできたらそれで撤退! それまでなんとしても生き延びろ!
パパン! ッダダダっ!
ゆうと:
さくらさん頭を下げて下さい! すぐ機動車からきますから!
さくら:
ゆうとさん、助けてもらってありがとうございます…
ゆうと:
それは本当に助かったときに言って下さい! 出来る限り御護(おまも)りしますが、アレは結構マズイかもしれないです!
(銃口だけをカバーの上に出して牽制で撃っている)
みなと:
班長!彩香さん!こちらへ!
野乃花:
彩香ライフリングアシストリンク! これ! パラライザー!任した!
彩香:
センパイ了解です!
Mブラスター:
執行モード、ノンリーサル・パラライザー
SE:
シュバーーーン!
SE:
シュゥウウウン!
SE:
ポスポスポスポス!
さくら:
彩香さんのMブラスターのパラライザーが効かない!
ゆうと:
戦闘薬物で神経強化されていますね。
さくらさん、後ろのあの装置なにか解りますか? 援護しますので少し覗いて確認お願いします! ヤバイ感じがピリピリするので!
さくら:
はい!
SE:
ポスポスポスポス!
さくら:
CL-20気化延焼爆弾!! 周囲に可燃性のガスをバラまいたあと、 ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン、TNT火薬の二倍の爆発力で発火し吹き飛ばす! あの大きさなら! この倉庫と周囲一区画まるごと!吹き飛びます! まずいです!
ゆうと:
自分達ごとボク達を吹き飛ばすつもりか! 班長!
野乃花:(無線)
ゆうと、さくら! 了解した! ラルフ作戦変更!
その12へつづく