そのえんぱいな日々(本編) 第五百七十八話 The Day Takeoff 後編 その15
優萌:
コンビニですか?
久遠:
うんそう。
久遠:
ちゃろ~碧さん。
碧:
久遠ちゃん!
優萌:
あのコンビニの店員さんとお知り合いですか?
久遠:
このお姉さんには久遠は大変お世話になってたんだよ
碧:
もう!突然いなくなって! 美亜ちゃんに聞いてもどこ行ったかは内緒だって!
すっごい心配してたんだからね! わたし一緒に引っ越しできると思ってよろこでたのに!
久遠:
優香お姉さまが急な仕事で海外にちょっと行ってた。今さっき帰ってきた。
碧:
優香さんのお仕事の付き添いってことなら仕方ないけど。それだけは美亜ちゃんと悠美さんから教えてもらったし。
久遠:
当分は日本いるから美亜と悠美お姉さんの家に住むから。ご近所というか同じビルの中。
碧:
私のここの部屋にも遊びにきて!約束まもってね
久遠:
はい覚えてる…今度の休みに美亜と遊びにいきます
碧:
絶対だからね!
碧:
それでその可愛い子はまさか…久遠ちゃんと優香さんが結婚して養子をとって義娘?
久遠:
恥ずかしい…
優萌:
違います! 碧お姉さん! 昼間ご挨拶にみんなときた新人メイドの優萌ですよ!
碧:
冗談だって! 小梅ちゃんの後輩ですみれちゃん付きの補佐メイドの優萌ちゃんだよね♪
今度白森女学園に入学してアタシの後輩になるんだよね♪
優萌:
!! からかわれた…
久遠:
碧お姉さんは一度みたお客様の顔は忘れないから覚えておいて。記憶力すごいよ
Forestの調査部では歩く顔認証装置という畏名がある。捜査協力でとてもお世話になった!
碧:
だから何よそれ…
久遠:
碧お姉さん、お弁当のデリバリをお願いしたいけど、お弁当とおにぎり、食事になるパン類、サンドイッチ、生スウィーツ類あるったけ全部! 向かえの国立人工生命科学研究所第一会議室へ。 準備できたら、うちのメイドを運ぶ手伝いにこさせる。 代金伝票はEmpireClubForest 総務部へ回して、どれくらい時間かかる?
碧:
40分で朝のお弁当発注分がとどくから、一時間したらメイドを二名運ぶ手伝いに寄越して。キャリア用意しとく。 だいたい40食分は確保できると思う。量は足りるかしら?
久遠:
うん足りる。 お願い。 何かあったら久遠のスマホ番号へ変えてないから
碧:
わかったわ! まいどあり!
優萌:
えっ深夜回って、いまから40人分の食事?
久遠:
追加で、この蒸し器にある中華まんと、そこの揚げ物、おでん類、そしてここのホットドリングのお茶など全部お願い! あと裏にある特製肉まん40個を予備の蒸し器にいれてそれも追加で!
碧:
了解したけど、だったら運ぶメイドさんも一名追加でお願いします!
久遠:
わかった!
優萌:
裏にある特製肉まん?
その16へつづく