そのえんぱいな日々(本編) 第五百七十七話 The Day Takeoff 中編 その19
美空:
ほうコレで私達を連れて行くと。
優萌:
ある意味巣立ちっていうの? 飛び立つというか‥‥
小桃:
小桃、まだメイドとして技能が低いから残って…
藍愛:
何逃げようとしてるのさ
フロリー:
脱走は~銃殺だよ♪
小桃:
フロリーそれ洒落になってないよ‥
緑梨:
出荷先は熱砂の地獄かそれともジャングルかそれとも瓦礫の都市か…
兎萌:
これってやっぱり最前線に投入されて生き残った者のがForestに行けるとか?
未来:
爆死か、凍死か
バラバラになるか、固まるか
その間にある限りなく薄い不安定な一線
震える狂気と才能がその臨界を探る
信じるか、信じられるか
賭けるか、賭けきれるか
エンパイアクラブメイド、私達はここまでこの鉄の掟に運命を託してきた!
だからこそ…
次回、『エンパイアクラブForest』
穏空:
しかし、生き延びたとしてその先がパラダイスのはずはない
兎萌:
二人ともボト〇ズ好きだね…兎萌も一緒に観たけど…
千穂:
待たしてゴメンネ! 学校の鍵やガス栓や水道のチェック終わったよ、さあみんな乗って! 研修先へ運ぶから
兎萌:
やっぱり研修先はちがうんだ…
穏空:
安心しろボク達いつだってヤル事同じさ。
未来:
エイティシックス。
兎萌:
ひぎぃ!
SE:
ぐわぁあああああああああ!
優萌:
三か月間ありがとうございました、エンパイアクラブ長野メイド学校。 バイバイ。
ソフィー:
執務官さんよ、ここもダミーだと思うぞ。懸けてもいい。
瑠美:
七件目ですよ?
彩香:
悠里本部長どうですか?
悠里:()AURORA電脳通信
(爆発物やその他のトラップはありませんわ。 瑠美よろしいですわよ。)
瑠美:
でわ…突入!
彩香:
動態反応なし!
ソフィー:
熱反応もねえぞ
瑠美:
注意して奥を部屋を捜索します。
彩香:
了解。
ソフィー:
へいへい。
瑠美:
容疑者発見できず。例の中継器と同型も思われるモノのみ。
ソフィー:
おい悠里本部長さんよ。 どうなってるんだ? これで昨晩から七件連続デコイの中継器のみだ。 寝させろとは言わんがちゃんとした飯くらい食わしてくれないか?
彩香:
そうですねお腹空きましたね。
悠里:
(うっつ…わかりました、今そこの中継器の解析にはいってますわ。 次の発信元の特定にも時間がかかります‥‥とりあえずそちらはご飯休憩をお願いします)
瑠美:
なんか私が見逃してるのかな‥‥萌香さんだったらもう何か気づいてるじゃ…
ソフィー:
それはわからんが、ただのメイドマニアでも盗撮マニアでも無いってことだ。この七件の賃貸契約だけでもかなりの金がかかってるし、あの悠里をあざむけるほどの中継器を揃えらる個人。もしくは組織がマトモなわけはないな。
彩香:
瑠美、今は一つづつやれることやりましょう
ソフィー:
後一つアイテの目的は私達Forest調査部に捜査をさせてこうやって白山市内を引き回すことにあるってことだ…しかしそれによって何を…? 調査部が警護をしてるわけではないからかく乱ではない…他に目的があるはずだ。 とりあえず飯を食うか。
その20へつづく