そのえんぱいな日々(本編) 第五百七十八話 The Day Takeoff 後編 その19

 
ニケ:
ロンゴミリアドは4クラブとオリュポス大使館から出向したメイドで構成されているレギオン

小梅:
軍団デス!

ニケ:
部隊は大きく分けて、すみれ様が直接率いる本隊、鈴奈先輩が率いる分遣隊、そして寮やみんなの食事や補給や総務などを担当する瑠奈お姉さんが率いる主計小隊があります。

小梅:
デス!

小梅:
あれ? カチューシャさんの本名ってエカテリーナって言うの? 小梅初めて知った!

ニケ:
小梅、それはカチューシャさんに大変失礼だと思うよ? カチューシャというのはエカテリーナ、もしくは発音的にはエカチュリーナの愛称です。 レスフィーナをテミスはフィーナと呼ぶよね? それと一緒。

小梅:
おおおお!

優萌:
くすす♪

真理愛:
あのさ小梅、解説をぜーんぶニケに任せきりにして、しずるじゃないだから。

めぐ:
いくらしずるの弟子だからってそんな所まで似なくていいんだよ、小梅の頭までこの頭の中みたいにカラッポになったら困るぞ

しずる:
超振動ナックルでつつかないで!怖いから!

真理愛:
まあということで、優萌をブラックハウンドから回収したときの部隊、まあすみれの周りにいたメイドってのはマリ達に、フランソアオーナーやエステル総裁をいれた部隊だったわけ。 ちょうど今ここいいるメンツね。 このほかに今現場に先行している鈴奈隊長率いる分遣隊、そしてForestの調査部というか萌香メイド秘書が今回は直接率いている部隊が今回の作戦に参加する。

優萌:
4つのクラブに大使館? もクラブのようなモノとして考えるとみんな所属はバラバラなのにとても仲が良いですね…

ドロシー:
それはすみれがいるからよ。 もともとこのメンバーはすみれを中心にあつまった親友同士の集まりに近い。 わたしもすみれが初めての親友だから。

優萌:
部隊の前にすみれ様を中心とした友人の組織…

真理愛:
今回はマリがしずる小隊に同行します。 しずる小隊はニケとドロシーを絶対に前線で護り無力化したブラックハウンドの応急処置を行い、分遣隊率いる回収部隊に処置したブラックハウンドを引き渡すことが任務です! 特に小梅とララは絶対にドロシーとニケから離れないこと! 

小梅・ララ:
はい!

真理愛:
あとー真奈、アンタは無力化担当だけど由奈から離れないように!

真奈:
わかりました。

めぐ:
しずるはめぐと切り崩し担当だから足ひっぱらないでいでよ

しずる:
わかってます。

真理愛:
そして、我らが隊長のすみれと、参謀のエリシアとレイラは作戦を立てるのが仕事なので、調査部と鈴奈隊長の分遣隊からもらった情報をもとに今がんばって作戦をつくってます。

しずる:
だからしずる達はまってるわけ!

エミリー:
やっと素のお姿を拝見できましたね!
やはりドレスやメイド服よりその方がお似合いです。
白き短刀のカルンウェナン。

梨音:
おい、指をそれ以上近づけてみろ、その頭が地面に転がるわよ
この白髪の死神!

エミリー:
ふっアタシの指がアンタの脳を破壊するのが先か、アンタがアタシの首を掻っ切るのが先か試してみる?

梨花:
あの二人とも、向日葵がドンビキしてるので…

向日葵:
これが…お嬢様の素の姿…素の性格…飾ってないのは解るのですが…これ大丈夫なんですか?

瑠美奈:
まあ~ほら、野良猫の挨拶みたいなモノだから大丈夫!(どっちかというとサーベルタイガー同士の挨拶かもしれないけど)

まろん:
エミリー!梨音! 喧嘩しちゃだめ!

エミリー:
姫さま! これは喧嘩じゃなくてですね! ねえ梨音!

梨音:
恰好ほらいつもとちがうから、ゴッコ遊び?みたいな?仲良しだよね?

エミリー:
仲良し!

夢結:
はーいみなさん!もうつきますよ! 夜食の給仕がんばりましょう!

梨花:
皆さんメイドの本領のお給仕の時間ですよ

瑠美奈:
(この中じゃまろんが最強かも)


その20へつづく