そのえんぱいな日々(本編) 第五百七十八話 The Day Takeoff 後編 その9

 
スリエル:
どうぞ

スザンヌ:
ありがとう

アリエル:
ふぅにゃぁあ!

向日葵・夢結:
え゛っ?

アリエル:
ひょうこしょ!いらしゅあぁいまひぃたぁ!ひゅぇいふぅらぁぶぅわぁ!しゅっしゃんなぁしゃんおっきゃんげぇいいしゃしぃましゅぅ!

向日葵:
通訳します。ようこそいらしゃいました。弊クラブはスザンヌちゃんを歓迎たします。だそうです

スリエル:
おいアネキ、取り乱しすぎてコトバになってないぞ。情けない。

夢結:
えぇ…

まりあ:
アリエルちゃん、研修を覗きに来たときもそうだけど、本当にスザンヌの事が好きなのね‥というか目がイッてて怖い…まさに食いそうな目…

スザンヌ:
ひぃぃ!怖い…スー食べられちゃうの?

梨々衣:
大丈夫よ、スー(スザンヌの愛称)。皆さまようこそEHDENへ! ルゥナさんが執務室でお待ちですわ。ご案内いたします。

スザンヌ:
梨々衣お姉ちゃん!

みるく:
まりあ姐さん、うちのお姉さまが研修を覗きに行ってた件というやつ詳しく聞かせていただきましょうか?

アリエル:
次のお客様がぁ…

向日葵:
アリエルメイド長、向日葵が替わりますのでどうぞ皆様を執務室へご案内を!

アリエル:
ひぃぎ!

まりあ:
向日葵ちゃん、副メイド長らしく、頼もしくなったね。

野乃花:
ゆうと、お二人を必ず御守りして。

ゆうと:
畏まりました班長。お嬢様達をお守りいたします。

さくら:
自分の身くらいは守れます。

野乃花:
ダメダメ、本当に自分の身が危なくなった時しかそちらは発砲しちゃダメなんだからね?

彩香:
賊の対処は先輩達にお任せして、私達は証拠の品の確保を優先しよう。
ゆうとさん援護よろしくお願いします。

ゆうと:
お任せ下さい!

うさ次郎:
ぴょん!

野乃花:
うさ次郎わかった、中に四人ね。逃げられてない。
B班準備OKね? 二分後に突入。いつも通り私が最初に突っ込むから後はよろしくね。

さくら:
隊長が先に突っ込むの?

彩香:
センパイ変わって無いんだ。

傭兵B:
おい時間的にそろそろマズいぞ、まだクライアントと連絡つかないのか?

傭兵A:
くそっでやしねえ!

傭兵C:
見捨てられたんじゃないのか?

傭兵D:
後金まだもらってねえのに…どうする?

野乃花:
お願い!

みなと:
了解!

SE:
ガン!

ひょい!

野乃花:
ADPOLICEよ! 無駄な抵抗はやめて…って聞くわけないよね!

SE:
タタッタン タタン!

傭兵B:
うわ!

傭兵C:
うわ! なめやがって!

傭兵A:
無駄な戦闘はさけろ! 撤退しろ! 

傭兵D:
ぐわぁっ!

野乃花:
悪いねオジサン!

野乃花:
はると、ラルフ! 悪い、一人取り逃がしてそっちへ行った押さえて!

さくら:
非殺傷なのは良いんですが、あの蹴り痛そう…生きてますかね? まあ二人は銃叩き落とすだけしてるから証言は得られるだろうけど‥‥

彩香:
微妙に蹴る場所急所外してるし大丈夫だと思うよ。意識は無いだろうけど…


その10へつづく