えんぱいな日々(本編) 第五百七十九話 more その20

 
優萌:
ごっ、ご主人さまぁ! ふっ、不束者ですが、よろしくお願いしましゅっ!

すみれ:
ひぃぎぃっ!

ぴらっ♪

優萌:
どうぞ…ご主人様ぁ…優萌の処女をお納め下さい…ませぇ‥夜伽を…ご奉仕をさせて下さい…

すみれ:
ちょっと! 優萌サンっ! まって下さい! あのですね! お風呂は別に入らせて下さったのですが、あのベッドに来ていきなりコレは‥‥はうぅっ!

優萌:
ご主人様は真理愛様とパートナーだとお聞きしてたので…女性同士でも抱いていただけると思って‥‥その‥‥優萌のカラダ‥やっぱり魅力がありませんか? 

すみれ:
いやぁ…とてもぉ…魅力的だよぉ? 胸とか…大きいぃ…し…そのやわらかそうだし‥おしりもキュっとしてるけど、丸みがあって‥お肌もすべすべで…それにぃ…甘い匂いが…するし…これ乳液の匂い? 香水じゃないよね…上気した乙女の肌から香る‥‥頭がクラクラするくらい‥あの…甘酸っぱい香りが…

優萌:
香水はつかってません。乳液はつかってますが…香水使った方がよろしいですか?

すみれ:
いや! 香水など使わず! すみれの好みなので是非このままでお願いします! そうじゃなくてですねえ!
それに何濡れてるの…垂れてる…

優萌:
すいません…ご主人様がお風呂に入っている間に‥期待で…もう…カラダが‥‥変になちゃってて…気づいたらこんなに濡れてしまって…ハシタナイメイドですいません…もうダメです! スイマセン!

すみれ:
えっ?

すみれ:
あの! 優萌さん? たしかに優萌さんはすみれの専属メイドですが、優萌さんにはフロリーとだけの関係で良いとすみれは思ってましてぇ…ちょっとなに押し倒してるの!

優萌:
はぁ…はぁ…ご主人様ぁ~(はーとぉ)♪ お願いしますぅ~優萌とぉ…夜伽して下さいぃ~♪

優萌:
ご主人さまぁ~♪ ご主人様の肌やわらかい~! 暖かいよぉ~!

すみれ:
はうぅ!!!! モウ…ダメ…カっ!

優萌:
えっ? ご主人様? ええええええっ! ご主人様ぁ! しっかりしてください!

ペシペシ♪

すみれ:
………………

優萌:
ご主人様ぁあああ! どうしよう! 電脳通信! フロリー起きてお願い! そうだスキャニングデバイスで起こせるんだ! 急患だからいいよね! フロリー助けてぇ!

フロリー:
ねえ優萌。すみれ隊長は優萌だけのモノじゃないの。とても大切で重要な人なの解ってる?

優萌:
はぁいぃ解ってます! ごめんなさい。 それでご主人様はどうなの? 大丈夫なの?

フロリー:
すみれ隊長の身体管理ログをみると46時間以上休憩無しで稼働してた所に、優萌が裸で迫ってすみれ隊長の脅威的な精神力もついに限界を突破、一気に気絶した感じみたいだね。 特にここ10時間は物凄い緊張をしいられていてすみれ隊長のオーバードライブシステムであるブラスターモードも使用してるから本来ならお姉ちゃん達みたいにチップのメンテンスやポッドでの強制休憩がいるのにしてないみたいだし…意識失って当然。

優萌:
46時間? 丸二日寝て無いの?

フロリー:
寝て無いんじゃない。 休憩も食事もこの一時間以内にとったのが唯一みたい

優萌:
優萌と取った朝食…そんな状態なのに…優萌のお相手をしてくれてたの?

フロリー:
一応フロリーで出来るくらいのハイパーアクセラレータチップの再調整は今したけど、本格的なものはすみれ隊長のお身体やチップはとても特別でね。ヴェルさんやDrフィツジェラルド、優樹子博士や瑠莉閣下じゃないと無理なの。 だから今日は警備がまだあるだろうから、明日朝一番で前の国際人工生命科学研究所に必ず優萌が責任をもってつれて来て。

優萌:
うん‥‥わかった。

フロリー:
とにかく任務の時間まではゆっくり寝させるように。 横で寝ても良いけどすみれ隊長の睡眠の邪魔にならないように。フロリーは前の研究所に行く。まあ行っても余り手伝いはできないんだけどね…

優萌:
うん…ありがとうフロリー。 

第五百八十話 Singularity へつづく