えんぱいな日々(本編) 第五百八十話 Singularity その16
フロリー:
そうかエミリーお姉ちゃんとお付き合いできたんだ、宿舎も一緒なんだオメデトー♪ フロリー? 今夜はドロシーお姉ちゃんと一緒に寝るの!
ドロシー:
エミリーと蘭とお付き合いできたのね。本当に良かった。
フロリー
ニケさんは今日はお仕事で大使館へ戻るんだって大変だよね。 それでララさんと真理愛様と小梅さんと綾子と話し合って、今夜はご主人様には優萌と一緒に寝てもらう事になったの。お屋敷で初めての夜だし。やっぱり優萌はすみれ様だけのメイドだから。うん小梅さんは真理愛お姉さまと一緒でないと夜伽はしないんだって。
それでね蘭、エミリーお姉ちゃんの事よろしくお願いします。 うんちょっと、イヤかなりのシスコンでロリコンでカメリアコンプレックスなお姉ちゃんだけど…よろしくね♪
とにかく今夜はお熱い夜を! 蘭♪ おやすみ♪
しずる:
えっ? 一緒に寝る? フロリーと?
ドロシー:
そうよ今夜はうちの部屋に泊まるの!
しずる:
ベッド一つしかないよ? まあしずるが床で寝れば…
フロリー:
ダメですよ、フロリーとドロシーお姉ちゃんとしずるお姉ちゃんで川の字で寝るんです!
フロリーが真ん中で! フロリー、お姉ちゃん達と同じ宿舎になったらしてみたかったんです!
しずる:
えぇ…コンナカワイイコガ…シズルノトリデネデ…ネル?
フロリー:
フロリーが可愛い! しずるお姉ちゃん上手いんだから! でもフロリー嬉しいです!
しずる:
オセイジジャナイデスヨ
ドロシー:
何カタカタ言ってるの? ねえしずる~「ワカッテイル」と思うけどフロリーは私の妹だからね♪
フロリー:
あはっ♪ 大丈夫だよ! しずるお姉ちゃんはドロシーお姉ちゃんにデレデレだし♪
しずる:
はい…(ナニこの天国のような地獄攻め。変なそぶりをみせたらその瞬間苦しみ抜いた上でコロスぞっていう目してるし…ドロシー、完全にしずるを精神的に追い詰めて愉しむ気だ…しずるを攻める為に妹まで使うようになったのか…タスケテ…)
優萌:
うわぁ~! ご主人様! ベッドが天幕付きですよ! レース一杯で! リボンも! すっごい可愛いですぅ~! まさにお姫様のベッドです!
すみれ:
ナニコレ…優萌、テンション高いね…
優萌:
だってこんなに可愛いんですよ! うわぁ~! さすがエンパイアクラブのオーナー様の寝室って感じです!
すみれ:
そう…まあ優萌が喜んでるなら…
優萌:
お風呂も見てみましょうよ!
すみれ:
イヤな予感が…
優萌:
うわぁああああ! 憧れの泡しゃわしゃわ風呂だ! お花もいっぱい! まさにお姫様!
すみれ:
やっぱり…
優萌:
ララさんお風呂淹れてくれてたんだ! これ保温とか、されてますね!
すみれ:
ララも真理愛も優秀だからね…小梅ではないか‥でも綾子なら…
すみれの「Cool&Geek(クールアンドギーク)」な生活が…
優萌:
なんですか、その「くーるあんどぎーく」って?
すみれ:
いやなんでもない。 とりあえず お風呂入ろうか。
優萌:
はい!
すみれ:
まあ優萌が楽しいなら…いいか…
すみれ:
小梅は…まあ綾子が来たからまあ解る。 真理愛はララと今日くらいはってのもわかる。 でもニケまで…大使館の急な仕事って…。 優萌だってフロリーと最初の日だから一緒にいたいよね?
優萌:
フロリーはドロシー姐さんとしずる姐さんと一緒に寝るそうです! 川の字で! テンション高くして喜んでましたよ!
すみれ:
えっフロリーがしずるとドロシーと一緒にネル? それ優萌大丈夫なの?
優萌:
大丈夫って何がですか?
すみれ:
いや…だってフロリーって髪下ろすとドロシーそっくりのものすごいしずる好みの美少女で…性格もそのドロシーと似てて健気で‥しずるが絶対に好きなタイプの…
優萌:
あっ! あはははっ! 大丈夫ですって、ドロシー姐さんから、もししずる姐さんが「へん」な気を起こしたら脳に信号送って地獄の苦しみを合わせた上に処分するから心配しないでって言われました♪ それ以前に優萌から見てもしずる姐さんってドロシー姐さんにデレデレじゃないですか♪ 絶対逆らえないっていうのかな~♪
すみれ:
ソウダネ…(なるほど、フロリーを使ってしずるをイタブル「プレイ」か…ドロシー高度な事を考えるな…)
ぴとっ♪と自分の胸を押し付けてすみれの右胸を胸で挟み込む。
優萌:
あの…今夜は…体調は大丈夫ですか? やっぱりお疲れですか? ご無理でないなら…夜伽を…あのこないだの続きができると…優萌は嬉しいなって…
すみれ:
うん‥だ…大丈夫だよ…うん。 あのその前に…すみれ…優萌に告白することがあるんだけど…お風呂出てから…飲み物でものみながら…お話をする時間を取る事を…お願いできませんか?
優萌:
告白? お話ですか…はい。
すみれ:
お願いします…。
優萌:
わかりました。
その17へつづく