えんぱいな日々(本編) 第五百八十話 Singularity その9
すみれ:
これがクラブオーナー以外座る事が許されない、クラブのご主人様の証エンパイアクラブオーナーチェアこれに座るということは…ゴクっ!
SE:
コンコン♪
すみれ:
どっどうぞぉ!
フロリー:
失礼いたします! 皆様、お飲み物をお持ちいたしました。
優萌:
はぁわぁ~ご主人様♪ ステキですぅ!
綾子:
お姉さまが送ってくれた写真もステキでしたが、生で見ると
お二人とももっとお綺麗です!
くま太:
ぴがっ!
優萌:
はい、くま太さん下ろせと。 畏まりました。
しずる:
綾子ありがとう!
めぐ:
お~良い香りだね。これ里緒菜さんの豆?
ララ:
まあ良い香りです、ポムグラネイトのブレンドとはまた違った優しい香りです♪
綾子:
はい!里緒奈さんからの皆様の進級祝で焙煎したてだと、優香閣下が先ほど部隊本部に行かれる前にこちらに寄られて置いていかれました。
めぐ:
こんな豆を小梅が淹れたとしたら…想像しただけでぞっとする。 綾子達が部隊に来てくれて本当に良かったよ!
小梅:
めぐセンパイ…それは里緒菜さんの豆を小梅が淹れたら100g500円くらいの超安い豆と同じになっちゃうと思うので…考えるだけでも卒倒しそうですが…そういう言い方ないじゃないですか!
しずる:
まあコーヒーや紅茶で死人が出なくなっただけでも小梅は成長したと思うよ
小梅:
ぐぎぎ…それは過去小梅のコーヒーを無理して飲みほしたお兄ちゃんが数回死にかかったのは事実ですが…
綾子:
お姉様の分まで私が給仕はしますので(苦笑)
優萌:
ご主人様、どうぞ。 あの…とてもお綺麗で似合ってますよ。 そのお召し物を着たご主人様のお姿、優萌は大好きです‥。
すみれ:
ありがとう、優萌。
くま太:
ピガっ!
すみれ:
くま太‥‥えっ? 会議が始めれないじゃないか? すみれ、さっさと座れ? オーナーとしての自覚はあるのか? このノロマ? いや…それ以前にその椅子なに?
くま太:
ピガぁ~!
すみれ:
真のオーナーチェア? えぇ…これくま太用? わざわざ作ったの?
真理愛:
ねえくま太、ここ三日間、まったくマリの所に寄り付きもしないんだけど! どうなってるわけ?
優萌:
真理愛様、どうぞ。 あの優萌のふわちゃんが今、ForestでエージェントAIドローン化の作業中なので…優萌が可哀そうだと一緒に居てくれているんです。 あと色々指導をしてくださってますし。
真理愛:
でもララがいる時はララに抱かれているよね? どういうこと?
くま太:
ピガ。
すみれ:
優萌とララはオレの新しい妾だ? オノレというクマは‥‥
紅葉:
くすすっ♪ 何時見てもくま太さんとあのお二人の会話は楽しいですわ♪
フロリー:
ふわちゃん、ヴェルさんが製作されていると言ってましたけどどんな子になるのかとても不安だ…
瑠奈:
まさにうちのボス三人? 二人と一匹?(笑)
祥子:
あははっ♪ お屋敷やこの駐屯地のロンゴミリアド関係の施設の準備にはくま太さんとぴよ吉さんには本当にお世話になりました。 部隊のみんなの関係とか好みとか全部事前に教えてもらえたし。
瑠美:
ロンゴミリアドの真の総務部長がくま太で副部長がぴよ吉だから!
フロリー:
紅葉様、でわフロリーは下がらせていただいて、ドロシーお姉ちゃんのお手伝いで地下のメディカルセンターに行きますので。御用がありましたら、ドロシーお姉ちゃんの方のAURORAへ、フロリー達のは使えなくなってしまうので。。
紅葉:
わかりましたわ。 三人も頑張ってくださいませ。
その10へつづく