えんぱいな日々(本編) 第五百八十三話 UNION 後編 その12
小梅:
お待ちの間この娘など…
聖理愛:
謝罪はどうした!
うさ子:
ぴょん!
まり:
えい愛の鞭!
小梅:
まみお姉ちゃんもうさ子も、パカスカパカスカ頭殴って! 小梅がバカになったらどうするんですか!
うさ子:
ぴょん!
まみ:
うさ子の言う通り、安心しろ! 大丈夫小梅がこれ以上バカになることはない!
小梅:
!! だったらこれは! 上司によるパワーハラスメントです! 労働基準局に訴えてやる!
聖理愛:
上司は副メイド長の小梅の方で、副メイド長はこのクラブでは執行役員。労働者ではないから労働基準局が保護してくれないわよ雇用側だし。 そんな事も知らないの?
小梅:
ぐぅぬぅ! だいたいやったこと無いのに、いきなりサロンのマネージャーとか出来るわけないじゃないですか!
聖理愛:
そう? イリーシャちゃん。お願します。
イリーシャ:
いらしゃいませ、弊クラブへようこそ。知佳でございますか?
大変申し訳ございません。知佳の方は少しお時間がかかってしまいます。
はい申し訳ございません。 もしお待ちになるのでしたらそれまでの間、
別のメイドをご用意できますが。 兎萌!
兎萌:
はい副メイド長。 お客様、兎萌といいます♪
イリーシャ:
お客様がよろしければ、サロンのみのお相手となりますが知佳をお待ちになる間、いかがですか?
兎萌:
お客様、お待ちになる間は兎萌ががんばってご奉仕しますので‥‥だめ?
イリーシャ:
ありがとうございます。 兎萌お客様をお席にご案内して
兎萌:
はい、こちらでございます。
イリーシャ:
知佳の方は準備ができ次第、お席に行かせますのでそれまでどうか兎萌でお楽しみください。
兎萌:
お客様行こう♪
綾子:
凛々しいです!かっこいいです!
イリーシャ:
聖理愛サロンチーフ、こんな感じでどうですか?
聖理愛:
まあまあかな?
兎萌:
なんかサロンで接客したくなちゃった♪
聖理愛:
サロンだけならいいじゃないかな?
小梅:
なんでイリーシャがそこまでできるの? イリーシャはフランソアさんの補佐メイドでしょ?
イリーシャ:
オーナー補佐メイドでも何かあった場合はサポートでしなければならないときもあるでしょ? こないだのEHDENのオープンレセプションの時もそうだったし。 メイドなら一通りはこなせないとな。これは水菜も同じだよ。メイドとして当然の事だ。
小梅:
グーのねも出ない。
綾子:
メイドなら当然! そうですね! カッコイイです憧れちゃいます!
綾子:
それに比べてうちのお姉さまは…はぁ…(大げさに溜息)
小梅:
綾子…。 あのまみお姉ちゃん、うさ子、聖理愛お姉ちゃん。 小梅、ココロ入れ替えました! 最初からもう一度お願いします!
まみ:
うんまみの愛の鞭は痛いよ!
うさ子:
ぴょん!
小桃:
綾子とイリーシャさんを使って…まさにフルボッコ…
緑梨:
容赦ない…
美空:
小梅さんにはがんばっていただかないとならないし…手段は選んでられないと
ペニー:
ですねみんなの副メイド長ですからね!
その13 へつづく