えんぱいな日々(本編) 第五百八十ニ話 UNION 中編 その20
フランソア:
今だ今しか無い!
ちゅんぴ弐号:
ちゅん!
ロッテ:
はぁ~(溜息)
ロッテ:
絶対に後で悠里本部長と萌香メイド秘書に怒られますよ?
フランソア:
だってすみれの所であの優萌の新小隊結成記念のBBQパーティーだよ? 行きたいでしょ!
ロッテ:
ご主人様の代わりに真奈や水菜達が行ってますので。
フランソア:
やっぱりここは同盟の絆の為にForestグループ総裁自ら出向く必要がある!
ロッテ:
ただBBQ行きたいだけですよね? あとすみれと優萌達に会いたいとか
フランソア:
お目付け役の理沙はマモンとフランスだし、都は今日は紅葉について東京に行ってるし、萌香さんと悠里は里緒菜の代わりに両方午後のメイド長会議。この時間なら。
ロッテ:
ロッテはご主人様の命令で「仕方なく」一緒に行くんですからね。反対もしましたから。人に責任を負わせないで下さいね。 証言して下さいね
フランソア:
だから、大丈夫だって仕事はロッテが運転してくれている間にAURORAでするし
ロッテ:
メイド長と副メイド長がそろって長野メイド学校行ってる時に何かあったらどうするんですか?
フランソア:
それはそれ!
萌香:
ほう…コレはコレですよね?
Mブラスター:
ご主人様の無許可での業務放棄を確認しました。任意執行対象です
執行モード、デストロイ・デコンポーザー
対象を完全排除します
SE:
ガチャガチャ♪
フランソア:
あの萌香さん構えたまま待ってるのはさすがにフランソアでも…萌香さん気配ないし。
メイド長会議は?
萌香:
優秀な部下がいますので。瑠美に出てもらってます。
フランソア:
そう…
ロッテ:
萌香さん相手に逃げるのは難しいと思いますよ?
萌香:
この距離ならいくらフランソアさんでもレゾナンスフィールドの範囲外に逃れるのは…
フランソア:
うっ…
萌香:
護衛も付けずに無許可で何処に行くつもりですか? ご・主・人・様。 言わなければ、別の意味で「逝ってらっしゃいませご主人様」と言う事になりますが
フランソア:
あのですね‥‥クラブカリブルヌスに。 ほらやっとフランソアも保護に立ちあった優萌がロンゴミリアドの小隊の隊長になるから激励に行きたいなって‥ダメだよね?
SE:
ガチャガチャ♪
萌香:
なんで最初から許可を取らないですか?
フランソア:
だってダメだと思って…
萌香:
あのですね。優萌の保護の現場にフランソアさんが立ちあったのは私も現場で指揮をとっていたので知っております。 当時フランソアさんと同じく現場での保護に立ちあった郁恵ちゃんや愛里栖ちゃんも今回は行ってます。 ご主人様は私がリムジンで連れて行きますよ。
これからの予定は瑠美で行えますし。 ロッテもお付のメイドでついてきてね
フランソア:
本当? 行っていいの?
ロッテ:
はいお供します
萌香:
二人共、私を何だと思ってるですか?
フランソア:
北欧戦線の敵を恐怖のどん底に追い込み戦線を崩壊させた
「デビルズイヤー」「白氷の悪魔」
ロッテ:
数々のエンパイアクラブを壊滅に追い込んだ犯罪者には容赦が無い
「深森(ふかもり)の魔女」
萌香:
二人共デコンポーザで原子分解されたいんですか?
フランソア・ロッテ
いえ申し訳ございません
萌香:
大体、深森の魔女って何よ新しい異名つけないでよね。
ロッテ:
だってあれだけの数のクラブをお潰しになって大物オーナーを財産没収の上に収容所送りにしたら‥それも古参の大きなクラブが多かったし。
萌香:
それだけ腐ってただけでしょ? とにかく行きますよ。
フランソア:
はぁい。
ちゅんぴ弐号:
ちゅん…
えんぱいな日々(本編) 第五百八十三話 UNION 後編 へつづく