えんぱいな日々(本編) 第五百八十ニ話 UNION 中編 その5


フレデリカ:
やっとテスト終わった

美空:
お互い乙カレ!

シンディー:
ヒィッ!

ぽん♪(フレデリカの肩に手が置かれる)

フレデリカ:
えっ?

シンディー・緑梨・美空:
ひぃいぃぃぃい!

萌:
フレデリカ~ちょっと顔を貸してくれるかなぁ♪

フロリー:
屋上でお話しよう♪

フレデリカ:
ひぃ…屋上鍵ないしね?

蘭子:
蘭が開けられるから。二人に頼まれてさ。 蘭もこの二人には逆らえないっていうの? 

フレデリカ:
この特殊工作員が! 

蘭子:
だってさ終了処分されるにしてもこの二人だと死に方がね…最悪っていうの? 苦しみ抜いた上で殺された上に死体もグチャグチャになるし…。

フレデリカ:
ひぃぃ!

優萌:
さあ行こうか♪

フレデリカ:
はぁいっ!

スザンヌ:
これが漫画で読んだ不良さんの屋上への呼び出し! 蹴られた上に、やきそばパン買ってこい、お金はいつか払う‥いつかは解らないけどな! みたいなやつ? 優萌とフロリーって不良さんだったんだ!

綾子:
いやそんな可愛いものじゃないと思いますけど…。 優萌が蹴ったらその場で内臓全部無事じゃないし。 不良って‥成績は今回もたぶん学年一位と二位だと思いますけど。 

スザンヌ:
二人とも学科も実技も出来るものね。 スーは体育と家庭科の実技は全滅だし! 絵も下手だし! 音楽だけはできる!

綾子:
スーは他は成績は良いんだけどね…実技は…。 でも料理は勉強しないと梨花先輩が…

スザンヌ:
料理は出来なくてもしないですむ環境を選べば良いんだってクレア先生が言ってたよ。

綾子:
クレア先生…スーもメイドさんだけど一応‥クレア先生と同じで特殊枠のメイドさんだしね。

スザンヌ:
梨花もお料理出来ないからスーにヤレとは言わないし。 美亜お姉ちゃん達の料理美味しいし!

綾子:
メイド宿舎に住む分には賄い付きですものね。

SE:
ガコン! ガチャン♪

蘭子:
鍵は閉めたから。蘭は扉の前で誰か来ないか見張るから。
後は処分するなりお話するなり好きにして。

優萌:
蘭…

フロリー:
ありがとう…

フレデリカ:
ひぃぃいぃ!

フロリー:
フ・レ・デ・リ・カぁ~! アンタがご主人様と夜伽するのは良いんだけど! 毎晩真理愛メイド長がフロリー達の部屋に避難してくるのよ! 優萌とのプライベートがまったく無いのよ! わかる?

フレデリカ:
スイマセンスイマセンスイセン! ララさんやニケさんはテスト期間中はForestへ行ってたし…小梅さんもそうだから、綾子達もForestのロンゴミリアドの分遣隊の宿舎の小桃たちの部屋に行ってたし。

フロリー:
ちょっとはご主人様の夜伽断りなさないよ!

フレデリカ:
断りづらくて…なんかフレデリカに甘えるのが好きみたいで…今ご主人様とても心が疲れているみたいで大変な時期だし

優萌:
わかるけど、調整しよう? 優萌はまあいいけど、さすがにフロリーが可哀そうかなって…

フレデリカ:
今日でテスト終わりだし。 今日は実家、GreenWoodsにみんなで行くから優萌やフレデリカじゃ言いづらいからここは凛空様やお兄ちゃんも入れて相談で。

優萌:
お兄ちゃんは入れるとご主人様と小梅さんとニケさんから、できるだけ夜伽を逃げようとするから。入れないで決めたほうが‥

フレデリカ:
そうだね…

フロリー:
二人とも絶対にどうにかしなさないよね!

蘭子:
ご主人様と夜伽出来たら出来たらで大変だよね~。 その点、蘭はお姉さまを食べるだけだから気が楽だわ。

その6へつづく