えんぱいな日々(本編) 第五百八十四話 DreiKreuz 前編 その1
さくら:
観て貰った通り普通の悪い人ならこれで無力化できるし、爆発物でも最悪その周囲を消滅させる事で被害を最小限にできるの。
桜子:
今だ囚われているメイドを助けだしたり、ご主人様やお客様や他のオーナーやメイド達を守ったり、悪い人を捕まえて警察に引き渡したり、捜査したりするメイドさん!
カッコイイ…
幸:
私達ってそうやって助けれて保護施設に収容されたんだ…すごい…お手伝いしたいです。
音花:
戦うのはちょっと無理かもだけど相手の場所とか見つけたりするなら音花で手伝えるかな?
奈美:
古いトラックが一瞬で光につつまれて消滅した…あんな小さい鉄砲で…まあでもっさっき普段は麻痺する弾撃つっておしゃってたから…その意味では時と場合と相手によって選べる、メイド業務執行システム…
さくら:
相手が普通の犯罪者や普通のメイドならこれで済むんだけど、相手が軍隊とか強いメイドだと、当然これじゃ無理なので、バケモノにはバケモノで対処するという考え方で設立されたのが、すみれオーナーが隊長をしている特務特別機動部隊ロンゴミリドになります。
前線メンバーのこの変な甲冑みたいなのを着てるのは特にバケモノメイドなので…簡単にいうと「 化け物ども を駆逐する化け物ども の吹きだまり」それがロンゴミリアド。
メイドの特性によって色々装備があるんだけど、黒い服をきてる水菜とかはパイロット用の防護服です。
郁恵:
化け物って何よ!
水菜:
いや先輩達十分化け物だと思いますけど…
愛里栖:
水菜、ちょっと校舎の裏でお話しようか?
水菜:
いや…スイマセン。
スリエル:
化け物は別にして優萌のコンバットスーツ‥‥「コレ」は何ですか?
フレデリカ:
カッコイイ! フリーダムガン〇ムみたい!
すみれ:
すみれが設計したんだけどね。ちょっと趣味に走りすぎたかなとは思ってる。背中のリフクターフィンはレールキャノンのガイドレールフィンにもなってて別々の目標6個を同時に射撃できる。 手持ち武器や腰にも追加のキャノンを装着できるから最大で10個の標的を…
スリエル:
完全にマルチロックオンシステムですね。
すみれ:
両手のブレードはJHIが新開発したリアクターブレードTAKEMIKAZUCHI。メイドへの制御負荷が高いだけど優萌なら問題ないし、ほぼ優萌専用武器だね。両手のブレードを合わせることでザンバーモードになる
スリエル:
完全な趣味武器ですね。ザンバーモードでディスティニーみたいに背中から光放ちながら突っ込むわけですね。
すみれ:
まあね…
フレデリカ:
ご主人様、これ飛べるんですよね? どれくらい速度出るんですか?
すみれ:
まあリアクタープールを全開で解放すれば時速450km/h マッハ0.3 ウーラノスと同等だね。ただ余り時間がもたないかな。プールの容量が…あと優萌が生身でむき出しだしそれに耐えられればだけど…
スリエル:
シールドもしくはバリアは?
すみれ:
左右のアームバンドから放射状のリアクターフィンを展開することで、障壁を展開できる。まあこれもプール容量喰うので長時間は無理だから、優萌がダメージを予測演算して随時短時間で展開させる
スリエル:
ストライクフリーダムガ〇ダムの方式ですね。
すみれ:
はいそうです。
優萌:
あの…ご主人様、優萌は何と戦わされるんですか?
スリエル:
量子通信を装備した自律砲台20機くらいのオールレンジ攻撃を躱して粉砕し、敵を15機くらいは一瞬で非殺傷無力化くらいはしてもらいたい所だな。
スリエル:
それでミーティアユニットは?
すみれ:
はい今、Forestの研究開発部の工作作業ユニットで開発しております。 名称は メイド埋め込み式戦術強襲機=Maid Embedded Tactical EnfORcer=METEOR でミーティアとしました。 すいません今回は間に合いませんでした。
フレデリカ:
ではそれを装着したときの優萌の戦闘BGMはミーティアですね! 放つ光~宇宙(そら)に落ちる~望むだけの熱を捧げて~!
優萌:
何?そのミーティアって? 何でそれで三人は通じるの?
フレデリカ:
お屋敷にもどったら、フレデリカとフロリーと一緒にSEEDとディスティニー、フレデリカBOXもってるから観よう! それでわかるから。
優萌:
うん…まあ観るのが早いのね
スリエル:
これですみれ隊長と優萌が模擬戦ですか? メイド学校消滅しますよね?
すみれ:
…少なく見積もっても校舎と体育訓練場は無事じゃないだろうね。どんなに手加減しても…
スリエル:
お二人が怪我をおわなくても却下です。装備をみせて、戦車でも戦闘ヘリとでも戦えると説明ですまして下さい。見た目だけで十分説得できます。
すみれ:
ダヨネ…
水菜:
メイド埋め込み式戦術強襲機ってナニ…水菜とてもイヤな予感がする。
愛里栖:
確定されている事象の事を予感とは言わないのよ。
水菜:
うっ…愛里栖先輩…
その2 へつづく