えんぱいあな日々(本編) 第五百八十六話 ignited その5
すみれ:
到着!
フロリー:
なんか雰囲気が違いますね
梨音:
たしかにコードむき出し? しかし光量子サーバーにして重い。
格納制御領域だしね。
フロリー:
あのさっき皆さんが掟とか法とかでみんな助けたいのにイケナイってなってましたよね? なんで急にあんなにすんなりフロリー達だけだと許可が出たんですか?
梨音:
あれねお役所仕事と一緒。国とか。あらかじめ行うことは全て法で決めといて融通がきかない
すみれ:
だからすみれ達民間はそういう時のために「普段の保守の範囲です、かかった費用は別請求します」っていう契約を予めとっとく
梨音:
梨音の所の都市計画とかすみれお姉ちゃん所の医療とかお役所絡むからねそういうの無いとやってられないから
フロリー:
はぁ・・奥の手を常に用意しておくと。議会とか大使館とか確かにお役所ですよね‥。
すみれ:
そうそう。さて仕事にかかりますか
すみれ:
これかな? 只の意識スフィナに感じるけど、VIORET分析
VIOLET:
解りました。
フロリー:
マスターだめ!
すみれ:
えっ?
光がすみれを飲み込む
フロリー:
マスター!
フロリー:
マスター!
梨音:
アイギスプロテクション展開! くま太さん! すみれお姉ちゃんは梨音が連れ戻すから、フロリーをつれて安全距離まで離脱して!
くま太:
了解した!
フロリー:
マスター! 梨音さん! くま太離してぇ!
くま太:
落ち着けフロリー! お前まで行ったら誰が外から二人を助けるんだ? オレだけじゃ力不足だ! ここは一旦引け!
SE:
シュヴァーー!
シュン!(光が急激に拡大しその後一瞬で元の大きさに戻る)
フロリー:
マスター‥‥ご主人様…梨音さん‥‥あぁ…
くま太:
フロリー無事か?
フロリー:
はい…どうにか・・
くま太:
我々だけでは転移も通信も出来んが。 手を探そう
フロリー:
‥‥
フロリー:
うわあぁああああああん!(号泣)
くま太:
泣いて落ち着けるならその方が良い。 今は泣け。 よしよし(髪を撫でている)
その6 へつづく