えんぱいあな日々(本編) 第五百八十五話 INVOKE その2

 
幸:
カイルスいつもそれ飲んでるけどそんな好きなの?

カイルス:
うん大好き!

幸:
ねえ、それブラックコーヒーじゃない? それで缶コーヒーって胃に悪いから…アイスコーヒー好きなら幸が淹れて冷蔵庫に冷やしておいてあげようか? 豆は練習用ならで無料で貰えるし‥‥

カイルス:
幸の気持ちはとても嬉しいけど。私が好きなのはこの銘柄のこの缶コーヒー。ちなみにアイスでもホットでも好き。今はお風呂後だからアイス飲んでる。 あと飲みすぎを心配してるなら、マスターが一日三本までと決めているので、それに合わせて私も一日三本までにしているから心配しない。

SE:
ピーピー(乾燥が終わる音)

マスター…。
ねえカイルスはこのメイド学校にエリアルと一緒にメイドの短期の研修に来たんだよね?
マスターってことはご主人様。 当然だけど研修が終わったらそのご主人様のお屋敷に戻るんだよね。
研修っていつ終わるの?

カイルス:
いやこの場合のマスターは幸達が言う「ご主人様」とは違う。私は私なの。それでこの学校の研修は幸達の日本メイド学校22期の卒業に合わせるとレスフィーナに言われているから。 一緒にこの学校を出る事になる。 それで所属はスプロール大使館になる。場所は静岡県の白山市の人工生命科学研究所内にある。ただ配属先はレスフィーナに聞かないと解らないけど、その大使館か、マスターのお屋敷か他か…聞いてみることは出来る。

幸:
卒業までは一緒にいられるんだ。良かった。 それでスプロール大使館? その大使館のメイドさん? それでマスターって誰か聞いていいのかな?

カイルス:
うん別に秘密じゃないから、私のマスターは…

???:
あぁぁあんっ!

SE:
ギシギシっ…

桜子:
あぁ…音花…愛し…てるよ…

音花:
ぁぁんっ…はぁ…音花もう…イク‥だめ‥

桜子:
もうっとちょっとで…私も‥あんっ‥ぁぁ…

SE:
ギシギシっ…

音花:
だったら音花も一緒にイキたいから…あうぅ‥

幸:(小声)
桜子も音花も…メイド学校の宿舎の壁は薄いだから‥気を付けようよ…恋人二人で同じ部屋だから気持ちはわかるんだけど。

カイルス:(小声)
これってやっぱり…桜子と音花は性行為をしていると言う事でしょうか?

幸:
だね。そっと静かに通りすぎて、さっさと自分たちの部屋に入ろう。

カイルス:
うん…邪魔しちゃ悪い。

カイルス:
終わったみたい…

幸:
静かになったね…でも気持ちは解るんだ。
ほら私達ってこの学校終わったらみんな離ればなれになっちゃうし。今、好き同士だとしても‥別れることになる…。だから今だけでも精いっぱい愛し合ってるんだと思う。 せっかくココロが通じ合えたのに…

でもそうならなんで人を好きなってそれを伝えたんだろう。 ココロの奥に閉まって置いたっておいた方が楽なのに‥

カイルス:
…幸は誰か好きな人がいるの?

幸:
!! あぁ~寝ないと朝起きれなくちゃう。するとカイルスを起こせないから寝ないと!

カイルス:
うん。そうだねお願いします。

幸:
おやすみ…

カイルス:
今AURORAでレスフィーナに聞いてみたけど。所属はスプロール大使館だけど、配属先は選んで良いと言われたので橋本幸が行くクラブにすると行ったから、それで決まったから。 

じゃあ…お休み。

幸:
えっ! ちょっとカイスルどういうこと? それに貴女AURORA使えるの? 今まで言ってなかったよね?

カイスル:
うぅ~ん眠いから…明日…すぅ~♪

幸:
ちょっとカイルス! こんなんで寝られるわけないでしょ!

カイスル:
くかぁ~♪ くぴぃ~♪

幸:
何と言う寝つきの良さ! 


その3 へつづく