えんぱいあな日々(本編) 第五百八十五話 INVOKE その3
幸:
食後のお飲物になります。どうぞ
千穂:
ありがとう
SE:
カシュ♪
クレア:
うんっ♪ 美味しい♪
グレイス:
クレア姉さん、千穂先生はナイフとフォークで食べていらしゃいましたよ? 手づかみで良ろしいんですか?
クレア:
いいのいいの! ピザトーストだってトーストなんだし!
郁恵:
クレア先生は郁恵がここで学んでいた時から食事のマナーはウルサク無いから。 自分がワイルドだし。
クレア:
郁恵、私はワイルドではない、カジュアルと言え!
カイルス:
今日の警護の講義楽しみにしています!
愛里栖:
うん。その恰好してると、当たり前だけどメイド学校時代のすみれのまんまだ。髪の色も当時の色だし…目だけが違うだけで…
カイルス:
あはは、まあボディーがマスターと一緒なので。
千穂:
しかし里緒菜と里穂遅いわね。
クレア:
まさか…
里緒奈:
スイマセン!遅れましたぁ!
幸:
噂をすればお越しなったみたいですね…あっ!
幸:
里緒奈先生…なんて格好で…
千穂:
里緒奈、メイド服は?
里緒奈:
あの…ちょっと色々な事情があって…洗濯しないと無理かな? なんて‥あと洗濯溜めてて…着替えの下着もなくて…
千穂:
ふぅ~ん里穂は? それじゃ無事じゃないわよね?
里緒奈:
はぁい…里穂は、その、少し寝かせあげてくれないかな? なんてぇ……
千穂:
ほうそういう事態にしたと里緒菜が。
里緒奈:
‥‥はい‥申し訳ございません。
幸:
どんな事を里穂先生としたんですか‥想像できない…幸の想像力の限界を超えてる…
クレア:
はいクレア診察行ってきます。
郁恵:
お部屋のお片付け&里穂先生のお着換えと衣服回収してきます。回収したら連絡するから。
幸:
幸もお部屋の…
千穂:
幸、里穂にも羞恥心というものあるから、ここは郁恵に任せてあげて
郁恵:
エスコメイドなのでどんな状態でも見慣れてますから。愛里栖、カイルスと講義の準備は任した。
千穂:
幸は里緒菜がお風呂に入ってる間に今里緒菜がつけている下着をうけとって急速洗濯乾燥して、グレイスは替わりのなんか服になるようなものを割烹着とかでもいいから用意してげて。郁恵から連絡をうけたら幸、服を回収、洗濯を頼むわ。
幸・グレイス:
畏まりました。
愛里栖:
カイルス悪いけど手伝って。
カイルス:
射撃的の設置とか訓練用の武器、防具の準備の補助ですね。了解です。
愛里栖:
なんていうか任せて安心って感じ。中身は当時のすみれよりシッカリしてるかな?
カイルス:
そんな事は無いと思います。ただ、マスターとは根本的に中身は別ものなので。 マスターはマスター、私は私です。
愛里栖:
カイルスはカイルスだね。お姉さんが失礼だった
カイルス:
いえ、私は…
カイルス:
愛というものを理解しようと学んでいる最中なので、私は一人の愛でも今悩んでる感じです。‥まだそれが愛といえるかわからないけど。
それでマスターや愛里栖先生みたいに沢山の方から愛を注がれる存在になるのはご勘弁願いたいですから。 「愛って重い」てのは少しは解ってきたので。
愛里栖:
愛かそれは大変だね。 たしかに愛は重いしね。 それで、アタシはすみれほど・・・
カイルス:
マスターから愛里栖先生は多くのお客様を虜にしているエスコートメイドだとお聞きしてるので。 それもお客様は愛里栖先生の虜になると全てを忘れ「愛里栖様」に愛を一方的に注ぐと存在になると。
愛里栖:
すみれ~カイルスに何を教えてるのよ。アタシだってお客様に褒美は出すよ~?
カイルス:
「褒美も愛」学習しました。 愛里栖様が女王様でお客様が奴隷の主従愛。ヒトには様々な「愛」があると。
愛里栖:
まあそうだね♪
愛里栖:
さあカイリス行こうか手伝って。
カイリス:
はい先生、行きましょう。
その4 へつづく