えんぱいあな日々(本編) 第五百八十五話 INVOKE その6
ヴェル:
すみれちゃんとアリエルちゃんとヴェルが持っている情報を統合整理するとこんな感じ…。
真理愛:
これは関係者全員が全力で逃亡しようとするのも理解できます。
ヴェル:
まあ逃げそこなったり、師匠達が逃げる為の囮にされたり、後部ハッチから自分達の身の安全の為に投棄されたりした者もいるけどね。
アリエル:
それが主犯ですから、あるいみ主犯を引き渡すことで他は見逃せとのメッセージかもしれませんわ。
真理愛:
閣下、桃子博士、くま太、ぴよ吉、絶対に動かないで下さいね。浮いているロウソクが倒れたら一瞬で化学液に引火して火葬ですからね。
くま太:
ピガ…
ぴよ吉:
ぴょん‥
瑠莉:
どっかの漫画の油風呂より酷い…空気とかは?大丈夫なの?
真理愛:
真ん中の支柱が酸素ろ過触媒だそうなので、二時間くらいは二酸化炭素を吸収して酸素を作り出します。
桃子:
そうなんだ‥
真理愛:
今回の事柄から一番遠いマリとして整理したいんだけど。
スプロール内の重要なシステムは特殊な人工意識と、人間の身体をもったアルティメイドが電子意識化したモノ、ともにこれを電脳神といってそれが共同で管理している。あってる?
ヴェル:
うんあってるよ。
真理愛:
さらにスプロール内の特に重要なGRID、これは膨大な機能をもったシステムでその管理には複数の特殊な電脳神が担う事になっていた。
この特に重要なGRIDのスプロール全体を統括管理?するようは中央交通管理をするようなシステムでこれがウーラノスという巨大なGRID? そこに電力を供給するシステムがエアリアルというGRID?
そしてそれを開発していたのが瑠莉閣下のお父様の櫻糀哲也博士。
すみれ:
そう。
真理愛:
現在、今は各機能事に電脳神がいて管理している人類社会の機能、交通や工場や金融とか全部、それを一元的に交通整理する側が支配しることができるからスプロール連合総会に従わずに犯罪行為に自ら加担するような、電脳神を取り締まる事がスプロール側で容易になりより効率的にスプロールのリソース?まあ資源を有効に活用できる。 しかし反面、スプロール連合総会が暴走した場合、現生人類は淘汰することが用意になる危険性がある。よってここに全人類をAVALONという疑似アルティメイド化するネットに接続して人間が淘汰されないようにスプロール連合総会に既存の人間達を参加させよとしたのが櫻糀哲也博士。 スプロールと人類社会を思うがままにしようとした組織が討伐された黒須玄徳が率いていた国際犯罪組織クロトの子やまさにそれを力づくでしようとしているのがヴィクトリア前エンパイアクラブ評議会派。
アリエル:
そうですわ。
真理愛:
まず哲也博士の案は全人類に対してアポリロイドニューロチップの施術の義務が必要でそんな強権的な事をするべきではないと主張したのが、瑠莉閣下や桃子博士や鈴音隊長や、ウリエルお姉さん、Drフィッツジェラルドや優樹子ママなどの連合で、電脳神の中でもウーラノスであるくま太やセレーネであるぴよ吉も反対でそれに協力した。
瑠莉閣下たちエンパイアクラブ評議会の改革をする為の準備をしながら、桃子博士や鈴音さん達と協力し最終的にはクロトの子を栗田閣下と瑠莉閣下とが率いたメイド部隊により殲滅。 次に鈴音隊長たちアヴァロン機動部隊が情報を集め、エステル議長や栗田閣下、瑠莉閣下に渡し、最終的にはエンパイアクラブ評議会を改革することができた。
その上で哲也博士を説得しヴィクトリア女史が率いる前評議会派を殲滅する為に協力しながらゆっくり哲也博士をみんな説得する計画だった。
真理愛:
問題は上の事が行われる間、ウーラノスGRIDを機能停止させておかければならない。方法は、ウーラノスとエアリアルを管理する為に生み出された、すみれ、アリエルさん、ルゥナ、花恋、エリシア、梨音ちゃん、カイルスちゃんをその間電脳神にしないようにすること。 まずはすみれ、花恋、ルゥナの記憶を一時的に消滅させる、さらにすみれとアリエルさんと花恋と下のカイルスちゃんのリンクを切断。 二人は休眠状態になるがそもそもカイルスちゃんとエリアルちゃんの存在はすみれとアリエルさんには知らされず桃子博士が隠ぺいしていたから知らないから問題はおきない。
さらにクロトの子を栗田閣下と瑠莉閣下が率いるエンパイアクラブミリタリアに殲滅させるために仕込まれたのが、すみれや郁恵達から聞いた、例の脱出劇。
すみれの記憶を衛星カイルスにバックアップを取ったのち消したのはくま太で、花恋の記憶をアルテミスの格子へバックアップしたのちに消したのはぴよ吉。 さらにルゥナの記憶をヘスティアーにバックアップしたあと消したのは瑠莉閣下。 足の神経のニューロネットワーク制御回路などの問題は本当にルゥナがその時うけた傷のせいだった。
ようは、瑠莉閣下、桃子博士、Drフィッツジェラルド、優樹子ママ、栗田閣下、鈴音隊長、くま太、ぴよ吉はみんなグルで悪い大人で、みんな騙されてたと?
アリエル:
そういう事ですわね。
すみれ:
今、AURORAでウリエルお姉さんより、鈴音先輩はすでに死に装束で、うちのクラブのビーチで準備は出来ていると。介錯はウリエルお姉さんが自らするそうです。名代と桃子の処刑が実行されしだい速やかに腹を切ると言っているそうです。
アリエル:
さすが鈴音お姉さん。武人ですわ。 どこかの逃げようとした先生達や畜生共とは違います。
桃子・瑠莉:
ぐぬぅ…
くま太:
ピガ…
ぴよ吉:
ぴよぉ…
真理愛:
まずは罪人どうするの? 処刑したのち、残りの残党と戦争?
あとこの話だとこのまま下のカイルスちゃんとエリアルちゃんを起こすと大変な事態にはならない? まだ旧議会派との戦争もあるし、あとスプロール評議会の暴走の危険とか?
郁恵:
私はルゥナのメイドなのでご主人様の決定に従う。
愛里栖:
郁恵がそうするなら当然同じく。
アリエル:
では、わたくしもルゥナご主人様の決定に従いますわ。
エリシア:
姉上がそのように言うのにこのエリシアが花恋ご主人様に従わないわけにいきませんな。花恋ご主人様の決めた通りで腹を決めます。
花恋:
この判断はEmpireClubEHDENの存続にかかわる。最初に花恋は篠山梨音様とルゥナ・デルポール様に命を救われている。判断はお二人に任せ、それに加倉家は従う事にするわ。
ルゥナ:
花恋の言う通り、あのエロ鳥とエロクマはボディだけだって説明うけたから剛史お兄ちゃんさんにもう一回プレゼントしてもらってすみれに作り直して貰えば良いけど。
まだヴィクトリア女史の旧評議会派との戦争も終わってないのに、瑠莉先生と桃子先生を処刑して元帥閣下のオジサンやDrフィッツジャルドや優樹子ママと戦争を初めるとなるとたしかにクラブの存続にかかわる判断になるね。
よってこれは筆頭オーナーの梨音店長の判断にルゥナとデルポール家は従うことにする。 店長決めて下さい。
梨音:
えっ梨音?! ルゥナお姉ちゃん、爆弾ゲームじゃないんだから! この件もともと梨音は関係ないよね?
フランソア:
瑠莉さんと桃子さんの命で爆弾ゲーム(笑)
すみれ:
いや栗田閣下と戦争になるってあるいみ今の評議会派の中で血みどろの内戦です。多くのメイド達の命がかかってます。
梨音:
でわ。罪を憎んで人を憎まず! 今回の件、桃子先生や瑠莉先生達が今まで梨音も含めて多くのメイド達の命を救ってきた功績と不必要な戦いにより多くのメイド達の血が流れるのを避ける為に不問としたいと思います!
ルゥナ:
異議なしです!
郁恵達:
異議なし!
フランソア:
梨音の寛大なご処置に一生感謝するが良い!
梨音:
良かった…
すみれ:
それで、カイルスとエリアルの件ですがすみれに一つ考えがあります。
その7 へつづく