えんぱいな日々(本編) 第五百八十三話 UNION 後編 その16
紅葉:
貴女はわたくし達より今は脳に負担がかかっております。少しでもお眠りになった方がよろしいですわ。
紅葉:
入院用の個室のベッドを用意してありますから…
フランソア:
イヤだ。
紅葉:
イヤだって子供ですか。 ではここでわたくしが抱っこしてさしあげますのでそれで寝るなら?
フランソア:
…それなら…少しは横にはなっても良い。
紅葉:
美知留、布団を敷いて下さいませ。 それが終わったら用意してある個室少しは休んで下さい。
桃恵さん達をご案内して美知留もお休みになって下さい。 ヴェルが心配なのはわかりますが。 明日まで処置はかかりますので。身体がもちませんわよ。あちらにはお風呂やシャワーもございますし。
美知留:
はい。まずはお布団をお敷きします。
紅葉:
あとは任せて。ありがとうございますわ。
美知留:
はい。でわ美知留は桃恵達の所へ行きます。何かあったら内線で連絡を。AURORA使えないのは不便ですね
紅葉:
そうですわね。
美知留:
でわ失礼いたします。
紅葉:
現在演算処理に貴女の衛星アストレーアをテミスが使っております。 できるだけこちらの脳の負担を減らしませんともちませんわよ
フランソア:
解ってるよ。 でもどうせ寝れないし…
紅葉:
…とにかく横になるにもスーツがシワになってしまいます。 脱いで下さいませ。 それとも子供のようにわたくしが脱がさないといけませんか?
フランソア:
‥‥自分で脱ぐ。
紅葉:
ほら。寝て下さいませ。
ぱんぱん!(とまくらを叩く)
フランソア:
そうやって紅葉は全部勝手に決めてフランソアの意思なんか関係なくて…
紅葉:
それでいいですから横になって下さいませ!
フランソア:
………
フランソア:
横になっ…! うぅううううう!
紅葉:
…………………
フランソア:
あの…紅葉…何をしてるの? キス? キスした? いままで二人きりでご主人様もいないのにしたことないのに?
紅葉:
貴女とわたくし、一応パートナーですわよね?
フランソア:
そうだけど…って何でブラとってるの?! ご主人様いないよ?
紅葉:
いつも裸で寝てるではありませんか?
フランソア:
だけど…紅葉がフランソアの下着とかはぎとったとか無いし。
紅葉:
うぅ~んちゅぅ…
フランソア:
紅葉何してるのぉおお!
紅葉:
もし跳ねのけたら、別れますわよ?
フランソア:
‥‥はい…あの…紅葉さん…あの何故フランソアのおっぱいを舐めてるんですか?
紅葉:
貴女だってわたくしの乳首を吸ってるときがあるじゃないですか?
フランソア:
アレは寝ながら無意識で吸ってるだけでしてね! これとは違うし! あとさっきキスを…
紅葉:
何を生娘じゃあるまいし…
フランソア:
イヤ…だって…紅葉さん? 今まで裸で抱き合うだけで…こんな事は一度もしてなかったじゃないですかぁ!
フランソアのカラダに興味なかったじゃないの? それに…
フランソア:
ひぃぃい! ダメダメダメダメ! そんな所触ったらダメ! ご主人様いないんだよ? 二人だけでするのは!
SE:
くちゅ♪
紅葉:
にしては…
フランソア:
ああ‥‥
SE:
くちゅ…♪くちゅ…♪
紅葉:
しっかり膣内(なか)まで濡れてますわね。
フランソア:
ひぃぃい!
紅葉:
自分のパートナーのカラダに興味がない? そんなわけありませんでしょ? 貴女だって時々、わたくしが寝たのを確認したうえでわたくしのカラダを見ながら一人でシテルでしょ? 知ってますのよ? 声が大きいから起こされますし。
フランソア:
寝たふりしてたの?
紅葉:
わたくしだって貴女のことを見ながらするときもありますので気持ちはわかりますし。
フランソア:
だったら何で今までエッチしてくれなかったの?
紅葉:
わたくしはただガマンしてただけです。 時期がくるまでは。
フランソア:
ガマン? なぜ?
紅葉:
貴女が言ったでしょ? 瑠莉さんがいないのにするのは悪いなって。 でももう遠慮はいらないですから。
フランソアをわたくしだけで抱いても。
フランソア:
えっ? なんで?
その17 へつづく