えんぱいあな日々(本編) 第五百八十七話 ignited 後編 その10
フレデリカ:
さくらさんとゆうとさんが桜子と音花の保護責任者に?
さくら:
というか家族だよね~♪
桜子:
です!
音花:
本当のお姉さん、お兄さんだと思ってます。
綾愛:
へぇ~そんなにゲーム上手いんだ
スザンヌ:
マリアンは上手い! スーとゲーム内ではペアなんだけど
いつもスー助けられてばかりなの!
小桃:
しかしチーム内での模擬戦でチームオーナーの澪さんをフルボッコにしてプライド圧し折るのはちょっと…「もうこのゲーム引退する!」と昨日大変だったんだよ。マリアン本人はログアウトしちゃうし
マリアンヌ:
あの!ご主人さまが帰ってきて食事行くって!
レスフィーナ:
それはゲームよりご主人様優先だよね
美見:
綾愛だっけ? マリアンと今日初めて会ったんだよね仲いいね?
綾愛:
はい! トモダチにになったんです。波長が合うというか。
マリアンヌ:
そうですトモダチになりました! リア友ですついにリアルボッチ卒業しました!
美見:
ほう! マリアンにゲーム仲間以外でリアルに友人が!
スザンヌ:
えっ! スーはマリアンのトモダチじゃなかったの? ペアなのに…スーがトモダチと思ってただけ? あぁ……
マリアンヌ:
スー違うから! スーはゲーム仲間でゲームの中のペアで、リアルはほら梨花さんがいるじゃない? 私が邪魔しちゃ悪いなって、梨花さん忙しい方だし、できるだけ梨花さんとの時間をね大切にというか…
美見:
なるほど、それで海水浴断ったんだ。でも美見もいたから行けばよかったじゃない?
マリアンヌ:
美見さんも美里さんけっこ最近忙しいからお姉ちゃんと遊べてないとかこないだ言ってたし…私が行ったら面倒かけちゃうかなって…
美見:
そういうところが気を回しすぎなの。
スザンヌ:
スーはリアルでもマリアンと遊びたい! それで梨花がスネたりヤキモチ焼いたりしたら「メっ!」ってするし!
レスフィーナ:
くすすすっ♪ 今頭の中で梨花が「キャイン!」と言って転がるのが見えた♪
小桃:
そっかついにマリアンにもリア友が出来たか、このヒッキーメイドをリアルの遊びに連れ出してあげて! 頼む、この子昼間ずっと部屋にこもってるから。
綾愛:
夏の間、研修が無い日は遊べますが、私も秋からは学園もあるし、夜はほらお仕事なので‥‥
マリアンヌ:
綾愛、その学園って白森女学園?
綾愛:
そうだよ。
マリアンヌ:
あのね明日、昼間予定がなければ、私、その白森女学園に学園見学に行くんだけど一緒にとか・・・
綾愛:
それは嬉しい行きたい。この一週間の私の研修は外の世界に馴れることで、自分で計画を立てて色々なところを見て回ることなの。まあ制限はあるんだけどその学園なら問題無いし
小桃:
そして護衛監視監督はこの私が行くから! 綾愛その制限を超えて色々な所へ行けるよ!
美見:
ついでだしリズお姉ちゃんと水族館でも行ってくれば近いし? たぶん連れて行ってくれるよ。楽しいよ研修になってるなら予算もご主人様から出るし♪
マリアンヌ:
イルカショー観てみてみたい!
愛依:
本物は見たこと無いので観てみたいです!
マリアンヌ:
うん私も本物見た事ないから見たいの
スザンヌ:
スーも行きたい!
レスフィーナ:
スザンヌ大使、明日は面会のご予定がびっちり詰まっておりますので! ダメです!
美見:
お仕事がんばろう美見も仕事♪
スザンズ:
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
フロリー:
なぜ本日、あの場所に記憶のトリガーになる可能性が高い優奈を連れて行ったのか?
それも、偏向電離リアクターフィールド発生装置を積むためにVTOLを一機追加しサークレットバーストを展開できるように準備した上で?
すみれ:
ぐぎぃっ‥‥
フロリー:
ご主人様、優奈がご自分の妾として手元に来たのを見計らい、ワザと無理やり幸の優奈との記憶を戻し、優奈と幸の仲を修復、その上で優奈を使って幸を手に入れようと計画しましたね?
すみれ:
ソンナコトナイヨ‥‥
幸:
そうか…幸のご主人さまは…そういう人なんですね…
フロリー:
フロリーは言いましたよね? 公平にご自分のパートナーや専属メイドを愛するなら良いですが、今のご自分のお姿は「優奈くんの色に染まった」ご主人様デスヨネ?
すみれ:
!!
フロリー:
まあお綺麗だし可愛し周りの評判が良いのでそれは許しますが‥‥
妾をこれ以上、増やすとか…それもこんな手を使って。 コレについては許せません。
コレは普通のお仕置きでは…それを望んだからコンナ事をしたんですよね~?
まあそこまで酷いお仕置きを望むような変態…さすがのフロリーもドンビキです。
あと今後は優奈と夜伽をしたいときはフロリーか幸を通して言って下さい。
無断でした場合はお仕置きなどという生易しいモノではない酷い目になりますよ?
すみれ:
愛里栖…助けて…
愛里栖:
わたし、カイルス派だから
すみれ:
何そのカイルス派って?
優萌:
さあご主人様
すみれ:
あの花火がね?
優萌:
来週もありますし、ここ観光地ですから。
すみれ:
浴衣折角着たし?
優萌:
浴衣といえば着物。着物と言えば…「縄」ですよね? 縄といえば水をかけると…
すみれ:
いや! 優萌さん、それ縄が締まるから!もうプレイじゃなくて拷問の領域に入ってるから!
優奈・幸:
‥‥‥‥(真っ赤)
カイルス:
お姉ちゃん。 私は幸と優奈と三人で幸せになるから。
愛里栖:
こういうのを「試合に負けて勝負にもボロ負け」って言うんだね
カイルス:
じゃあお姉ちゃん、今夜は愉しんでね。 優萌隊長、お願いします!
優奈:
行きましょうかご主人様。
すみれ:
イヤああぁぁぁぁ
真理愛:
エステル議長、マリアンの所に行かなくて良いんですか?
エステル:
はい。マリアンの邪魔をしたくありませんから。
あの子のあの笑顔をここから観てるいる方が…
真理愛:
そうですか。
ひゅーん♪ どどどん♪ どぉ~ん♪
みんな:
おー始まった!
綾愛:
綺麗!
マリアンヌ:
うん!
他:
おぉ~‥‥
幸:
これが花火!
カイルス:
うん物質空間で初めて!
愛里栖:
これがないと夏はね!
フレデリカ:
やっぱりこないだのより大きい!
音花:
音が花になって‥‥開いてます。ココロに届きます…
桜子:
生きてて…良かったです‥‥あのとき、撃たないでくれて…ありがとうございました。
さくら:
うん、生きていれば幸せになれる…
いやお姉ちゃんとゆうとさんが絶対幸せにする!
その11 へつづく