えんぱいあな日々(本編) 第五百八十七話 ignited 後編 その5
里穂:
みたらし団子!何ランディングに入っているのすぐに高度上げて!貴女達はショートケーキが下りてからよ!
カイルス・幸:
ナニコレ
マリアンヌ:
日差しが眩しい、日光に当たると私は塵になるんです! 私はお日様の下には居てはイケナイんですよ!
エステル:
日焼け止め塗ってあげたじゃないですか。
マリアンヌ:
あれは嬉しかったですけど。ほう~これが日本のメイド学校、近代的ですね。なんかエンパイアクラブぽくはない感じ。日本の普通の学校みたい?
エステル:
そうですわね。
すみれ:
なんでエステル議長がいるの? それにあの侍女? エステル議長にジャンヌ閣下以外にメイドいたっけ?
それにあの子‥‥
小梅:
ジャンヌさんはエステル様のメイドではないと言ってました。あくまでフォーシスターズ所属のメイドだそうです。 エステル様個人のメイドは専属メイド一人だけだそうです。 あの子、美見が言ってた子かな?
優奈:
何だアレは‥‥
優萌:
どうしたの?
エステル:
このメイド学校の派遣式の出席を初め本日のわたくしの予定はメイドしかいない所でしか行いませんの。それならマリアンでも怖くはありませんでしょ
マリアンヌ:
それは怖くはないですけど、人が沢山いる所は緊張するので…今でも心臓がバクバク…
エステル:
それは慣れてないからですわ。昨日のリズさんの言うとおり、なるべく慣れていく努力が大切なのです。 理屈より慣れろの精神ですわ!
マリアンヌ:
ただの精神論のような気がしますが、それに理由付けてご主人様が私と一緒に居たいだけような気もするんですけど…
エステル:
それはありますわね。
マリアンヌ:
うぐっそこは否定する所でしょう! 公私混同です。まあ仕事はちゃんと行うんだし良いか。
エステル:
そうですわよね♪
優奈:
あの子、エステル議長や優萌より近接戦闘能力は上。
優萌:
そんなに強いの?
小梅:
いやだって優萌ってトリプスSプラスだよね。エステル議長だって良い意味で人間辞めてる人だし!
すみれ:
たしかに、ランクはアサルトメイドトリプルSプラスより上としかワカラナイ。あの子何者?
Drフィッツウジェラルド(以後Dr):
彼女はマリアンヌ・フォン・リバティー・ヌヴェール。 エステルの正式な同性の妻ですわよ♪
久遠:
みんなちゃろ~♪
小梅:
先生、久遠さん、ちゃろです!
優萌:
気配がなかった。 えっ?! エステル評議会議長の妻? 奥様?
優奈・優萌:
おはようございます!
久遠:
そうエステルの同性幼妻!
すみれ:
Dr、久遠さん、ごきげんようです。
‥‥マリアンヌ・リバティー…もしかして…
幸:
エンパイアクラブ…長野メイド学校へ…ようこそお越し下さいました。
カイルス:
準メイド一同皆様を…歓迎…いたします…。
エステル:
ご丁寧な挨拶、ありがとうございますわ。
エンパイアクラブオーナー連合評議会の議長をさして頂いております
エステル・フォン・フィルサイド・ヌヴェールでございます。
本日はよろしくお願いいたしますわ。
カイスル:
エステル議長お越しになって、下さったのですか…
エステル:
里穂さん、カイルス三週間ぶりですわね。
幸:(小声)
昨日のTVのニュースで見たまま…本物だ…
エステル:
貴女お名前は?
幸:
橋本幸と申します!よろしくお願いいたします!
マリアンヌ:
ご主人様! ちゃんと立つならボンネット取って下さい! 日傘持ってる低身長のメイドの身にもなって下さいよ!
里穂:
あははっ♪ がんばれマリアンヌちゃん♪
マリアンヌ:
里穂さんも笑う事じゃ無いです! あわわっ!
音花:
あのエステル議長、会場へご…
マリアンヌ:
ひぃぎゃあっ!
そのままバランスを崩し転ぶマリアンヌ、傘も放り投げる
エステル:
はいっ、キャッチですわ♪ 傘もマリアンもこのまま持ちますわ。 貴女、どうぞつづけて下さいませ。
音花
ひぃ! はい! 会場へご案内いたしますのでこちらへ
エステル:
貴女はお名前は?
音花:
はいっ橋本音花と申しますよろしくお願いします!
エステル:
では参りましょう♪
マリアンヌ:
ご主人さまぁっ下ろして下さいぃ!
幸・カイルス:
‥‥‥‥‥‥‥‥
里穂:
エステル様は相変わらずフリーダムだ。
すみれ:
梨々衣やフロリーみたいに彼女もタルタロスから脱出させていた? でも何故、プロジェクトフォルトゥーナの鍵の一つがエステル議長の所に?
優萌・小梅:
プロジェクトフォルトゥーナ?
Dr:
それはフロリーがすみれさんの所へ行ったのと同じ理由じゃないかしら? 彼女は彼女の自由意思で脱出を手助けしたエステルの所に嫁いだのですわ。
すみれ:
あんな危険なモノをエステル議長はDrと一緒に解放していたと? どういう御つもり何ですか?
Dr:
今はそんな事より、目の前の彼女の方を対応しなければならないのではなりませんか? その為にわたくしも貴女もここまで出向いたのですから。
突然、ペタンと座りこむ幸
幸:
嘘…何で…えっ…
カイルス:
幸! どうしたの?
里穂:
幸、大丈夫?
幸:
カイ…私、全部…全部忘れてたの…それを‥‥今、12130の顔をみたら‥‥全部思い出した‥‥12130が私達を…私を殺したく無いって‥‥だから先に行って待ってるって…どうにか今度は…連鎖を止めるって…
カイルス:
12130?
幸:
うわぁああああああ(号泣)
カイルス:
幸しっかりして! すみれお姉ちゃん! 助けて!
その6 へつづく