えんぱいあな日々(本編) 第五百八十八話 Paradise Lost 前編 その14

 
すみれ:
ストライクドライバーパージ!

VIORET:
Purge!

テミス:
防御結界!

フロリー:
展開!

幸:
やっとお話合いですかね?

梨々衣:
その前にたぶん「肉体言語での」と付きますが…

テミス:
結界ごと安全距離まで全力退避!
あんな「お話合い」の近くにいたら

フロリー:
無事じゃ済まない!

すみれ:
ヴィシュヌ!話がある!ちょっと顔貸せやぁ!
ヴァイレット!A.C.S!姿勢制御任せた!

VIOLET:
Yes Accelerate Charge System!

すみれ:
ドライブ!

VIOLET:
Drive!

しゅばああああああああああああああ!

ガガガガガガッ!

ヴィシュヌ:
それが話をする者の姿勢ですか!

すみれ:
貴女の魂(たま)取れば! 話は終るのよ!

ヴィシュヌ:
それは話とは言いませんわ!

テミス:
どう考えてもヴィシュヌ様が言ってる事の方が正しいと思うのですが。

フロリー:
でもご主人様の言う通りタマ取れば、お話終わりだし? アニメの「ア〇バ冥途戦争」でもようは店長のタマ取れば終わりだったし?

テミス:
イリーシャが観てたやつか…あれがメイド…否定できないな…メイド的な方法的な話し合い?

幸:
メイドは兎も角、あのどう見てもアチラが平和や統治の維持などをする正義の女神でこちらが邪悪の破壊神の戦いに見えるのですが?

梨々衣:
もちろん電脳神は役目としてしか動かないとは思うので統治方法の違いでの衝突なのでできればなぜ幸さんを消滅させたいのか? 理由をお聞きしたいのですが…

梨音:
オリュンポス組のもんじゃ! ヴィシュヌ! タマとったらぁああ!

ヴィシュヌ:
その声は! アテーナー殿!

ガガガガガガッ!

すみれ:
二方向のチャージを耐えるの?!

梨音:
さすが四本手のヴィシュヌの守護モード! 

ヴィシュヌ:
あの! わたくしは和平の提案に! それとそちらの意図の確認を!!

梨音:
ナメとんのか! ウチの組のシマのモイライGRIDに手を出したばかりか!
ウチの組長のタマ取ろうと兵隊送っといてドノ口がホザク! 戦争じゃボケ!

すみれ:
まずはオノレのタマでオトシマイつけさせてもらってから、オンドレの組とゆっくり話をさせてもらうわ!

ヴィシュヌ:
ひぃぃぃい!

テミス:
梨音…すみれ先輩…はぁ~(溜息)

幸:
和平の提案ですよ? ねっ! 組…組長…オトシマエ…あのヴィシュヌさんの髪って手の代わりにもなるので、ちょっとだけ先を切って指の代わりになりませんか? それで仲直り?手打ちっていうんでしたっけ?

フロリー:
あの「うち」での頭(あたま」のオトシマエは良くて自死切腹、悪いとその場でお手打ち、終了処分。うちのエンパイアクラブは8〇3さんみたいに優しい世界では無いから…最低でも「タマ」は取られるの…

幸:
ひぃぃ!

梨々衣:
ああなった二人を止めれる存在って…いないですわよね…。


その15 へつづく