えんぱいあな日々(本編) 第五百八十八話 Paradise Lost 前編 その2
フレデリカ:
ねえご主人さま、いつもずっとつけているこの変わったペンダント、フレデリカと二人だけで夜伽する時は外しますよね? 優萌達と一緒にするときは外さないのに…
すみれ:
ちゅぱっ…はぁ‥こんな…赤ちゃんになってる…すみれを…VIOLETに記録したくないから…
フレデリカ:
いや…可愛いと思いますけど‥‥それに赤ちゃんは…ココを…こうして…
すみれ:
!! xxxっ! あぁあんっ!
フレデリカ:
赤ちゃんはGスポットとクリトリスを玩具で攻められてこんなに喜びませんから。可愛いですよご主人さま♪
いっぱいあやして上げます♪ 気持ちいですか?
すみれ:
しゅみれぇ気持ちいでしゅ‥‥もう…イク…
フレデリカ:
イッて下さい!
すみれ:
xxxxxxxxxxx!
すみれ:
うぅ‥‥うぅ‥‥(嗚咽)
フレデリカ:
ご主人さま?
すみれ:
Friederike(フリーデリケ(注))‥‥「わたし」の三人の従者、優萌はみんなの夢。フロリーはみんなの運命。そしてフリーデリケはみんなの平和の守護者。
フレデリカ:
フリーデリケ‥‥?
すみれ:
でも「すみれ」に取っては…フレデリカは安らぎ…あのね…フレデリカは優萌の事を一番に思っていることは知っている。 それを邪魔するつもりはない。
でも…一つだけ頼みがある…どんなすみれになっても…恐れず…すみれを胸に抱いて下さい。
フレデリカ:
はい…恐れなんかしませんよ? 失礼だと思いますが、ご主人様の事いつも可愛いと思っていますんで。
すみれ:
ありがとう…お願いね…
注:フリーデリケ(Friederike)
フレデリカのドイツ語での読み方。フリーデリケは古高地ドイツ語に由来し、 frid = 「平和」およびric = 「豊か」という音節で構成されています。したがって、名前は「平和な」または「平和の王女」のような意味になります。
名前は「強力な守護者」という意味にも関連付けられています。
fridu = 平和、保護、安全 (古高地ドイツ語) rihhi = 富裕、強力、権力、支配、支配者 (古高地ドイツ語)
すみれ:
すぅ…うぅ…
フレデリカ:
ご主人様? あれ寝ちゃった? 最後の方なんか中二病全開な事言っていたけど…本当に疲れてたのかな? あの時よりもこれ憔悴している? 執務は調整してるはずだけど累積したものが‥‥夏休みも取ってないしずっと仕事はしてる感じだし。
そうだビーチあるのにご主人さま海水浴してないよね。 祥子お姉ちゃんに言って一日だけでも休み取らさせてみんなと海水浴。まあ敷地内だからご主人さまだって妥協はするはず。
フレデリカ:
風邪引いちゃうのでシーツかけますので…ちょっとだけ失礼しまーす…。
あれ? いつもしている凛空様の指輪をしてない? バックに入れたのかな?
フレデリカ:
これで寒くないよね。 フレデリカと優萌とフロリーはいつでもご主人様のお傍おりますから。安心して下さい。おやすみなさいフレデリカのご主人さま。
三人の従者か…どちらかというと王妃に仕える三銃士(注)がいいな。 そして四人目で一番の主役のダルタニャンは誰だろう…
注:三銃士(Les Trois Mousquetaires)
三銃士は、アレクサンドル・デュマ・ペールによる冒険活劇小説。1844年にフランスの日刊紙『シエークル』(Le Siècle)で連載され、同年、単行本が出版。
フランスの片田舎ガスコーニュ出身の立身出世を夢見る若者ダルタニャンが銃士になるべく都会パリに出てきて、銃士隊で名を馳せるアトス・ポルトス・アラミスの三銃士と協力しながら、次々と迫りくる困難を解決していく物語である(ダルタニャンも銃士になるのは後の話)。フィクションだが、ダルタニャンを始めとする実在人物やラ・ロシェル包囲戦などの史実の出来事や人物が多く登場する
表題の「銃士」とは、元々は最新式のマスケット銃を装備した乗馬歩兵で竜騎兵の一種だが、『三銃士』の中では銃撃戦は少なく、剣(レイピア)での突き合いが主になっている
日本では『三銃士』のみが有名だが、『三銃士』は第1部に過ぎず、全体の分量からも4分の1以下である。続編に第2部『二十年後』と第3部『ブラジュロンヌ子爵』がある。3部作をまとめて『ダルタニャン物語』と呼ぶ。
フレデリカ:
明日…現れたりして…すぅ‥‥すぅ~♪
その3 へつづく