えんぱいあな日々(本編) 第五百九十一話 This game 前編
〇前話
ラケシス:
ラケシス・デギマです…
アトロポス:
アトロポス・モルタと申します。お世話になります。
クロートー:
ひぎぃっ…あの…梨音様の専属メイドをしております、クロートー・ノーナと申します。
妹達が研修と、エンパイアクラブのメイドとしての在籍、よろしくお願い申し上げます。
里緒奈:
‥‥お姉様、少し見ないだにこんなに可愛くなって…はぁ‥はあ…
クロートー:
私はクロートーと申しまして‥‥
紅葉:
やはり反応が激しいですわね。しかし他人とも認識出来ないとは…
事前に拘束しておいて正解でしたわ。 コレがメイド長なので同席させないわけにもいきませんので‥‥
ラケシス:
メイド長…不安だ…とっても不安…
梨音・水菜:
…………
フランソア:
ラケシス、アトロポス、そしてお姉さんのクロートー。このクラブのご主人様をしてますフランソア・フィッツジェラルド二世です。 開示された情報や筆頭大使デメテルさんや、うちのヴェルや凛空さん所の桃子お姉さんから話を聞きました。地上世界ではうちのメイドとして責任をもってお預かりします。
それで研修はうちなんだけど、研修が終わったらすみれのクラブ内に今用意しているスプロール連合地上世界準備本部でお仕事になるそうです。
紅葉:
まあここは地上での実家と思ってくださってかいません。くつろいでくださいませ。
しかしラケシスさんは、このForestで再会したときのフランソアのままですわ、というか本人が二人に感じます。 クロートーさんも詩織さんに見えます。
フランソア:
フランソアも鏡をみてるように感じる。ドッペルゲンガー?っていうの?
ヴェル:
うん、紅葉お姉ちゃんもフランソアも、目で見てるよりチップIDの固体識別に無意識で頼ってる所があるから。 クロートーやラケシスのチップIDと電脳意識構造体のメインGRIDのIDは詩織さんとフランソアのIDと同じだから。
まあ末尾だけの違いしかない。ラケシスを例に例えると「フランソアの別の可能性」と言えるかもしれない。まあ当然、電脳意識構造体のメインGRIDの上に構築された「個性」は全く別のものなので二人は別人ではある。
紅葉:
ようは電脳世界の中で育ったフランソアという解釈でよろしいのですか? それがこの度、物質のカラダも稼働したと。
ヴェル:
その解釈が近いかもね。
紅葉:
そうなのですね。
水菜:
一昨日に大使館に呼ばれて水菜が行った時はクロートもうちの所属で研修と言われた時はどうしようと思ったけど。 梨音助かった。
梨音:
別にこれを予想して梨音のメイドにしたんじゃないだけどね。結果的にクロートーのことは良かった
水菜:
でもよく向日葵に梨音殺されなかったね。
梨音:
向日葵の前にテミスに処刑されかけて、向日葵の時はお姉ちゃん達が全員で助命嘆願を事前に用意してて助かった。 でも正直、死を三度は覚悟した。
水菜:
大変だったんだね…。
紅葉:
メイド長の顔見せも済んだ事ですし里穂副メイド長、お願します。
里穂:
お姉さま地下室行きますよ
里緒奈:
なぜ?
里穂:
メイド長がこんな醜態を‥‥水菜手伝って
水菜:
はいっ里穂副メイド長!
梨音、水菜はお姉さまの事手伝ってくる。
梨音:
うん…がんばって…
クロートー:
地下室? 地下室で何をするんですか…?
アトロポス:
お姉ちゃんこの揚げ菓子美味しいですね
ラケシス:
ドーナッツって言うらしい。美味しい!
イリーシャ:
二人は揚げ菓子が特に好きだったな、リンナさんの揚げ菓子とか喜んで食べるし
アトロポス:
私よりラケシスお姉ちゃんが好きなので♪
ラケシス:
うん大好物!
紅葉:
クロトお姉様、梨音さん、フランソアいやラケシスはこの紅葉がForestグループ総裁とこの紅葉のパートナーとして相応しい立派な淑女に育てる事を御誓いしますわ。安心して下さいませ。 もう昔の紅葉ではありません、二度目は失敗いたしませんわ!
ラケシス:
総裁? パートナー?
クロートー:
クロトお姉さま?
梨音:
えっ里緒菜お姉ちゃんだけじゃなくて紅葉お姉ちゃんまでオカシクなった?
ヴェル:
そう考えるか…うーん…
フランソア:
ちょっと紅葉何言い出してるの?
紅葉:
ふっ! この失敗作。 ベースが同じなら今のこの可愛くない性格はその後の経験から生成されたもの。そうであるなら、いまからわたくしの理想の性格になるように経験を積ましていけば。 フランソアは源氏物語の紫の上を知りませんか? 容姿はわたくしとしては理想として保証されております。あとは性格です。理想の相手とは世話をして育て上げるものなのですわ!
フランソア:
?!
ヴェル:
うわ~変態がいるよ。 まあ昔から人の欲望は変わらないってことだよね。
アトロポス:
あの大丈夫なんですか?
イリーシャ:
アトロポスは私が護るから。先ほどの水菜以外に総務部のひな子と瑠美奈にも保護を依頼する
アトロポス:
ラケシスお姉ちゃんは?
イリーシャ:
クロトは梨音が保護し、アトロポスは私達が保護したとして…ラケシスはヴェルさんがどうにかするでしょ…私達だって全員を救えるわけじゃないだよ…わかって
アトロポス:
あぁ‥‥
紅葉:
まずはラケシスはわたくし付の専属メイドとして…
フランソア:
ダメ! 絶対手をつける気!
ヴェル:
あの、ラケシスは同盟の他のクラブにとか…
フランソア・紅葉:
ダメ(ですわ)!
フランソア:
どこも危険!すぐに手だされる!
紅葉:
うちのクラブで保護するベキですわ。
ヴェル:
…否定できない。
綾愛:
撮りますよ~3.2.1
SE:
パシャ♪
綾愛:
それをちょちょいのちょいっと! すると! さっき説明した今回の研修用ルームに…
エリーザ:
おぉお!
ノーラ:
もう見れるんですね!すごい! もう載ってます!
マリアンヌ:
リア友の写真がまた増えた嬉しい!
蘭子:
そして~ほら!
スザンヌ:
なんで研修でマリアンとスーと蘭がいるんだと!
エリーザ:
これって他のメイドさんだよね?
ノーラ:
ディオーネ様じゃなかった幸様とカイルス様だ、プラネタリウム? 科学博物館?に今いるんだ。
それで? クロエは「!?」 ってなに?
綾愛:
それは驚きとか「あっ!」とかそういう意味の文字
綾愛:
なるほど、これは「あっ!」となるわけですよね~。
SE:
カシャ♪
エリーザ:
クロエ、優奈くん…
ノーラ:
何をしてるんですか?
スザンヌ:
おー研修サボってデート。幸とカイは置いておいて
マリアンヌ:
これが抜け駆けの現場やつですね…ほう!
優奈:
これは深い理由が…綾愛さんどうか送信だけは何か奢りますので‥‥
ノーラ:
今その写真?通りにアイスクリームという甘い氷のお菓子を食べてる最中なので。
綾愛:
という事で。今アップしました。
クロエ:
どうしよう…
優奈:
こうなったら逃避行か…
綾愛:
今、カイさんから、逃げれると思うな。 二人共首を洗って待っていろだそうです
クロエ:
読まれてますね…諦めましょう。
優奈:
だな…武人として散り際は潔く受け入れよう。
クロエ:
私もアテーナの戦乙女なので覚悟を決めます。
真理愛:
でわ緊急メイド長会議を始めます…。まず最初に…ナニコノ状態は?
くま太:
ピガガガガガン。ピガガガガア~♪ピガガガガガ~♪
真理愛:
くま太‥‥ただ進みつづけろ。希望のはな~繋いだ絆がって…どこかの団長じゃないだから…
そのシーンなら、これだとお付き含めてヒットマンにヤラレテ全滅してるじゃない…
瑠奈:
私から説明いたします。
まず普段すみれちゃんがやっている、クラブの経理処理と決済処理。あと山科総裁へ送るクラブが管理している資産分の週報、さらにこの白急下田特別区の各決済処理を花恋オーナー代行に行ってもらえように頼みました。
真理愛:
そこまではすみれが10分くらいでいつもやってる分よね。 それで
瑠奈:
さらに今研修している新メイドの来週分の個人に合わせた計画の立案。その効果のシュミレ-ションを本部へ報告しなければいけないのでそれを依頼。さらに今回本部より依頼されているスプロール連合地上準備本部の具体的な計画設計を依頼しました。
真理愛:
それも大した事ないわね、すみれなら2.3分で済む仕事よね。それで?
瑠奈:
今回新たに花路製薬というよりカリブルヌスグループに編入されるバートングループの編入準備部分を山科総裁より至急手続きが必要なので財務準備処理など含めて火急的にオーナー代行の方で揃えてもらいたいと依頼しまして。
真理愛:
うん、まあバートングループはアヴァロングループに比べれば大した大きさじゃないから、すぐできるだろうし。すみれなら30分くらいの仕事だろうし。 うんそれで?
祥子:
‥‥‥‥
瑠奈:
私は以上です…
真理愛:
なら問題ないじゃない?
小梅:
小梅から。白急下田特別行政区議会より、来週からの予算委員会で編成する各事業の具体的な中身とその効果。さらに関連法律の具体案。あと議事進行の具体的スケジュールなど。 まあいつもの丸投げ案件がきてるので伝えました。
真理愛:
あーいつもの自治体の議会業務の丸投げね、それなら「すみれなら」いつもは5分くらいの案件。
クリス:
なんで自治体の議会の業務がすべてクラブへ丸投げになってるの? それもクラブというよりオーナーに丸投げ?
真理愛:
そういうものじゃないんですか? 地方自治体のアウトソーシングって言うですか? うちとしての業務としては普通ですけっこう良い売り上げになってるので。 ララ続けて
ララ:
ロンゴミリアド各隊員の訓練スケジュール。そしてタルタロス攻略作戦「オーディーンの雷(仮)作戦」の第三期計画の具体的な進行業務報告と第四位計画に関わる予算の計上をしてもらいたいと依頼をいたしました
真理愛:
それもいつものやつよね「すみれなら」いつもは10分くらい?
ララ:
そうですね。そうでないとウリエルメイド長が課しているポイント内に収まりませんから。
それでやってもらわなければ業務に支障がでますので困ります。
真理愛:
うん、まあ「それくらい」は出来てもらわないとエンパイアクラブのオーナーとしては困るものね。 それで今報告受けた分くらいなら「すみれなら大した分量の執務」ではないじゃない。
なんで「それくらい」で花恋オーナー代行とエリシア副オーナー代行が倒れてるの?
クリス:
それくらい‥‥(唖然)
ペニー:
その執務をぴよ吉さんメインに行おうとしたら一瞬で処理オーバーを起こしてぴよ吉さん達が倒れまして
真理愛:
それは当然じゃない? サポートエージェントAIを並列化することで業務が行えるなら人間いらないじゃない? AIの何万倍も人間の方ができるから人間が仕事してる。それくらいはマリでもわかる。そうだよねくま太?
くま太:
ピガっ!
真理愛:
「オレ達はあくまでサポートでありメインではない」だよね~。それで?
ペニー:
それで花恋オーナー代行とエリシア副オーナー代行が直接行おうとしたところパニックを起こして‥‥この状態に‥。
真理愛:
えぇ…すみれの替わりになるって豪語したのに…それじゃ困るんだけど。 すみれみたいに短時間でするという制限をウリエルお姉ちゃんに課されているわけじゃないだから時間をかければどうにかならない? 二倍とか?
ペニー:
ちょっと無理かと…
真理愛:
これくらいで倒れるとか使え無さすぎでしょ‥‥どうしよう。困ったな…
クリス:
二人とも、真理愛ちゃんのアレって天然?
ララ:
そうですわ。マリアお姉さまは凄まじい天然です。「ご主人様」「エンパイアクラブのオーナー」の基準が剛史お兄ちゃんとすみれ様なので。瑠莉閣下はそれよりは「少し」できるくらいの認識です。 よってオーナーなら「それくらいできて当然」という認識ですわ。
クリス:
えぇ‥ドンビキ‥‥基準がオカシすぎる…
小梅:
さらに最近のすみれ様は「ご主人様の星を掴む為」にウリエルお姉ちゃんに執務ポイント制、別名「ご主人様養成ギブス」を導入され、一分間にどれくらい執務を詰め込めるか?を日々、血の汗流し涙も拭かされず、今までの6倍の濃度で執務を行ってます。しかし執務の量が減るわけではなく時間だけが制限されるので、まさに毎日が地獄の特訓です…さすが我がクラブのメイド長! 血も涙もないです。
しかし真理愛お姉さまはそれはただすみれ様の執務を減らして「楽にする」だけだという認識です。まさに天然!
うさ子:
ぴょん!
クリス:
‥‥天然って怖い‥‥ここまで人に残酷になれるのね。
凛空:
すみれ~!
桜子:
いま跳ねた時にぽよんっと‥
凛空:
そんなにお姉さんの胸魅力的? なんてぇ♪
桜子:
はいっ!魅力的です! 痛ててっ! 耳引っ張るな!
音花:
そんなに胸をガン見したら凛空メイド長に失礼でしょ!
すいません‥本当に変態なんだから!
凛空:
くすすっ♪
エリアル:
やはり胸が大きい方が魅力がありますよね…うぅ…
グレイス:
救命胴衣の上からだと膨らみがまったく確認できない。まさに鉄板。
音花:
グレイス、アンタも変らないわよ!
凛空:
くすすっ♪ エリアルちゃん、お姉ちゃん達は歳のわりにそこそこある方だから特にアリエルちゃんとかあの歳だと大きい方だから心配しなくてもすぐに膨らむよ♪
エリアル:
そうでしょうか…こればっかりは個体差があるので…。
ミレーヌ:
総隊長、小隊長、第一陣行ってまいります!
優子:
いってまいります!
フロリー:
怖い…こんなに揺れてる…
フロリー:
先が思いやられる。 でわ行ってきまーす!
すみれ:
一往復目お願いします!
優萌・星美・ヴァルマ:
お願いたします!
すみれ:
優萌と星美は泳げるのは当然として、ヴァルマくんが泳ぎ得意とは…
ヴァルマ:
はいスプロール監視局の監視官ですので一通りの訓練はしております。
海が多い任地もありますので!
星美:
…ヴァルマくん…なんでもできる…カッコイイ♪
優萌:
すみれ総隊長! ヴァルマ特別隊員は素材としてはとても優秀であります!
星美:
射撃も上手いし驚いた!
すみれ:
二人のお付きをするにはそれなりの訓練はいるものね。優萌お願いね
優萌:
任せてくださいませ! 鍛えがいがあります。
すみれ:
まあ今日の所は救命胴衣での浮く訓練よろしく! すみれはボートをバースに戻して鍵を良二オーナー返してくるから。 ボート買おう、みんな楽しめるし!
星美:
…お船楽しい♪
優萌:
はい了解であります! お任せ下さい。
クロートー:
ご主人様、これもクルマっていうヤツですよね? でも今朝送ってもらった時のお車と違って形状が私が持ってる予備知識と違うんですが…
梨音:
これはアルファロメオというスポーツカーだよ。梨音のクルマとして買ったの!
クロートー:
はぁ…二人しか乗れないですね…
梨音:
まあ向日葵と一緒に乗るときはリムジンだしね。 これはあくまで梨音の足って感じ。
クロートー:
馬だけで乗る時と馬車の違いみたいなものですね
梨音:
そうそう…まあ馬というならバイクなんだけど…まあいっか。
ガチャ♪
梨音:
ハカセ!
英奈:
おっ来たな♪
ポチ:
くわぁあああ♪
クロートー:
ポチぃっ!!
梨音:
ハカセーーありがとう! こんなに早く!
クロートー:
すごい殆ど星界と同じ! ありがとうございます!
英奈:
なんせ可愛い梨音とクロトに頼まれたんでは、私も含めてうちの開発部全員の仕事どころでは無いからな不眠不休で作った。まあ偏向電離リフレクタークラフトの小型化には成功しているし。残念ながら巨大化とご飯は食べれないけどな。良かったなポチ、マスターと一緒に居られて!
ポチ:
くわっ!
クロートー:
離れていて寂しかったか。
英奈:
最近リアル系のファンタジードローンペットも流行っているし、街中のドローン飛行禁止の処で飛ばなければ大丈夫だろ。
梨音:
その辺はポチに教えます。 見た目はグリフォンとか連れて歩いてる人も見ますし大丈夫だと思います!
星美:
…こ…このように…紐をひっぱると、膨らんで…浮力を得られるようになります。
皆さん…やってみましょう。
エリアル:
けっこう膨らむんですね
グレイス:
なるほど
ヴァルマ:
星美ここまではばっちりです
優子:
引き続きその調子で!
音花:
彼女の研修にもなっているのか
優子:
そうです、人前で話すのが苦手なので慣れる訓練です
音花:
なるほどね。
桜子:
フレデリカ、あれだけ膨らむんだ大丈夫だよ
フロリー:
星美だってあんだってがんばってるのに…ねえ~
フレデリカ:
うっ…やるよやるから…うぅ~..
星美
…このように…手足の力を抜いて…ぷかーと…
フレデリカ:
おおぉ全然沈まない。浮き輪より安定している。首の周りを浮き輪がかこんでちょっと水は被っても息できる!でもこれじゃ泳げない?
星美:
はい! フレデリカえっとね、救命胴衣は泳ぐものではなく浮くモノなのです。
ミレーヌ:
ここポイントだよテストに出るよ!
他:
あははっ! はい!
フロリー:
それもこの救命胴衣はエンパイアクラブミリタリアに採用されている高級品! 遠洋の荒波でもまあ浮くよ。
フレデリカ:
ぉ…遠洋でこれを使うということは…ひぃ…
エリアル:
お空がとっても綺麗です♪
グレイス:
エリアル…今は救急訓練中だからね?
優子:
くすすっ! 本当にエリアルってマイペースというか余裕ありますよね
音花:
何事にも動じないよね…強味かも?
エリアル:
あれは何でしょう?
星美:
…あのっこのまま…救助訓練? いや救助され訓練に移ります!
SE:
ババババババっ!(轟音)
SE:
ババババババっ!(轟音)
ドロシー:
愛理さんここでOKです!
愛理:
できるだけ機体を安定させる、すみれ行ってこい!
すみれ:
愛理お姉ちゃん了解です! すみれ行ってきまーす!
ドロシー:
降下!
フレデリカ:
結構…高いよね? あれもしご主人様が落としたら?
桜子:
そんな事を考えるな。
フロリー:
ふっ、その時はドボン? まあ救命胴衣あるし
フレデリカ:
イヤイヤイヤあの高さだよ?
桜子:
だから考えるな!
優萌:
ご主人様、楽しそう‥‥まさにメイドクレーンゲーム…。
綾子:
どうぞ
カマエル:
ありがとう
小梅:
おっ可愛い子
真理愛:
ようこそEmpireClubCaliburnusへ
共同オーナーでメイドマネージャーをやっております
真理愛です。弊クラブはカマエルさんを歓迎いたします。
カマエル:
そりゃどうも。 私はお宅のメイド長に堕ちたそこのウリエル姐に呼び出されただけなので
小梅・綾子:
ひぃ!
エリシア:
ラファエラ、何この子?
ラファエラ:
うちの問題児。
カマエル:
ラファエラ、そこ聴こえてるからね!
鈴音:
あのカマエルさん、そこにいるとドアを閉められないから。
お車を入れてくるので…
カマエル:
そうやってすぐに逃げようとする! 大体鈴音隊長とフランソワーズ副隊長がもっと有能なら私がこんなに苦労しなくてすむのに。何から何まで押し付けて私はお手伝いでも家政婦でもないんです。
フランソワーズ:
カマエルもメイドだから、お手伝いで家政婦だと思う…
カマエル:
そんな事どうでもいいです! 鈴音隊長、後でちゃんと何でこんな事態になったのか詳しく聞きますからね
鈴音:
わかっております。はい。 くっ…読まれているか…
フランソワーズ:
やっぱりフランソワーズを置いて逃げる気だった! 信じられないよこのお姉さま!
小梅:
鈴音隊長とフランソワーズ副隊長を頭ごなしに…
真理愛:
ああ、コレはまともじゃないわ。また濃い問題メイドが来たよ…
カマエル:
英国からわざわざウリエル姐を連れ戻しに来た私に日本に到着した瞬間に連絡したということは、ウリエル姐もこのクラブに未練は無くすぐに戻りたいと…
真理愛:
えっウリエルお姉ちゃんを連れ戻す? もしかして英国の櫻糀の屋敷に?
カマエル:
櫻糀というよりAVALON本体にですよ。
小梅:
ウリエルお姉ちゃん! 小梅が悪かったです! これから副メイド長としてもっと頑張りますから見捨てないで下さい! もう一度チャンスを!
カマエル:
貴女が副メイド長? それじゃ辟易して当然ね。
ウリエル:
そうじゃなくて別件でカマエルに用事が…
カマエル:
まあ総帥に直接聞くわ。 それでそのすみれとかいう総帥は? 執務室?
エリシア:
ねえすみれってAVALONで一番偉いじゃないの?
ラファエラ:
うん偉いんですけど、あの子にはまったくそういうの通じないから…
小梅:
…辟易して当然…うぅ‥‥
真理愛:
それがですね、すみれは今、オーナー権限の無期限停止処分中でして。
カマエル:
えっ?何それ?総帥のオーナー権限を停止できるの? それ意味ワカラナイ。
エリシア:
あーそれはワカラナイよね
カマエル:
でも居るんでしょ?
真理愛:
それが、新人メイド研修のお付きというか引率というか、遊び相手というかで…実家に
カマエル:
総帥が、新人メイドの研修、お付き? 引率? 遊び相手? 意味ワカラナイ…
ララ:
それはワカラナイのは当然ですわ。普通はあり得ませんから。
SE:
パーーン(甲高い排気音)
SE:
きゅるぅるるるるうる!
すみれ:
ここはやっぱり滑る! 止まれぇ!
小梅:
すみれ様?
ウリエル:
すみれちゃん! なんて格好でバイク乗ってるのですか!
真理愛:
アンタ! 隊長としての威厳を!
ララ:
水着でバイクはそれ以前の問題で迷惑条例違反の…上着来てるからグレーゾーン?
祥子:
しかし下は…まあ見えない? 太腿は…どうかな?
カマエル:
すみれ……えっ?
すみれ:
カマエルAVALON総副メイド長! 初めまして! EmpireClubCaliburnus 現在オーナー権限停止中だけどいちおうオーナーの花路すみれです!
うちのクラブと部隊とスプロール連合地上準備委員会のお手伝いと花恋とエリシアのお手伝いにワザワザ英国から来てくれてありがとうございます! すみれ感激です!
カマエル:
えっ? お手伝い? この私が? それ以前に…「コレ」が‥‥現在エンパイアクラブミリタリアで事実上最大の戦力を統括下において、電脳空間ではAVALONGRIDの最上位管理者、電脳女神ウーラノス、そして我がAVALONの現在の総帥の…花路すみれ? 嘘でしょ?
小梅:
AVALONの総副メイド長?
祥子:
紐パン水着か‥これはダメね
ララ:
ダメですわね
真理愛:
すみれ! 警備隊員や一般スタッフに見られたらどうするの!
ウリエル:
綾子ちゃん、私が荷物運ぶからすみれちゃんを連れて服を着させてから執務室へ
フランソワーズ:
荷物は私が運ぶ、ウリエルお姉ちゃんはカマエルについて
ウリエル:
わかりました。
エリシア:
ねえラファエラ、カマエルとアレ、どっちが問題児?
ラファエラ:
比べるまでもないでしょ…アレは問題以前に特異点…まあ慣れたけど。
すみれ:
小梅! 何泣いてるの? どうしたの?
小梅:
いえ何でもないです!
すみれ:
何でもないわけ無いでしょ? 真理愛ハンカチ!
真理愛:
うん!すみれは綾子について服着替えて。
すみれ:
うん。 あのララ、そのバイク凛空様のだから駐輪場で屋根があるところにお願い。
ララ:
解りましたわ。
カマエル:
…………
カマエル:
ゆ…幽霊…
鈴音:
幽霊くらいで何を恐れおののいている情けない。幽霊など、ここではその辺にほっつき歩いているぞ。
カマエル:
ここは地獄かなんかですか?
綾子:
地獄? ここは地獄の底です。
ラファエラ:
そうそう。死神とか魔王の幹部とか魔王そのものとか、それを従える恐怖の大王とか。それ以前にここのご主人様は白髪の使い魔を従える邪神だし。 すぐになれる。
カマエル:
すぐになれるって
綾子:
ここは地獄の底です。堕ちたら戻れません。 うふふっ♪
カマエル:
ひぃ! 神様
鈴音:
神はいるぞ、邪神だけど。生贄になりたいのか?
カマエル:
ひぎぃぃ!
哲也:
ここにすみれが使っている業務処理のルーチンがある、ぴよ吉、エリシア君これを花恋くんが解るように整理できるか?
ぴよ吉:
ぴよ!
エリシア:
出来る! はい! ご主人様これでわかる?
花恋:
おお! ほとんどひな形ができていて、あとはこれを…こうすれば…おおー
哲也:
これならできるか?
花恋:
はいできます!
哲也:
おい、カマエル急いで来たのはわかるが飯くらい食ってから来いよこちらでご馳走になったら二度手間になるだろ。 まずは座れ、もう少しでこちらはどうにかなるから。 次は議会のスケジュールだが…これがルーチンだ。
すみれ:
ウェル・カム・トゥー・デーモンワールド!
ウリエル:
魔界へようこそ! カマエル♪
真理愛:
洒落になってない‥‥まさに地獄というより魔界…。
くま太:
ピガ~♪
綾子:
当魔界のメイドが作ったショートケーキで御座います。
この時期は「活きがいい」苺を手に入れるに苦労したそうです。
ちなみに苺が何を指すかご存じですか?
カマエル:
処女‥‥
綾子:
ふっ! とっても甘いですよ‥ふっ!
カマエル:
ああぁあ…この苺はそれで作られている…
鈴音:
知ってるんだな。
ラファエラ:
カマエルはムッツリだから
カマエル:
何を! あくまで基礎教養だからね!
綾子:
では私は下がらしていただきます…ごゆっくり…ふっ!
カマエル:
総帥は私達みんなを騙したって事ですか? 死んで無かったって事ですか?
哲也:
いや断じてそれは違う! ここにいるのはあくまで幽霊だ。私は死んだ。しかしとある邪悪なモノ達が結託しまだ利用価値があると幽霊としてこの煉獄に囚われている哀れな存在なのだ…
すみれ:
いちおう元ご主人様の名誉の為に言うけど死んだのは事実。まあ元気な幽霊だけど…幽霊なのも事実、足も肉体もあるけど。
ウリエル:
あと今の総帥はそこのすみれちゃんよ。
カマエル:
認められません!
哲也:
だったらカマエル、お前鈴音より強いと豪語してたよな? このすみれと戦って負けたらコイツの言う事をなんでも聞くと言うのは?
カマエル:
良いでしょう! 一人とはいわずすみれの部隊全部と戦います! その替わり私が勝ったら幽霊でかまいませんので総帥として復帰、すみれはAVALONから追放して下い!
哲也:
解ったそうしよう。
ウリエル:
さすがカマエル! 肉体言語の申し子! ロンゴミリド全部まとめて相手にするとすばらしい!
真理愛:
えっ…いやそれはちょっと‥‥(小声:模擬戦だって塵も残らないよ…)
哲也:
すみれどうだ?
すみれ:
すみれは、AVALON総帥はともかく、このエンパイアクラブカリブルヌスのご主人様なんですよ? それが副メイド長のメイドと戦うのは…。
こうしましょう花路家筆頭メイドでうちのクラブの副メイド長の小梅と戦闘ではそのパートナーであるラファエラとのコンビに勝てたら先ほどのカマエルの条件のみます。 代わりに小梅とラファエラが勝ったからうちのクラブの只のメイドとしてこき使う。 まあ二対一ですがロンゴミリアド全部隊員とくらべれば。
小梅:
えっ! 小梅とラファエラにAVALONの総帥権を掛けると?
すみれ:
すみれの名誉は小梅とラファエラに託す!
哲也:
チャンピオン制か。部隊員全部と言っていたわけだから二対一でも良いよなカマエル。
カマエル:
当然良いですが、そこの弱そうな小娘とラファエラ? まあ良いでしょう全身の骨を粉砕して生きてるのさえ辛い状態してあげるわ!
ラファエラ:
言ってくれるね。
哲也:
決まりだな
小梅:
ウリエルお姉ちゃん、先輩方、真理愛お姉さま…
ウリエル:
小梅ちゃん、ラファエラ。カマエルをギッタンギッタンにしてあげなさい♪
花恋:
軽くボコってやれ。
エリシア:
相手が死んで無いならヴェルさんが治療するよ。全力全壊でヤったれ!
ぴよ吉:
ぴよ!
くま太:
ピガっ!
真理愛:
ぴよ吉、くま太そうだね。 うん! 二人ともロンゴミリアドの名誉はキミ達に託す! 勝ってこい!
小梅:
すみれ様、何故こんな事を…小梅達に…ご自分でやれば一瞬で勝てるのに…
すみれ:
なぜ? それはキミ達が勇者だからだ! すみれ達は勇者達を信じている!
それで挿入歌のリクエストは? いまから郁恵達も呼ぶから生演奏でやるけど? バンド全員で歌うから!
小梅:
いりませんから! 想像できるし! JAMプロですよね!
カマエル:
ラファエラ、その恰好は…鈴音隊長の腰巾着の貴女が戦闘ナビゲートでなく直接戦うというわけ?
ラファエラ:
ラファエラが戦っちゃ悪い?
カマエル:
それにそこの副メイド長…その構えは…鈴音隊長直伝か。ただの泣き虫の小娘メイドでは無いようね。
小梅:
そりゃどうも!
ラファエラ:
くすっ♪(笑)
カマエル:
くすっ!(苦笑)
カマエル:
改めて名乗らせて貰うわ! AVALONグループ、英国本部所属、総副メイド長、カマエル・リィリックよ
小梅:
エンパイアクラブミリタリア元帥府直轄特務特別機動部隊ロンゴミリアド、しずる小隊所属、花路小梅!
ラファエラ:
同じくしずる小隊所属、ラファエラ・ルーブロワ!
小梅・ラファエラ:
よろしくお願いします!
カマエル:
ふっ…よろしく。
すみれ:AURORA無線
双方準備はいいわね。まずバリアを抜いての致命傷の禁止。戦闘不能になってからの攻撃の禁止。演習場外への移動禁止。 それ以外は自由です。 ワンノックアウトを取った方が勝ちとします。 双方解った?
カマエル:
わかったわ。
小梅・ラファエラ:
了解!
すみれ:AURORA無線
でわレディー~GO!
ぼふっ!ぼふっ!ぼふっ!ぼふっ!ぼふっ!
ラファエラ:
オラオラオラオラ!
カマエル:
アンタ舐めてるわけ?! そんな物当たるわけないでしょ!
カキンカキンカキンっ!
シャラン!
カマエル:
センサー妨害用チャフ弾!?
電子戦スキルのラファエラの優位性が無くなるのに?
カマエル:
考えらるのはセンサーなど関係ない範囲砲撃! 近接攻撃は無い! まずはチャフの範囲より離脱!
小梅:
ヴァイオレットハリケーン!
カマエル:
えっ?! 近接突貫?!
カマエル:
危なっ!
小梅:
刃が流されるっ!
小梅:
もう一本あるさ!
カシンっ!
小梅:
リフレクトクラフトフルパワー!
カマエル:
地面に叩きつけて動きを封じるつもりか!
させるか! こちらもフルパワー!
小梅:
ラファエラ今!
カマエル:
えっ?
ラファエラ:
これが勇気の力だ!
ガトリングドライバーぁああああああ!
カマエル:
ナニソレ!!!!
カマエル:
くわぁっ!
小梅:
トドメを撃てぇえええ!
ラファエラ:
おうっ! シューートぉおおおお!
ズキューーーン!
ごぐんっ!!!
バリバリバリバリ
(バリアが弾けている音)
ズサッ‥‥
ラファエラ:
勝ったよね?
小梅:
勝ったとは思うけど…これは…
ラファエラ:
カマエル生きてるかな?
小梅:
どうだろう…すみれ様!
すみれ:(AURORA無線)
ドロシー大至急現場へ!
ドロシー:(AURORA無線)
はい! 小梅!ラファエラ! 触らないでね! その場で待機!
今行くから!
小梅・ラファエラ:
はい…了解です。
綾子:
このモンスには何が効くんだったっけ? ネット使えないから調べられないし…うーん攻略サイト頼りな私
カマエル:
うぅ~ん…
カマエル:
何のゲームをしてるの?
綾子:
ちょっとモン狩りをスタンドアローンでやってまして。
カマエル:
私も好きで今だに良くやるのよ‥‥
綾子:
そうなんですね…あっ!
カマエル:
あれ? ‥‥ここは?
綾子:
ここは弊クラブの医療センターです。カマエルさんは模擬戦の最中に意識を失って
カマエル:
うん酷く惨めにコンテンパンに二人にやられたわ(苦笑)。
私はどれくらい意識を失っていたの?
綾子:
8時間くらい。お疲れになっていたみたいで普通の睡眠だと言う事でそのまま寝かしておいたそうです。
カマエル:
そうかありがとう。
綾子:
今衛生メイドをお呼びしますのでそのまま動かずに待っていて下さい。ここAURORAなどの通信ができませんので
カマエル:
あの二つだけ。 キミの名前は?
綾子:
私はそこの小梅お姉さま、じゃなかった小梅副メイド長の補佐メイドをしております。伊吹綾子と申します。
カマエル:
綾子、ありがとう。それとそこの二人はもしかしてずっと、着いていてくれたの?
綾子:
そうですね。寝ちゃいましたけど、この二人は一回寝るとちょっとの事では起きませんので放置してあります♪
カマエル:
ラファエラはよ~く知ってるわ。 小梅もそうなのね。
綾子:
はい。では呼んできますので。
カマエル:
引き留めてごめんね。お願い。
カマエル:
情けないにも程があるわ…
フロリー:
目を覚ましたかね? 私は我が主(あるじ)天空邪神すみれ様の使い魔、白髪の魔物フロリー・フォルトゥーナ・バートンといいます。今後お見知りおきを♪
ドロシー:
私は邪神すみれの親友で邪悪の軍団ロンゴミリアドとこの魔界診療所の衛生メイドをしているドロシー・バートン。
冥王櫻糀哲也博士に誑かされ、邪神すみれの配下の若頭小梅と堕天使ラファエラとの勝負に負けたら、我が邪神すみれに従い「なんでも言う事を聞く」と魂の使役の契約をしたそうだね。
フロリー:
大天使カマエル(注)。 主はまた良い素材を手に入れましたねお姉ちゃん。 これは楽しめそうです♪
ドロシー:
そうねコレは堕ちるまでかなり持ちそう♪ うふふっ♪ さあ堕天使に改造して我が軍団の怪堕天使となるのだ!
カマエル:
怪堕天使に改造? まさに悪の組織! 邪悪の軍団! 魔軍! ひぎぎゃあぁ! 忘れてた! ここは魔界だった!
解説:カマエル
カマエルは、「神を見る者」という意味の名をもつ大天使で14万4千もの能天使の指揮官とも、1万2千もの「破壊の天使」を率いているともされる。
神の力を象徴しており、神の立てた正義を前提にして、神に敵対する者達を容赦なく攻撃するといわれている。火星に関連づけられ、蠍座(天蠍宮)の天使でもある。
ドロシー:
ということで疲労と睡眠不足があったから寝させといた。
カラダに他は問題ないわよ。
カマエル:
ありがとうございます。
綾子:
名称なんですけど、サーヴァントとかどうでしょうか? サーヴァント・カマエル!
恰好良くないですか?
フロリー:
使い魔の別種だし良いじゃないかな?
カマエル:
あの…タダのメイドとしてこき使うとたしかに言ってましたけど、ハウスメイドでさえないんですか? ネタはゲームやってますしアニメもラファエラに観せらましたので解りますが…
ラファエラ:
強制してない! カマエルが観たいってラファエラに頼んだから! ラファエラがワザワザ観せてあげた!
小梅:
ようこそ魔界クラブ・カリブルヌスへ、 サヴァーントメイド・カマエル!
それですみれ様から予算でてるので、ドロシー姐の部屋でしずる姐も入れてデリバリでも頼んでご飯!
ドロシー:
今日はラファエラの部屋に一緒だけど明日、ウリエルお姉ちゃんが部屋用意するって
ラファエラ:
はい…敗者は勝者に従います。ぐすっ…
クロエ:
幸様、カイ様、許して下さい! 私達が悪かったです! もう無理!
カイルス:
優奈はやっぱりアナルが弱いんだね。 つぎはゆっくり引いて。
優奈:
うわあぁあ!!!
クロエ:
だめ! 優奈様、かき回さないで!
優奈:
ムリ! 勝手に腰がああ…
カイルス:
押し込むときに、インナーディルトが入っている、お腹の方へむけてつく!
優奈:
XXXXXXXXXX!
クロエ:
あんっ!あんっ!あんっ! イクっ!xxxxx!
幸:
二人とも可愛いぃ!
幸:
クロエ! 舐めていいわよ! ほらっ!
クロエ:
はぁい! っ幸せですぅ! お汁いっぱい下さい!
幸:
あぁあああん!
クロエ:
私の顔に乗って下さい!
幸:
わかったわ…
優奈:
うおぉ…あぁっ…
クロエ:
うぅうううxxxx!
幸:
二人とも抜け駆けはダメだからね、4人で一緒だからね解った?
クロエ:
うぅうんん!うぐぅん! うぐん!
優奈:
解りました…だから…
幸:
さあカイ、大きく二人をイカしてあげて
カイルス:
わかった!
パンパンパン!
カイルス:
イクぅううう! あああっ!
幸:
xxxxxxx! 優奈くん! カイ! クロエ!xxxxxxxxxxxxx!
クロエ:
うぐぅううう!xxxxxxxx!
優奈:
あああああxxxxxxx!かっ!
幸:
はぁ…はぁ…どう抜けた?
カイルス:
はぁ…はぁ…うん…優奈から抜いたし、優奈をひっぱって、どうにか、クロエから優奈のは抜いた…
今、優奈のは抜いて外してる…動けるようになったら、タオルをとってくる。クロエが可哀そうすぎる…
幸:
幸、動けるからとってくる。飲み物もとってくるから待ってて。
幸:
これはヒドイね…「ちょっと」やりすぎたかな?
これじゃ今夜はここまでかな。 カイ、飲み物いつものでいいよね?
カイ:
うん…(えぇ…ちょっとじゃないよ…これでもすぐ動けるの…? まだ今夜二人を凌辱するつもりだったの?)
幸:
このベッドって4人で寝てても余裕あるよね、広いよね。
カイルス:
うん…あの…幸、まさかと思いますが4人でするのに飽き足らずまだ増やす気?
幸:
そんな意味で言ったじゃないよ。 ただ広いからいいなって。
カイルス:
だよね…。
クロエ:
…うぅ…幸様…もうムリ…ですぅ‥
優奈:
うう…
幸:
クロエ~優奈くん~可愛いぃよぉ~♪
カイルス:
(でもそろそろ本気で新しい生贄を増やす事を考える時期なのかもしれない。 クロエも優奈も私も限界…)
幸:
カイどうしたの?
カイルス:
どうしてゼウスはそこら中の美女に手を出すばかりかほぼ懐妊させていた理由を考えていただけ…
幸:
えっ? 今日のプラネタリウムの話?
カイルス:
うん…。懐妊するまで只管凌辱したのが理由だと思う。
幸:
はぁ~…?
真理愛:
あ~疲れた…
すみれ:
お帰りなさいませ真理愛様。
ご飯にします?お風呂にします?それとも‥す・み・れ?
真理愛:
今日マリ、ララとシンディーの部屋で寝るから。でわ!
すみれ:
なんで、ここまで頑張って誘ってるんだよ?お兄ちゃんならイチコロだよ?
それと、その可哀そうなモノを見るような目は何よ!
真理愛:
マリは剛史お兄ちゃんじゃないし。何その裸エプロンメイドって…恥ずかくないわけ?
すみれ:
恥ずかしいよ!
真理愛:
普通の服に着替えて。でないと本当に出て行くから。あとご飯は?
すみれ:
着替えるから出て行かないで。 デリバリをお取りしてあります。
真理愛:
お~うな重弁当じゃない♪ いただきます!
すみれ:
召し上がれ。お飲み物は何にいたしますか?
真理愛:
冷たい緑茶かウーロン茶、あったよね?
すみれ:
緑茶缶があります。
真理愛:
じゃあそれで!
すみれ:
畏まりました。
真理愛:
ふぅ~お腹いっぱい! お待たせしました甘えていいよ~どうぞ~!
すみれ:
うぅ~真理愛ぁ~…。
真理愛:
よちよち~♪ どうしたの? 別にこちらの仕事しなくても、電脳空間内の整備の仕事
はしてるだから不満はないでしょ。その代りにこの世界では脳を休める!
そういうヴェルさんの話だったじゃない。
すみれ:
そうなんだけど‥‥すみれはこの世界では真理愛と一緒に仕事したいの!
真理愛:
気持ちは解らなくないんだけど、今あっちの世界。スプロール内が大変なんでしょ?
今日、模擬戦見るのに郁恵と愛里栖も来てたじゃない? それで話になってね
ルゥナも花恋もスプロールに行って仕事できるのに、マリ達はあっちの世界は知らない。
仕事のお手伝いとかはともかくとして、どんな世界でみんなが仕事しているのか、その世界もすみれ達は守ってるんだから…知りたいってね。
すみれ:
そうか…真理愛達は見たこと無いんだよね。
すみれ:
そうだよね。今後の計画の事を考えると真理愛達にも知っておいて貰った方がいいよね。
やり方によっては真理愛達を連れていけるかも
真理愛:
あの…Drフィッツジェラルトや優樹子ママさんが改造するとかはちょっと…
すみれ:
そうじゃない。すみれが管理しているAVARONGRIDをつかえばログインできるの。
権限としてはデメテル大使が許可をすれば入国滞在許可は貰えるし。ロンゴミリアド事体が
スプロール内外での保安業務を受託しているから。
すみれ:
真理愛はすみれ達のもう一つの現実世界を見てみたい?行ってみたい?
真理愛:
それは出来るなら見てみたいし行ってみたい!
すみれ:
わかったロンゴミリアド隊員のスプロール・オリュンポスGRID連合の視察の為の公用査証を出してもらえるように明日デメテル大使に相談してみる。
真理愛:
うんお願い。 公用査証、ビザだね。本当に国なんだね。
すみれ:
そうオリュンポスGRID連合は連合といってるけどこちらでいう複数の国の連邦なの。 スプロール内には大小沢山の国があるの。その中の2つのGRID。ウーラノスGRIDとAVARONGRIDがすみれのGRID、国でこれは、そのオリュンポスGRID連合に属している。
真理愛:
ふ~ん…まあそれは視察をするときに説明受けるわ。見ながら、体験しながらの方がわかると思うし。
すみれ:
そうだね。
真理愛:
まあ視察旅行かな?の事はすみれに任せるから、今夜の所はお風呂入ろうか? 沸いている?
すみれ:
当然沸いております保温状態にしておりますよ真理愛様。
真理愛:
行こう♪
真理愛:
すみれ、どうして欲しいの? 言ってみて
すみれ:
すみれに‥真理愛の事を感じさせて下さい…
真理愛:
すみれは違うよね?。マリを感じたいじゃない。 すみれはコレを…
すみれ:
あぁぁぁああああっ!
SE:
ピチャピチャピチャ
真理愛:
すみれはおち〇ちんが欲しいだけ。頭の中はもうそれしかない…違う?
おちん〇んがアレば男でも女でも誰でもいいんじゃない?
すみれ:
違う! そんな事ない!
真理愛:
果たしてそうかな?
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
すみれ:
真理愛だめ! イクっ!イっちゃう!
真理愛:
ふぅ…100歩譲ってマリの事が好きとしても、只のオンナのアタシじゃ満足できないんでしょ?
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
すみれ:
違うから! あぁあああ!
真理愛:
コレを使うようになってから、すみれは…ふぅ…ベットの上ではマリに従順だよね?
すみれ:
うっ‥‥
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
真理愛:
髪そんなに振り乱しちゃって、そんなにおち〇ちん気持ちい?
すみれ:
気持ちい! 気持ちいよぉ! 真理愛! 大きくイク! 前から抱いてほしい! 顔がみたいの!
真理愛:
そうか…素直だね!
すみれ:
まぁりぃああぁ! あぁあxxxxxx! あああああ! あ~ん…あぁん(号泣)
真理愛:
そんなに泣くほど気持ちいか! 幸せか?
すみれ:
しあわせぇ幸せだよぉ あぁああん!
真理愛:
よしイケ!!! ほらあああ
すみれ:
あぁあああ!
真理愛:
あんっ!あんっあんっああああ! ああああ! イクっ! あぁああ!
どぴゅううう! ぴゅるぅうぅう
すみれ:
xxxxxxxxxxxxx! ああっ!
真理愛:
ふぅ‥マリは満足だけど…満足した?
すみれ:
うんとっても…満足…なんで外に出しておっぱいに塗っているの?
真理愛:
なんか乳液ぽいから? あと外に出したほうが見えるし? 外出しっていうの?
すみれ:
別に妊娠しないのに‥
真理愛:
そういう事じゃないんだけど、外してタオルとるね…
すみれ:
うん…
すみれ:
真理愛…愛してる…
真理愛:
マリも…
ちゅふぅ‥‥うぅ~ん…
真理愛:
明日新人来るの忘れないでね。 面接終わるまではクラブ内に居てね
すみれ:
そうだった…うん解った‥
真理愛:
忘れてたんか~い。 おやすみ…
すみれ:
おやすみ…
マリアンヌ:
良し勝った!
エステル:
飲みすぎかしらね…
綾愛:
たまには良いでわありませんか?
ごくごく♪
エステル:
うぅ~ん♪ ぷはぁ~♪ 美味しいですわ♪
綾愛:
エステル様良い飲みぷりです!
マリアンヌ:
ひぎぃ! あの…ねえグラス何杯目?
綾愛:
えっ? まだシャンパン3グラス目です♪
マリアンヌ:
三グラス目…
バッ!
エステル:
うふっ♪ マリアンっ♪
マリアンヌ:
やっぱり! ご主人様待ってぇ!
綾愛:
はうっ! エステル様がマリアンの服下ろして下着剥ぎ取るの速くて見えなかった!
エステル:
あぁ~ん♪
SE:
くちゅ♪
マリアンヌ:
ご主人様!! まだ綾愛がいるから! ご主人様は酔っ払うと発情するの! ちょおお!!
エステル:
マリアン…愛してますわ~♪
SE:
くちゅ♪
マリアンヌ:
ああぁん! そこダメでぇしゅ!
綾愛:
くちゅ♪ って…指がもうマリアンの膣内(なか)に…はうっ♪
綾愛:
あっ‥お邪魔になりますね‥でわ綾愛は先にお部屋に帰って寝てますので…ごゆっくり♪
マリアンヌ:
ちょっと綾愛!見捨てないでよ! この状態のご主人様はマリアン一人だとボロボロにされる!
綾愛:
明日、エステル様も奥様もお休みなので大丈夫です! でわ失礼いたします・・・。
エステル:
あぁ~ん♪
マリアンヌ:
はうぅっ! ご主人様、腰を振って擦り付けないでぇ! 綾愛ぇ! ダイジョウブじゃないってぇ! 綾愛の薄情者!
綾愛:
でも参加するわけにいきませんし♪ でわっ♪
向日葵:
すぅ~♪ えへっ♪
クロートー:
うぅ~ん♪
梨音:
二人が仲良くしてくれるのは良いんだけど‥二日続けて抱き合って寝るとか‥エッチもできないし…。
梨音:
梨音だって寂しい時だってあるし…ムラムラする日付だし…。 むぅ~‥‥。 誰かに甘えたい時だってあるんだよ…。 眠れないし…。 頭冷やして来るか…。
梨音:
夜の散歩と言っても結局下のコンビニ・・・それも自分がオーナーの店舗とか無いわ~って感じ…空しい。
とりあえずベンチで肉まん食べよう。
優音:
あら店長さん♪
梨音:
あっ優音お姉さん! お・・・お疲れ様です‥。
優音:
くすっ♪ お疲れ様。 店長さんはお散歩?
梨音:
はい…ちょっと眠れなくて、コンビニに…
優音:
いつもの肉まんかな?
梨音:
はい…そうです。
優音:
食べるんでしょ座ったら?
梨音:
はいお隣失礼いたします!
優音:
ふ~ん、それが本当の素の店長さんのファンションか。 髪もポニテにして恰好良いじゃない。
梨音:
誰もいないと思って…あといっかい寝てたので髪に櫛をいれるのがメンドクさくて…可愛い恰好じゃなくてスイマセン。
優音:
軍用の特殊繊維のコートとミリタリーブーツに繋ぎのスーツに下はこれも防刃ファイバーシャツね~。
梨音:
!!
梨音:
解るんですね…
優音:
マリエお姉ちゃんの普段着がそういうのだから説明されたし。 店長さんが本当はとても強い特殊な軍人さんの顔もあるっていうお姉ちゃんの話は本当なんだ。
梨音:
マリエットお姉ちゃんペラペラしゃべったな…。
梨音:
たしか優音お姉さん今夜はお泊りコースの予約が入っていたのでは?
優音:
そうだったんだけど、サービスしてる途中にお客様に緊急のお仕事が入ってしまって今さっき急遽送り出した所なの
梨音:
なるほどだからここに居たんですね。深夜の呼び出しか…お客様も大変だ。
優音:
それで「梨音ちゃん」はそんな寂しそうな顔して深夜にお散歩とかどうしたの? 話せる事ならお姉さんが聞くわよ。
梨音:
寂しそうな顔してます?
優萌:
うんとっても。そして疲れてるかな。ほら話しちゃいなさいよ。
梨音:
・・・いや子供ぽいとは思ってるんですが・・・実は…
梨音:
・・・そんな感じでして。子供でスイマセン。
優音:
なるほど‥クロトちゃんと向日葵ちゃんが仲良くしすぎちゃて寂しいと。向日葵ちゃんクロトちゃんの事大好き可愛いって公言してたから~♪クロトちゃんも向日葵ちゃんの事大好きって感じみたいだし♪
梨音:
クロトは梨音のメイドなのに向日葵のメイドみたいに、それでずっと一緒にいて、クロトも向日葵様~ってベタベタ甘えてて…梨音はご主人様だからクロトの前ではちゃんとしてないといけないのに・・・ぶつぶつ‥
優音:
くすす♪ 梨音ちゃんは向日葵ちゃんやクロトちゃんみたいに自由人じゃないからね。もっと気軽にすれば良いのに。
梨音:
向日葵とクロトが自由人‥たしかに…
優音:
そういう事なら、今夜はこのお姉さんが夜伽して朝まで胸に抱いて寝させてあげるからそれで元気になって♪
肩に手を回し自分の胸を梨音の腕に押し付ける優音
梨音:
はぁっ? 夜伽?
優音:
梨音ちゃんお姉さん魅力的じゃない? お姉さんの胸で蕩けてみたくない? お姉さんは梨音ちゃんの好みのタイプじゃないのかな? 梨音ちゃんが時々お姉さんの事をそういう目で見てるの知ってるのよ? これでもエスコートメイドだしそういう視線はすぐ解るのよ?
梨音:
ごくっ・・・そっ・・・それは…みっ・魅力的デスケド・・・優音お姉さんとても好みの女性ですし…それはタイプですよ? そうじゃくて…イヤイヤ・・・うちのクラブのトップエスコートメイドですし‥甘えてミタイデスケド…あのだって・・・優音お姉さんはマリエットお姉ちゃんのメイドですよねぇ…あの‥
優音:
マリエお姉ちゃんが篠山家のメイド秘書を続けている間は私は梨音ちゃんのクラブのEHDEN所属で篠山家のメイドの資格があるんだけど。 ねえ「ご・主・人・様」
耳を髪の上から手でさする優音
梨音:
あうっ・・・耳はちょっと…それはあくまで、「籍」という事でして…
優音:
それに私は今夜は朝までお客と一緒なはずだったのに‥よって人肌が恋しいの。マリエお姉ちゃんは疲れて寝てるだろうし起こしたくないし。
梨音:
疲れている…まあマリエットメイド秘書は忙しいですからね・・・梨音がオーナー権限停止されているので負担がかかってるの原因ですが…。
優音:
よってエスコートメイドとしてご主人様に夜伽を求めます。 向日葵副メイド長の許可も事前にもらってますし。良いですね?
梨音:
えぇ~…梨音に拒否権は無いんですか? それ優音お姉ちゃんがエッチしたいだけですよね?
優音:
向日葵ちゃんからどう説明されました?
梨音:
…ご主人様は…メイド皆の…共有物…
優音:
そうです♪ さあ行きますよ。
梨音:
・・・はい…うぅ…
優音:
はい到着♪ 今日はほとんど使ってないから綺麗だから。
梨音:
着いてきちゃった‥‥土足厳禁なんですね
優音:
床クッション敷にしてもらってるから、ソファーにでも座って
梨音:
はい…。
優音:
店長は優音がお部屋で朝まで預かりますでご心配なく。向日葵ちゃんへメッセージ送信♪
梨音:
!?向日葵? メッセージ? 向日葵から…今夜はお楽しみなんですね? 朝まで寝るからもう連絡しないで・・・以上…えっ?
優音:
あっ向日葵ちゃん起きてたのね~♪ はいはいお預かりします♪っと送信!
梨音:
ひぐっ!?
梨音:
優音お姉さん何て事を…なぜ向日葵に…
優音:
内緒にしたら怒るわよ…彼女。 こういうのはどうどうとしないと。
梨音:
拷問部屋…焼きゴテ…
優音:
くすすっ♪ ご自分のフリーメイドと夜伽するだけでそんな事、向日葵ちゃんしないわよ。内緒にしたら怒るかもだけどね
梨音:
どうだか・・・
優音:
もうこの子は…
優音:
うぅ‥‥
梨音:
ううっ! うぅ…ごくごく・・うっ!
梨音:
げほっ・・・はぁ…はぁ…優音お姉さんコレって…
優音:
梨音ちゃんにはまだ大人の味すぎたかしら? 飲みやすいワイン選んだつもりだけど。
梨音:
お酒は‥‥イケナイと思いますけど…
優音:
梨音ちゃんオーナーとメイドの特別権限があるから法律上はエンパイアクラブ内なら問題ないわよね?
梨音:
そ…そうですけど…あと‥その…
梨音:
カラダがなんか…熱く‥もしかして‥
優音:
うちのクラブで許可されている安全なお薬だから、ちょっと元気になるだけ♪ 店長なんだから知ってるわよね?
梨音:
速攻性興奮剤…ひぐっあんっ! あとお酒の匂いで・・…あんっ!
優音:
耳を軽く撫でただけそんな声出しちゃって‥可愛い♪ ほらもうちょっとだけ飲もうか…
梨音:
はぁあ・・・はぁあ‥・・・はい…
優音:
さあ蕩けさせてあげるから、ベッド行こうか。それとも~もうここでしちゃう? 梨音ちゃんももうお風呂入ったよね?
梨音:
はい…今夜はお風呂もう入りました…ベッド行きたいです‥
優音:
うん解った。 行こう。
優音:
口ではどうこう言ってても、こんななら素直にお姉さんに着いて来るわけね♪
梨音:
!? ゴメンナサイ・・・
優音:
お待たせ脱いだわよ。ほら好きにしていいわよ…あんっ♪
梨音:
ちゅぱぁっ♪ はぁいぃ‥あんっ・・・頭がぼーとして何も考えられない‥
優音:
いいのよ何も考えなくて。お姉さんもご主人様のメイドなんだからいつでも好きに甘て良いのよ。
梨音:
ありがとうございますお姉さん‥幸せです…
優音:
どうしたい? してみたい事言って。
梨音:
梨音‥‥お姉さんのアソコに顔を埋めたい‥‥でも…抱きついてもいたいし…感じてたい…
優音:
解ったさせてあげるね。
優音:
ほら脚でぎゅぅーー♪ どう? ご主人様これで良い?
ぴちゃ♪ ぴちゃ♪ ぴちゃ♪
梨音:
はぁいっつ♪ 幸せすぎるぅ…お姉さん…あうぅ…
優音:
ご奉仕しますねご主人様ぁ♪ ほらぁっ♪ 乱れていいよぉ!
ペロペロ♪
梨音:
あぁあああああああああああぁんっ! あんっ!
優音:
気持ち良いご主人様?
梨音:
気持ち良いです! あぁんっ! あぁん! あのできれば…お姉さんと挿入(いれ)合いたい…そういう道具ある?
優音:
当然あるわよ。ご主人様はSEXでイきたいんだ。
梨音:
そうです・・・お願い…梨音の事‥抱いて・・・ほしい
優音:
解ったわ。
優音:
挿入(い)れますよご主人様
梨音:
あのお姉さん‥‥できれば…呼び方は・・・梨音ちゃんで‥おねがいします。
優音:
解った梨音ちゃん。 いくわよ…
梨音:
はいっ・・・
梨音:
あんっ!あんっ!あんっ! あぁああああっ!
優音:
どう・・・痛くない? やっぱい小さいわね…可愛いわよ…
梨音:
痛くないですっ! あんっ! 気持ちいぃ! 奥まで届いてる! 来ちゃうぅ!
優音:
いいわよ梨音ちゃんがイきたい時にイってぇ!
梨音:
あんっ! イくっ!イくイくっ! ああぁぁあぁっ!
優音:
お姉さんもイクから梨音ちゃんもイってぇ!
梨音:
あぁっ! あぁっxxxxxxxxxxxx!!
優音:
あんっ!
梨音:
あぁんっ!!!!!!!
梨音:
うぅ‥‥はうっ!(ビクンっ!)・・・うぅ…
優音:
梨音ちゃん大丈夫?
梨音:
‥‥はい・・・気持ち良かったです…ふわふわ…です…
優音:
そう…良かったわ‥‥
優音:
どう寂しくなくなった? 寝れそう?
梨音:
・・・はい。
優音:
起きたらお風呂入って髪洗ってとかしてあげるね…
梨音:
お願いします…
優音:
梨音ちゃん。寂しくなったり、疲れたりしたらすぐ私に言って。こうやって抱いてあげるから。私はこれくらいしかできないけど…梨音ちゃんの事、支えせてくれないかな? 梨音ちゃんはみんなの大事なご主人さまだからね。
梨音:
・・・解りました。 お願いします優音お姉ちゃん…。
優音:
うん。 約束よ…。 さあ寝ようか。
優音:
おやすみ…
梨音:
おやすみなさい…お姉ちゃん・・・
ララ:
マリアお姉さま、アレ良いのですか?
真理愛:
今の所は放置しといて。
すみれ:
ドアメイドはすみれがするから綾子は案内をお願いします! あくまですみれは綾子の下っ端!
綾子:
ご主人様が私の下っ端ですか…
小梅:
でないと執務監視プログラムに引っ掛かると…
真理愛:
どうしてもマリ達と一緒に仕事したいんだって。
祥子:
ララちゃん、許してあげてお願い!
ララ:
・・・クラブ建物内でわたくし達の目が届く範囲でという条件を付けるなら。
ペニー:
ごめんねララ副メイド秘書。
ガチャ♪
すみれ:
どうぞ。お足元にお気をつけ下さい。
アンジェラ:
!! ありがとうございます!
ミーナ:
流石正規のメイドさんだ、動作一つ一つが洗練されている恰好良い!
あっお出迎えありがとうございます!
綾子:
正規のメイドさん…
小梅:
メイドとして動作が洗練されているのは事実…
すみれ:
お車出してよろしいですよ
ミーナ・アンジェラ:
しずるさんありがとうございました!
しずる:
はい。 二人ともがんばって ‥‥すみれ…何やってるの…
アンジェラ:
こんな沢山のメイドさんがお出迎えとか感激です!
本日よりお世話になります、エンパイアクラブ英国メイド学校よりこのエンパイアクラブ・カリブルヌスに派遣を命じられました、アンジェラ・モヒラと!
ミーナ:
ミーナ・エルレアと申します
二人:
よろしくお願い申し上げます!
真理愛:
エンパイアクラブ・カリブルヌスへようこそ!
弊クラブは二人を歓迎いたします。
このクラブの共同オーナーでメイドマネージャーの真理愛よ
祥子:
このクラブのメイド秘書を拝命している祥子です。
ララ:
副メイド秘書のララです。
ペニー:
二人とは電脳通信では話してるけど、直接は初めてね、オブザーバメイドのペニーよ
ミーナ:
ペニーさんやっと直接お会いできました嬉しいです
小梅:
副メイド長の小梅です、なんでも頼ってね
綾子:
頼って…大丈夫なのかしら? えっと副メイド長補佐の綾子です二人と同じ歳です。
アンジェラ:
ペニーさんの言った通り本当に私達と殆ど変わらない歳なのに副メイド秘書と副メイド長なんですね!すごいです! 憧れちゃいます! お逢いできて感激です! カッコイイです!
ミーナ:
ちょっとアンジェラ失礼よ!
ララ:
これはより一層頑張らなければなりませんわね。一緒にガンバリましょう。
小梅:
あっぁ…小梅は修行中でして! そんな憧れるとか‥見捨てられないのに必死でして!
綾子:
そうですよね。昨日だってウリエルメイド長に「見捨てないで下さい」と泣きついてましたものね
小梅:
綾子! 新人の前でなんてことを!
二人:
あははっ!
真理愛:
その小梅が見捨てられるかもしれないウリエルメイド長と花恋オーナー代行が待ってるから執務室行こうか、綾子案内してあげて
綾子:
畏まりました真理愛マネージャー。
すみれ:
二人の荷物の方は届いてもうメイド宿舎のお部屋に入れてあるから心配しないで
アンジェラ:
はいありがとうございます! 先輩!これからお仕事の事など色々教えて下さい!
ミーナ:
ドアメイドご苦労さまでした!
これからメイドの後輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いしたします!
綾子:
メイドの後輩‥じゃあ、執務室行こうか。
二人:
はいっ!
ルゥナ:
優音お姉さんを梨音ちゃんの正式な妾にしたいと?
梨音:
はいそうです。
アリエル:
まあ、どうしましょう…
アリエル:
マリエットメイド秘書、向日葵さん、クロートーさん、どういう事ですか? わたくし状況が呑み込めないのですが‥
マリエット:
・・・‥‥
向日葵:
あの梨音、落ち着きましょう…
クロートー:
そうですよ、ご主人様は昨晩、優音さんと夜伽しただけですよね?
ルゥナ:
梨音ちゃん、優音お姉さんと夜伽したの?
梨音:
はい。昨晩、梨音は自分で思ってたより精神的に疲弊していたみたいで、それを察した優音お姉ちゃんは夜伽をして元気づけてくれました。よってご主人様として責任を取らないと!
優音:
責任とか取らなくて良いから…
梨音:
優音お姉ちゃん、そういう訳にはいきません!
アリエル:
ほう。 優音さんは店長の事、召し上がったと?
優音:
…はい…美味しく頂きました…。
クロートー:
向日葵様、どうするんですか! 二人だとご主人様の方が夜伽で気をつかちゃって癒せないから優音お姉さんに癒してもらうだけじゃ無かったですか? こんなの聞いてないですよ・・・
向日葵:
梨花の時は自然に夜伽してたからご自分のメイドを抱くのもう気にしてないと思ってたんだけど・・・
クロートー:
たしかに梨花もそう言ってましたよね?
向日葵:
なぜ側室に入れて責任を取るとかになるかしら‥‥
マリエット:
店長は、いやご主人様はご自分の権限で私のシスターの優音を奪いたいと言うのね。
梨音:
そんなつもりは…
ルゥナ:
マリエットメイド秘書、そんな言い方は…
マリエット:
そう? ご自分の側室に入れるということは、ご自分の力で部下の恋人を別れさせ、ご主人様の愛人として独占するという事。まあ私は今の所はこのEHDENと篠山家のメイド秘書だからご主人様の命令に従うしかないけどね。
クロートー:
優音お姉さんは良いんですか? お姉さまのマリエットお姉さんと別れて…
優音:
マリエお姉ちゃんの言う通り、ご主人様のご命令なら仕方ないですし。
向日葵:
梨音。梨音は優音お姉さんを独占したいわけじゃなくて時々夜伽してもらって甘えさせてもらいたいダケですよね?
梨音:
そうだよ! 優音お姉ちゃんを独占したいとか、マリエットお姉ちゃんから奪いたいとか思ってませんよ!
クロートー:
デスヨネーご主人様!
ルゥナ:
なら店長専用の予約枠とかをとって、後は普段はお泊りのサービスが入ってなければ
マリエット:
普段は優音は私と寝てるわけだから、まあ店長が甘えたい時は優音に直接言って好きにして良いわよ。 優音は優音で自由だから。
アリエル:
それでよろしいですかね? 店長、優音さん。
優音:
私はそれでかまいません。
梨音:
はぁいっ! それでお願いいたします!
ルゥナ:
梨音ちゃんこれで良いかな?
梨音:
はい!
アリエル:
でしたらそろそろメイド長会議をしたいので、降りるついでに美奈総務部長と美亜料理長に声をかけて下さらないかしら?
梨音:
はいわかりました、クロートー行こうか!
クロートー:
はい、でわ本日はクラブカリブルヌスで行われるスプロール地上世界準備局の仕事の打ち合わせに顔出してきます! ご主人様に運転手さんしてもらいますぅ!
マリエット:
二人とも行ってらしゃい。
優音:
すみれちゃん達によろしく伝えてね。
クロートー:
はいっ!
マリエット:
優音、向日葵さん。 二人とも何をやってるんですか? 二人の事だから一回エスコートメイドに手を出せば他のエスコートメイドにも手を出して研修も手伝ってくれるかも? とか思ってたんでしょ? 焦りすぎです。 店長はあれで堅物よ? そんな簡単じゃないわよ。それに私に何も相談せずに…
向日葵・優音:
申し訳ありません!
ルゥナ:
ルゥナが女の子も相手にできれば…
アリエル:
それは好みの問題なので仕方ないかと‥それをいったら花恋さんの方が…エリシアとクリスお姉さんが許さないのが問題ですし…。
ルゥナ:
梨音ちゃん昨日までと比べて雰囲気変わったというか、ちょっと元気が戻ったみたいな? さすが優音お姉さんです。
優音:
はい、なんか一晩私に甘えてすっきりした感じだと言ってました。
向日葵:
本当にありがとうございます。
マリエット:
まあ優音に甘えて元気が戻るならそれはそれで良いんだけど…。梨音ちゃんあれで自分で疲弊しているの自覚がないタイプだから。
アリエル:
時々で良いのでこらからも店長の事よろしくお願いいたしますわ
優音:
私でお役に立てる事なら喜んで。 それに梨音ちゃんに甘えられるの嬉しいので…役得です。
向日葵:
これから一緒に梨音の事を支えて下さい優音お姉さん。
優音:
はい、梨音ちゃんだけじゃなく向日葵ちゃんもクロトちゃんもいつでもお姉さんに甘えていいのよ? 今度は四人でしちゃう?
アリエル:
優音さん三人とも食べる気満々ですわね…
優音:
くすっ♪ だってみんな可愛いんだもん♪
マリエット:
優音…まあ良いけど。四人まとめて私のシスターにちゃおうかしらね。
アリエル:
マリエットさんまで…百合5Pですか‥冗談になりませんわよ…。
マリエット:
本気だし!
アリエル:
頭痛いですわ…
ニケ:
そんなに気難しい人じゃないから心配しないで
ミーナ:
でも先輩があんなに…
すみれ:
大変お待たせしました。緑茶とコーラになります。代行はケーキの代わりに羊羹を…
花恋:
なぜ最初からそうしない。
ぴよ吉:
ピヨっ!
エリシア:
ぴよ吉の言う通り。相手に合わせて出す飲物を茶受けを変えるのはメイドの基本中の基本!それがなってない!
すみれ:
大変申し訳ございません…
ウリエル:
しかしこのコーヒーは良い出来です。豆の香りが良く出てますよ。
すみれ:
恐縮です。
花恋:
そうやってウリエルメイド長や祥子お姉さん達がすぐ甘い顔をするからこの子は成長しないんです。それによってどれだけ苦労が回りに圧し掛かってるか‥‥
ミーナ・アンジェラ:
‥‥(真っ青)
ニケ:
でわ下がらせていただきます・・・
くま太:
ぴがぁ~♪
真理愛:
ニケご苦労様。
綾子:
ご苦労様です‥。
すみれ:
こちらも下がらせて…
花恋:
下がって良いわけないだろ。そこに控えてろ
エリシア:
はぁ~(大げさな溜息)これだから出来ないメイドは…
ぴよ吉:
ピヨ~♪
ウリエル:
だろそうよ。
すみれ:
・・・はい‥。
花恋:
待たしちゃってゴメンね。 まずは日本へようこそ。そしてメイド学校卒業と正規メイド昇格おめでとう。
このクラブのオーナーを預かっている、オーナー代行で加倉家当主で本来はEmpire Club EHDENの共同オーナーと警備課長をやってます加倉花恋です。よろしくね。仲良くしてね。
すみれ:
いつも思うけどこの変わり身の速さには引くわ…
花恋:
そこ聴こえてるから!
エリシア:
花恋ご主人様の加倉家筆頭メイドで本来は Empire Club EHDENの副メイド秘書をしてますエリシア・スカリジェです! 花恋ご主人様がこのクラブのオーナー代行をするので補佐として来てますよろしく!
この子は花恋ご主人様のサポートエージェントAIドローンのぴよ吉!
ぴよ吉:
ピヨっ!
ウリエル:
このEmpire Club CaliburnusとAVALONグループ両方のメイド長を拝命しておりますウリエル・リリックですよろしくね。
ミーナ:
ありがとうございます。よろしくお願いしますご主人様? エリシア副メイド秘書は本来はEmpire Club EHDEN所属で花恋様はそこの一つの加倉家のご主人様なわけで
綾子:
このクラブ・カリブルヌスの筆頭オーナーでご主人様は花路すみれ様だから、花恋様はオーナー代行でご主人様ではないの。だからみんなは花恋代行とか花恋さんとか呼んでます。
アンジャラ:
そうですよね代行ということは本来のオーナー様がいらしゃるということで、その方が私達のご主人様‥それでその花路すみれご主人様は長期出張とかで代行を立ててとか…健康上の理由とかでクラブを留守に? 説明が秘密事項だそうで受けてないので…
花恋:
情けない事にこのクラブの筆頭オーナーで花路家当主の花路すみれと、弊EmpireClubEHDEN筆頭オーナーの篠山梨音、そして共同オーナーの橋本梨々衣はエンパイアクラブオーナー連合評議会議長直々の命令で謹慎処分と無期限のオーナー権限停止処分! その為、EHDENは共同オーナーのデルポール家当主ルゥナ・デポールが店長代行。そしてこのカリブルヌスはすみれの部隊で前衛隊長をしているこの花恋が代行をすることになった。
エリシア:
そんな事を広く公知できないので秘密なわけです。 おかげで大変なんですよ。
ウリエル:
ねえすみれちゃん
すみれ:
‥‥うっ‥すいません…。
花恋:
なにが綾子の補佐メイドだよ? 許可しているGreenWoodsでやってる新人研修はどうしたの?
すみれ:
それが本日は澄お姉ちゃんと穏海お姉さんがホテル部を使って研修するらしくて‥邪魔になるから来るなって。それにミーナもアンジェラも新人だしこれも新人研修に当たるかと‥‥
エリシア:
ようは体よく追い出されたと
すみれ:
うっ‥
ミーナ:
先輩が…花路すみれ様? ご主人様・・・
アンジェラ:
嘘でしょ…
綾子:
残念ながら本当‥
ウリエル:
この二人はすみれちゃんに任すから一通りこのクラブを案内したら夜からでいいから私から凛空メイド長に連絡しとくから、御実家でやっている新人研修に混ぜてもらったら? WhityGardenに所属する新人メイドさんも合流するみたいだし顔合わせにもなるし。 あと服は着替えてね♪
花恋:
ウリエルメイド長はすみれに甘いんだから
エリシア:
甘すぎる!
もしかして合同新人研修ってことですか? 舞子達に会えるのかな?
綾子:
たしか同期の子が派遣されているんだよね?
アンジェラ:
そうですGreenWoodsに派遣されています
綾子:
なら少しは気が楽ね。
イリーシャ:
ここでいいかな?
アトロポス:
はい…わざわざ遠回りと寄り道スイマセン
イリーシャ:
私と一緒ので良かったの?
アトロポス:
一緒のが良いです…。頂きます。
アトロポス:
これがずっと仰っていた缶コーヒーのカフェラテ。暖かい‥‥
イリーシャ:
冷たいのもあるんだけど。美味しいというか私にとっては地上の味というとこれなんだ。落ち着くんだ。
アトロポス:
これが地上の味‥これがイリーシャ様にとってのこの世界の味‥
イリーシャ:
飲物を飲まないと喉が渇く。ご飯を食べないとお腹が空く。 それがこの世界で生きているという事。
それをいつもこの缶コーヒーを飲みながら確認しているんだ。
アトロポス:
そうですね‥それが「地上(ここ)」で「ヒト」として「生きる」とう事ですものね。
イリーシャ:
それで改まって話したい事って何?
アトロポス:
‥‥あの時の約束覚えてますよね?
イリーシャ:
・・・だからあれは良いって…
アトロポス:
誓約は誓約です!
イリーシャ:
…………
画面内のクロートー:
アテーナー様待って下さい!
にゃん太:
まずい事になったな…
アトロポス:
ひぃウーラノス様とヴィシュヌ様が直接剣を交えるだけでなく
アテーナー様までも‥‥
イリーシャ:
クロートーだけじゃ梨音を押えきれないか‥‥高位転移で下がるべきじゃなかった…私の判断ミスだ
アトロポス:
もしヴィシュヌ様が討ち取られるような事があれば・・・
くま太:
ディーヴァローカ本国も黙ってはおらんだろうな
ニケ:
そうなったらオリュンポス連合とディーヴァローカ連合との全面戦争…
にゃん太:
その戦乱は諸外国を巻き込みスプロール全体に広がる事になるぞ。
〇以下の時の話の回想になります。
オリュンポスGIRD連合軍とディーヴァローカGRID軍とのレーテーの野での紛争時 以下の話の途中くらい
アトロポス:
イーリス様! 私を戦場へ高位転移させて下さい。 戦場にいる全電脳神と将兵の生命の糸を私の命を使って切ります! 双方に犠牲が出ていればその後両国の停戦も可能でしょう。 モイライのハサミの役目を今果たします!
にゃん太:
まてアトロポス!
くま太:
両軍全員を殺戮しても本国との紛争が止まるとは限らんぞ。
ニケ:
戦場にいる全員を殺戮…まってアトロポスちゃん!
アトロポス:
とりあえず今の戦闘が停止すれば。レスフィーナさんが呼びにいっているスプロール監視機構監察軍が介入する時間を稼げるはずです!
幸い戦場には電脳神とそれが率いる軍の将兵のみ、双方の一般市民には犠牲はでません!
スプロール全体に戦乱が広がれば幾万、幾億の一般市民に犠牲がでます! イーリス様お願いします! 私がこの戦、今止めます!
ラケシス:
・・・何と愚かなモノ達…
アトロポス:
えっ? ラケシスお姉ちゃん? 今何て言ったの…?
ラケシス?:
愚かモノだと言ったのよ。
アトロポス:
ラケシスお姉ちゃん‥‥じゃない! 貴女は誰? 星空? 神殿は? 糸車は?
アストライアー:
目覚めてやったぞイーリス。
イリーシャ:
アストライアー様、我の求めに応じて頂き感謝の極み
アトロポス:
アストライアー‥‥様‥‥
ニケ:
星乙女‥‥絶対神‥‥スプロールと地上の秩序を具現化した存在…女神アストラアー様…だというの?
アストライアー:
臣下の前でこれでは恰好が付かないわね
アストライアー:
これでいいでしょう。
イーリス。我を起こしたという事は己に判断を任している正義は決まったのですわね?
残すのは今の地上の文明?
それとも今の星界の文明?
どちらを滅ぼしてリセットするかしら。
アトロポス:
えっ?
ニケ:
文明を滅ぼす?
イリーシャ:
我が主よ。 滅ぶべきは星界かと我は考えます。
アストライアー:
理由を述べよ我が臣下よ。
イリーシャ:
はい。まず現在の地上の混乱はそもそも一部の電脳神が不正にAURORAを利用し地上へスプロール監視機構の目を盗んで接触、干渉、協力した事が原因です。
その為に地上の戦力、経済バランスが崩壊、戦乱が激化しております。
これを支えているのは星界であり星界が無くなれば地上の混乱は収束します。
ニケ:
星界が無くなったら地上世界100億の人口を支えている食料供給システムはバイオメイドとAURORAで!
イリーシャ:
幸いに! うちの周りはもともと人であったアポリロイドやすでに地上へ降りたバイオメイドが一定数存在している! その地上の人々は残る!
ニケ:
でも! その他の地上の多くの地域では‥‥
イリーシャ:
私が守りたいのはニナお姉さまなんだよ。
ニケだって剛史お兄ちゃんや、すみれ様や、凛空様、何より祥子お姉さまが大事だろ?
ニケ:
イリーシャ! アナタはうちの周りのヒトだけ救えればあとは地上の多くの人々や! 星界の全て市民を滅ぼしても良いわけ?
イリーシャ:
このまま今勃発している星界の戦いが星界全体に広がればその影響は地上全てのメイド達に広がる。そうなれば滅びは星界のみならず星界地上全ての人類が滅びる事になるぞ。
ニケ:
だからって・・・電脳意識体にだって生きる権利はあるわ!
イリーシャ:
地上の天然の人間だってそう。それがその電脳意識体が干渉した事で苦しみ死んでいる!
ニケ:
同じように多くの電脳意識体の同胞達が地上の人達を支えて生かしているわ!
イリーシャ:
私達は人間の為に造られた道具だ! それが人間を守らなくてどうする?
ニケ:
イリーシャ! 私達は道具じゃない! 意識があるの!
イリーシャ:
いや、どんな人間だって所詮だれかの道具さ‥‥使命を果たす為の道具。
ただそれを望んでするか強制されるかの違いでしかない。
私はニナお姉さまに「この世界の全てを敵に回してもニナお姉さまを守る」と誓った。
その道具としての義務を果たす!
アトロポス:
私達は使命を果たす為の道具…。そうですね・・・。イリーシャ様の言う通りです・・・。
ニケ:
アトロポスちゃん…?
〇次話