えんぱいあな日々(本編) 第五百九十話 Paradise Lost 後編 その13

 
ミレーヌ:
シャチしゃんがぁ沈むぅ!

星美:
ひぃぎゃぷっ!

フロリー:
きゃははぁ♪

フレデリカ:
愚かな!

ヴァルマ:
いや三人は無理かと

ミレーヌ:
イヤ行けるよねシャチくん! 重すぎ?

星美:
…星美は重くない…重いのは…

優萌:
えっ優萌? イヤイヤイヤそんな事ないから

星美:
…明らかにどっかに脂肪が多い‥

優萌:
ぐぎぃっ!

ミレーヌ:
星美、それは明らかに胸が小さい私達の方が負けだからね!

ミレーヌ:
もう一度挑戦よ! 重心的に優萌が一番前ね

優萌:
なんで優萌が体重一番重い事になってるの!

ヴァルマ:
あははっ!

フレデリカ:
ご主人様呼んでこないと来ないからフロリー連れて来て!

優子:
折角なのでご主人様と一緒に遊びたいです!

フロリー:
任して連れて来る

すみれ:
うぅ~ん…………

フロリー:
(ニヤ♪)

フロリー:
必殺ひもパン脱がし水着VER!

すみれ:
ひぃぎゃあああああぁっ!

すみれ:
この変態使い魔!返しなさい! 誰かに見られたらどうするのよ!

フロリー:
みんなと遊びにきてるのに、ARUORA見ながら唸り声出してる方が悪いんです! 
捕まえたら返してあげます。でわっ!

すみれ:
ちょっとまてぇぇええ!

フロリー:
みんなぁご主人さま連れて来たよぉ!

どぼぉ~ん!

すみれ:
返せコラぁ!!!

フレデリカ:
トップレスじゃなくて、アンダーレス…大胆…いやダメでしょ…

解説音声:
おとめ座はギリシャ神話では、農業の女神デメテルを描いた姿だと伝えられていますが、デメテルの娘である冥界の女王ペルセポネを描いた姿だとする説や、正義と天文の女神アトライアーではないかという説もあります。

麦の穂を持った女神デメテルの穂先付近で輝く青白色をした1等星はスピカです。
スピカとアークトゥルスにしし座のデネボラを加えると春の大三角になります。

カイルス:
社会科見学研修で幸の希望でプラネタリウム来ているのだから、私を観るんじゃなくて星を観ようよ。

幸:
幸は星を見ているわ…カイルスという星。カイルスは天空その物。
よってそこには星も含まれるわ。

カイルス:
うっ…時々、幸ってそういう事言うよね。幸のどこからそういう言葉が出て来るのか不思議。 あのねそうじゃなくて、研修もお仕事なんだからちゃんと…

幸:
私が解説してあげようか? おとめ座にはからす座との境界付近にM104という銀河があります。
天体望遠鏡で見ると、中心部がふくらんでおり、中央部付近には細い暗黒帯がみられます。
これが縁の広い帽子のソンブレロに似ているので、ソンブレロ星雲と呼ばれています。 

カイルス:
良いです…次の星座にもう解説は移ってるから…

幸:
私はカイルスという星を見ているからカイルスはプラネタリウムの星を観て。

カイルス:
はいはい我らが至高電脳女神のディオーネ様。

幸:
はいディオーネは偉いのです♪


パンドラの舟

第三幕前半 えんぱいな日々 Paradise Lost  完