えんぱいあな日々(本編) 第五百九十話 Paradise Lost 後編 その3
ルゥナ:
民の皆様にはご不便をお掛けしますが、どうか協力していただけないでしょうか?
電脳女神ヘスティアーとしてお願いいたします!
ルゥナ:
当面共用インフラでのリソースの提供は停止しておりますので煮炊きや明かりなどは広場にヘスティアーの竈火を私が一日一回灯します。そこから各家庭で用意されている保管クリスタルに規定の分量だけ移し持ち帰りご家庭の中央クリスタルに移して下さい
市民男A:
楽園が消滅した? 大丈夫なのか?
市民男B:
しかし電脳女神様達は全員無事だそうなのだから、どうにかして下さるだろうそれに‥
市民男C:
女神様に頭下げられたら協力するしかなかろう。いつも便利な暮らしを提供してくださってるのだからこういう時に恩返しするベキだ。
リンナ:
今の在庫は引き取ってくれたとして、このリソースじゃお店の焼き釜は無理か…自分の分やくしかないか‥パンケーキかな
市民女A:
あの! わたくし達の生活は当面はどうにかしのげるとして、お仕事はこれだと無理です! 地上の人達の生活が出来なくなると思います!
市民女B:
あと私も働かないと賃金が…でも配給なのかな? でもずっとは困ると思うので! 地上のお仕事をさせてもらって日々生活してるのでそれについては?
市民男D:
市場や商店はわかった。しかし地上の仕事を行う代表として商工会長としてその辺はどうするのかヘスティアー様にお聞きしたい。
ルゥナ:
それについては、地上で執務に当たっているデーメテール大使がオリュンポス全体のシステムトラブルとして地上でお幅な混乱ができだけ起きないように、地上の代用システムを運用することで対応する事に事前になっておりますので心配しないで下さい。 皆さまはいまこの国難を乗り越え、私達が新な楽園からリソースを繋ぐまで混乱せず秩序だって生き抜くことを最優先にして下さい。当然正常になった暁には今まで通り地上の仕事が入り行えます。 その時に賃金など支払いを行う商工事業者様に入金遅滞による遅れを起こさない為にも無利子融資を神殿で用意する予定です。
市民女A:
はいわかりました!ありがとうございます
市民女B:
私達が生き残るのが最優先…生き残れば後は女神様達がもとの状態にしてくださる
市民男D:
女神様わかった、そこまで考えて下さっているなら全面的に商工会で協力させてもらう! いいなわかったな?
市民男B:
会長が仕切らなくてもこのアテナイで神殿の女神様達に協力しない男がいるかよ! なあみんな!
市民男達:
そうだそうだ!(他笑)
リンナ:
あの! 神殿にもご贔屓にしてくださっていただいてますパン屋のリンナです! 店でパンが焼けないと思うので提案なんですが、神殿所のパン釜で大量につくって市民に配ったほうが材料や火などのリソースや手間が少なくて済むと思うので無償で手伝わせてくださると!
市民男C:
こちとら漁師会だがその話だと魚が獲れないなら漁にでられん。力仕事なら無償で手伝うぞ。 神民一体の精神というのだったか? 我らが電脳女神ヘスティアー様
ルゥナ:
はい是非お願いします。アンネ侍従長、ゆめ子近衛隊長。
アンネ:
そうですね各家庭で料理するより商工事業者の方が効率的に料理し市民に提供できるかと。
それと地下井戸から市民の飲料用水を下す作業に男手がいります。
ゆめこ:
各都市へとのポータルや通信手段が途絶えています。その為に昔ながらの徒歩や船での伝令や輸送に頼るほかありません、助けて頂けると有難いです。
ルゥナ:
あの!ボランティアをして下さる方はこのあと神殿所で受付を準備いたしますので! そこでお願いいたします! 今後の取引の参考にもさせていだきますのでどうかふるってご参加を! アンネ侍従長、取りまとめをよろしくお願いします。
アンネ:
畏まりました。
市民男D:
この電脳女神様の方がワシより商い上手いじゃないか?今後の取引きをニンジンにされたら商人は参加するしかなかろう!
市民男C:
会長よりは商い上手ですね!
市民:
あはは(笑声)
ルゥナ:
でわ皆様! よろしくお願いします!
市民達:
女神様も頼むぞ!
よろしくお願いします!
その4 へつづく