えんぱいあな日々(本編) 第五百九十話 Paradise Lost 後編 その8

 
レスフィーナ:
この二人と地上戦やる根性は認めるけど降参しないのは只のバ〇。

ヴァルマ:
う~ん…あれ…

レスフィーナ:
目覚めたかヴァルマ監視官

ヴァルマ:
レスフィーナ先輩‥

レスフィーナ:
試験実施中に意識を失うとは試験担当としてどうなのかな?

ヴァルマ:
センパイ申し訳…ありません…

レスフィーナ:
何故降参しなかった? 地上戦での実力差は一撃で認識できたはずだ

ヴァルマ:
あんな可愛い子達相手に…負けるにしても‥‥一発も反撃できず‥ボロ負けは…

レスフィーナ:
なるほど、恰好つけたかったと…愚かだな。

ヴァルマ:
すいません…それで、この暖かくて、やわらかくて、良い匂いしてて…これは

レスフィーナ:
それは、その可愛い娘達に膝枕されて抱きかかえられてるからだ。

ヴァルマ:
ひぃぐ!

レスフィーナ:
それが降参しなかった理由だそうですよお二人さん♪ くくくっ♪(笑)

優萌:
ヴァルマくん、本当にバカですか? そんな事の為に。 優萌が勝利条件の設定や上限ダメージポイントの設定をしてなかったの知っていて黙っててそのまま。 それであれだけ死ぬようなダメージを只管優萌達に与えられて…

ヴァルマ:
それはボクが判定すれば良いだけで

星美:
…一発目の攻撃とか完全に不意打ちだったし、ダメージ判定があれば一発目ですんで、その後は反撃を与えなためのただ只管の二人での連撃だったし…無理だよ

ヴァルマ:
いや、訓練スペースでの試験とはいえ、戦場ですから不意打ちなどは当然の事でその後の二人の連撃も相手が抵抗を止めないですから当然の…

星美:
…抵抗は出来てなかったのに‥‥星美達がただ只管

優萌:
意地になって倒そうとしてフルボッコにしてただけですから…

ヴェルマ:
ぐぬぅっ‥‥

星美:
…ごめんなさい…喉のここ…いっぱい突いちゃって…痛かったよね…

優萌:
すいませんでした、首のここを…沢山斬ちゃって…あと…頭も‥‥

ヴァルマ:
あのお二人とも何、上鎧をパージしているんですか! それに星美さんの髪が…甘酸っぱい匂い…優萌さん!胸が額に乗ってますよ? あのぉっボクはボクって言ってますけどこれでも女の子でして!

星美:
レスフィーナさんからヴァルマくんは女の子だけどレスポス神殿という所で‥‥女の子と夜伽してるって聞いた‥。 あと…星美は…女の子も好きです

優萌:
優萌は女の子しか好きじゃないので…

ヴァルマ:
そうなんですか…じゃなくてセンパイ何バラしてるんですか!

レスフィーナ:
バラしたというなら、彼女達にキミの立場を話した。 もし彼女達に負けたら、このGRIDの管理電脳女神である彼女達のキミは共有財産だ。 ようは地上でいう言葉の専属メイドだ。 テミスが私を「所有」しているのは、ホイライGRIDにあった生命の樹を先代のテミスが私を倒し管理者になったからだ。 それも話した。

ヴァルマ:
先輩‥‥

レスフィーナ:
当然気づいていると思うが、先ほどの戦闘では魔力が乗っていない。あくまで素のダメージだ。もしあのデバイスに魔力を乗せたらどうなるか? 
まず優萌はウーラノスとフォルゥーナにリンクしているのでそこから魔力が供給される。 星美はウーラノスとアポローンとリンクしているのでそこから魔力が供給される。

ヴァルマ:
!!!

レスフィーナ:
砲撃や打撃がすべてバスターレベルのダメージ。さらに二人同時の大型砲撃ならクラッシャー二発分だ、そのダメージが痛みと衝撃としてキミを襲うことになる。 もう彼女達のここでのデバイスや魔力の乗せ方はキミが寝ている間に私がレクチャーしておいた。

ヴァルマ:
ウーラノス、アポローン、そしてフォルゥーナ…

優萌:
このGRIDの管理者資格と…

星美:
ヴァルマくんを所有する為なら‥‥星美達は辛くても‥‥

優萌:
全・力・全・壊 で…

星美:
撃つよ

レスフィーナ:
さあまだやるかね? 通常GRID二つが完全破壊されるその威力の痛みと衝撃をキミは受けるつもりか?

それよりは…

優萌:
すみれご主人様や幸がハマってる疑似男性器を使った夜伽って優萌も興味あるんだ

星美:
…もし…ヴァルマくんが二人のモノになってくれたら…二人でヴァルマくんの事を抱いてあげるよ?

ヴァルマ:
あぁ‥‥

レスフィーナ:
彼女達のご主人様である天空大邪神ウーラノスすみれさんもこのGRIDの管理維持にどうしてもキミが必要だと私が証言すればお認めならざるえない!

彼女達がこのGRIDを管理し続ける為には彼女達の忠実な下僕が絶対に必要だ。
それがキミだ。

ヴァルマ:
!!

レスフィーナ:
さあ誓え! 我の魂も身もは汝らのモノだと! さあ堕ちてしまえ!

ヴァルマ:
…うっ‥‥愛らしくなまめかしい声と匂いと柔らかさと手の動きで思考が働かない‥

レアスフィーナ:
今ならオマケでキミの地上でのカラダ専用のニューロリンク式疑男性器も付属してやる。

優萌:
ヴァルマくん…優萌達と

星美:
…一緒に…気持ちいコト…しよ?

ヴァルマ:
!!!!!!!!!

ヴァルマ:
我が電脳女神星美アンナケー、我が電脳女神優萌メーティスよ。GRID管理権限を認めさせて頂きます。生命の樹の制御意識ユニットである、このヴァルマをお納め下さいませ。

我は汝らの忠実なる下僕なり、我の身と魂は永劫に汝らのモノです!

星美:
よしよし(頭をなでている)‥わかりました大事します。ヴァルマくん

優萌:
大切にしますヴァルマくん。

レスフィーナ:
これにて生命の樹の制御意識ユニット・ヴァルマ・アルカディアと、このアルカディアGRIDの最高管理権は星美アナンケーにヴァルマの共有権とアルカディア制御コア・メーティスの管理権は優萌メーティスに、スプロール連合より移譲された事を宣言します!

ヴァルマ:
スーハー! 幸せであります!

星美:
‥‥よしよし、いいこ~いいこ♪

レスフィーナ:
ヴァルマ、二人に甘えている所悪いが最初の仕事を!

ヴァルマ:
はい…でももうちょっとだけ…

優萌:
はいぎゅうーー♪

ヴァルマ:
はうっ!

ヴァルマ:
アルカディア生命の樹守護者のヴァルマ・アルカディアがアルカディアの電脳女神アナンケーの名において命じる! 生命の楽園召喚!

ごおおおお(魔法陣が広がっていく)

ピカっ!

ヴァルマ:
楽園召喚。完了です!

星美:
ヴァルマくんありがとう!

優萌:
すごい大きい木! ご苦労様ヴァルマくん♪

ヴァルマ:
どういたしまして星美様、優萌様

星美:
様付けなしで…前通り。

ヴァルマ:
星美、優萌…

星美:
うん♪

優萌:
はい!

レスフィーナ:
アルカディアの聖火は緑色なんだね

ヴァルマ:
そうですね。これからよろしくお願いします。我らが聖地アルカディア。


その9 へつづく