えんぱいあな日々(本編) 第五百九十話 Paradise Lost 後編 その9
すみれ:
優萌がフロリーの監視の目が一週間無いだけですみれに断りもせず下僕を取った…
ルゥナ:
すみれしっかりして。あとこちらではどうやら数時間しか経ってないそうよ
すみれ:
数時間! まさに電光石火…ああ‥‥
すみれ:
使い魔でさえない‥‥男を囲う…完全に性奴隷…
ルゥナ:
まあ何時でも自由になる可愛い男の子って欲しい時もあるよね…思うだけだけど。
ヴァルマ:
あの! ボクは一人称が「ボク」なんで「下僕」と表現したんですが、性別は女の子ですので‥
レスフィーナ:
あの今回の件でヴァルマくんを従えなくてはいけないので「仕方なく」ですから
星美:
…そ‥そう…です…うぅ…
すみれ:
「漢の娘」とかいて「オトコノコ」…優萌もこの沼に‥‥優萌のメイドはボクっ娘メイド…あうっ!
ルゥナ:
衝撃が大きすぎてすみれの意識が! そっか女の子か残念‥‥でもボクっ娘って可愛いよね
フロリー:
そんなのどうでも良いんです。星美はもともと問題にしてません。レスフィーナ先輩の話だと星美は理由があって主従契約を火急的にしなければならならない理由があるので。でもその話だと優萌は関係ない。
優萌はただ愛人をパートナーにもご主人様にも許可なく作っただけ。 ねえ向日葵先輩だったらどうします?
向日葵:
もし梨音が向日葵に何も言わないで愛人つくったら…油を入れた鍋に沈めて。火にかけてゆっくり煮たてて時間をかけて中まで火を通し揚げていきます…うふふっ♪
フロリー:
ようは処刑、それも出来るだけ長く苦しむ方法でってことですよね。
向日葵:
そうです…うふふふっ♪
向日葵:
どうしたのですか梨音。そんなに真っ青な顔して…
テミス:
油の釜茹では介錯もしてやれんな剣はしまうぞ。 さあ優萌の隣に座れ
優萌:
どうやら一人で油揚げになることは避けられた。二人になるだけだけど…
向日葵:
梨音、何故、私は花恋様からクロートーの件の事を聞かなければいけないんですか?
梨音:
弁解の余地もございません。
フロリー:
優萌。弁解はあるか?
優萌:
ありません。
テミス:
希望は、から揚げか?テンプラか?
梨音:
どっちか美味しいかな…
優萌:
先輩それは人によるかと‥‥
梨音:
そうだよね…
向日葵:
助命嘆願が多数入っておりますので許しますけど…二度目はありませんよ
フロリー:
まだ手をつける前であるのと今回のリソース回復の功労により許すけど‥…二度目はないよ
梨音・優萌
解りました‥‥感謝いたします。
テミス:
裁きは以上とする。
ヴァルマ:
センパイ…あの‥‥‥何なんですかコレ…
レスフィーナ:
エンパイアクラブの世界へようこそ‥‥ヴァルマ君‥‥うふっ♪
星美:
一人じゃないからコワクナイよ‥コワクナイ…
ヴァルマ:
ひぎっ!
梨音:
(デウスの沈黙。 そしてディオーネとアナンケーとメーティアの発現と楽園の喪失。そして新たな楽園の接続とデウスのバックアップの接続‥‥)
梨音:
(ピースの整理が出来てない所にこんだけピースが急激に増えたら何が欠けているのかさえワカラナイ。ヒントは…)
すみれ:
優萌のご主人様で星美のご主人様かっこ予定の花路すみれです♪ よろしくねヴァルマくん♪
ヴァルマ:
よ…よろしくお願いしま…す!
優萌:
ちょっとご主人様何色目使ってるんですか! ダメですからね!
星美:
くすす♪
フロリー:
おい我が主まさか狙ってるじゃねえだろうな?
すみれ:
何の事?すみれわからな~い♪
レスフィーナ:
コレ邪神だからねアブナイよ喰われるから
ヴァルマ:
じゃ…邪神!?
梨音:
(すみれ先輩の動きと‥‥)
向日葵:
なんか毎日が合同社員旅行みたいで
ルゥナ:
そうね賑やかね
テミス:
賑やかというより騒がしすぎます…
向日葵:
梨音~リソースというのがここでなら大丈夫なら、ニケに習ったのでお茶を皆さまにお淹れしたいですが良いですかね?
テミス:
向日葵のお茶か!
ルゥナ:
良いわね~! 森のお茶会? 楽園のお茶会かしら♪
梨音:
この球の近くなら…このテラス内なら大丈夫だからみんなに淹れてあげて。
(何か例外的なチカラで無理やりこちらの世界へ呼び出されて)
ミルクと砂糖も作れる? ロイアルミルクティーが飲みたい!
向日葵:
解りました♪
ルゥナ:
この世界でもお茶も料理も苦手な私…
梨音:
(電脳女神アウクソーとオーバーSランクブレインダイバーとして覚醒した…向日葵がこの複雑なtrick(仕掛け)を解き明かす鍵)
その10 へつづく